1892年

エドワード・エマーソン・バーナードが木星の衛星アマルテアを発見する。

天文学者エドワード・E・バーナードが木星の第5衛星アマルテアを発見。ガリレオ衛星以外では初の発見。
1892年9月9日、アメリカの天文学者エドワード・エマーソン・バーナードがアマルテアを発見しました。 発見にはリック天文台の36インチ屈折望遠鏡が用いられ