09月10日の命日 - 芸術家・音楽家

1607年

ルッツァスコ・ルッツァスキ

(1545 - 1607)

作曲家

ルネサンス期イタリアの作曲家。エステ家宮廷でマドリガーレを多く手掛けた。

1545年頃、イタリアで生まれる。フェラーラのエステ家宮廷に仕え、歌唱技術を駆使したマドリガーレを作曲。繊細なテクスチュアと大胆な和声進行が特徴とされる。宮廷の音楽革新に貢献し、後世の室内声楽作品に影響を与えた。 1607年に没し、イタリア・ルネサンス音楽の重要人物として評価される。

1607年ルッツァスコ・ルッツァスキ作曲家 1545年

1807年

ピエール＝アントワーヌ・ドゥマシー

(1723 - 1807)

画家

フランスの画家。建築や都市風景を題材にした作品を制作した。

1723年にフランスで生まれる。パリ王立絵画アカデミーで風景画を学ぶ。建築物や都市景観を精緻に描写し、遠近法表現に優れる。ヴェルサイユ宮殿などの装飾画も手掛ける。 1807年に没し、18世紀フランス絵画に影響を残した。

1807年ピエール＝アントワーヌ・ドゥマシー英語版 1723年

1867年

ジーモン・ゼヒター

(1788 - 1867)

音楽理論家、教育者、作曲家

音楽理論家教育者作曲家

オーストリアの音楽理論家・作曲家。ブルックナーなどを指導。

1788年にオーストリアのザンクト・プルテンで生まれ、神学校で学ぶ。音楽理論と和声法に傾倒し、対位法の研究で高い評価を得る。 1820年代以降ウィーンで教鞭を取り、アントン・ブルックナーなど多くの作曲家を指導。講義は厳格ながらも理論的緻密さが特徴で、教育者として名を馳せた。宗教合唱曲や器楽作品も残し、1867年9月10日に逝去した。

1867年ジーモン・ゼヒター音楽理論家教育者 1788年

1904年

レオ・スターン

(1862 - 1904)

チェリスト

イギリスのチェリストとして19世紀末から20世紀初頭にかけて演奏活動を展開した。室内楽や協奏曲を通じて高い評価を得た。

1862年にロンドンで生まれ、チェロ演奏家としてキャリアをスタートした。彼は卓越した技術と表現力で知られ、ヨーロッパ各地の演奏会で聴衆を魅了した。室内楽団と協奏曲のソリストとして幅広いレパートリーを持ち、当時の新作も積極的に取り上げた。教育者としても後進の指導に努め、多くのチェリストを育成した。1904年に逝去したが、その功績はチェロ音楽の発展に大きく寄与した。

1904年レオ・スターンチェリスト 1862年

1916年

フリードリヒ・ゲルンズハイム

(1839 - 1916)

作曲家

ドイツの作曲家・指揮者・ピアニストで、ロマン派の交響曲や室内楽作品を多く残した。

1839年にハンブルク近郊で生まれ、音楽教育を受けた後作曲家として頭角を現した。代表作に交響曲や弦楽四重奏曲、ピアノ作品などがあり、深い感情表現と緻密な構成が特徴とされる。指揮者として各地のオーケストラを率い、自身の作品の普及に努めた。ピアニストとしても演奏活動を行い、幅広い音楽的才能を発揮した。1916年に没するまで、ヨーロッパの音楽シーンに大きな影響を与えた。

1916年フリードリヒ・ゲルンズハイム作曲家 1839年

1933年

古賀春江

(1895 - 1933)

画家

昭和初期の日本の前衛画家で、マヴォ運動の中心メンバーとして知られる。

1895年に福岡で生まれ、東京美術学校で絵画を学んだ。1923年にマヴォグループを結成し、さまざまな前衛芸術活動を展開した。抽象絵画やコラージュ作品を通じて新しい表現を追求し、国内外の注目を集めた。社会風刺や都市の機械化をテーマにした作品も多く、戦前日本の芸術界に刺激を与えた。1933年に38歳で逝去したが、その革新的な思想は今日まで高く評価されている。

1933年古賀春江 1895年

1934年

ジョージ・ヘンシェル

(1850 - 1934)

音楽家

ドイツ生まれのバリトン歌手、指揮者、作曲家として知られる。

1850年にドレスデンで生まれ、幼少期から音楽に親しむ。ウィーンで歌の修行を重ね、1870年代にデビュー。作曲家ブラームスとは深い交友があり、多くの歌曲を初演。英国に定住後は指揮者としても活躍し、ハノーヴァー王立歌劇場の音楽監督を務めた。ピアニストとしても高い評価を受け、後進の指導にも力を注いだ。 1934年にロンドンで没し、その幅広い功績は現在も語り継がれている。

1934年ジョージ・ヘンシェル音楽家 1850年

1942年

小林秀恒

(1908 - 1942)

挿絵画家

雑誌や書籍で活躍した昭和期の挿絵画家。

1908年に東京で生まれ、絵画を学ぶ。雑誌の挿絵や書籍装丁で独特の美意識を示す。装丁デザインと連動した細部へのこだわりが高く評価された。多くの文芸雑誌で表紙や挿絵を手がけ、読者を魅了。戦後も精力的に活動し、美術展にも作品を出品。 1942年、急逝したが、モダンイラストレーションの先駆者として知られる。

1942年小林秀恒 1908年

1945年

ヴァイノ・ライティオ

(1891 - 1945)

作曲家

フィンランド近代音楽を代表する作曲家。

1891年にフィンランドの炭鉱町で生まれる。ヘルシンキ音楽院で作曲を学び、モダニズムに傾倒。交響詩や協奏曲において独自の和声語法を探求。 1920年代にはフランス印象主義の影響を受けた作品を発表。国内外の音楽祭で作品が取り上げられ、評価を獲得。 1945年に惜しくも逝去し、その革新的な作風は後の世代に影響を与えた。

1945年ヴァイノ・ライティオ 1891年

1975年

ハンス・スワロフスキー

(1899 - 1975)

指揮者、教育者

指揮者教育者

オーストリアの指揮者・教育者。ウィーン音楽院で後進を指導し、多くの名指揮者を輩出した。

1899年オーストリア生まれ。ウィーンで音楽教育を受け、指揮者としてキャリアをスタートさせました。1930年代からウィーン国立音楽院の教授として後進の指導にあたり、カラヤンやムーティなど著名な指揮者を育てました。演奏活動でもヨーロッパ各地のオーケストラを指揮し、高い評価を得ました。教育者としての熱意と厳格な指導法で知られ、20世紀の音楽界に大きな影響を与えました。1975年にその生涯を閉じました。

ハンス・スワロフスキー指揮者教育者 1899年

1993年

ハナ肇

(1930 - 1993)

ミュージシャン、俳優

ミュージシャン俳優

日本のミュージシャン・俳優。『ハナ肇とクレイジーキャッツ』のリーダーとして知られました。

・1930年に生まれ、ジャズを基調としたコメディバンド『ハナ肇とクレイジーキャッツ』を結成しました。・独特のユーモアと音楽性で1950～60年代の大衆文化を彩りました。・音楽活動と並行して俳優として映画やテレビに出演し、多彩な才能を発揮しました。・バンド解散後も俳優業を続け、舞台やドラマで存在感を示しました。・後進のアーティストに影響を与え、文化人としても高く評価されました。・1993年に逝去しましたが、その業績は今も多くの人々に愛されています。

1993年ハナ肇ミュージシャン 1930年

1995年

鈴木章治

(1932 - 1995)

ジャズクラリネット奏者

ジャズクラリネット奏者として国内のジャズシーンを支えた名手。

1932年に生まれた鈴木章治は、ジャズクラリネット奏者として活躍し、多くのバンドやセッションでその卓越した演奏技術を披露しました。スウィングやビバップなど多様なスタイルを自在に操り、暖かくも切れ味のある音色で聴衆を魅了。レコード録音やラジオ放送にも出演し、日本のジャズ普及に貢献しました。後進のミュージシャン育成にも力を注ぎ、ジャズ教育にも携わりました。1995年9月10日に逝去しました。

鈴木章治ジャズクラリネット 1932年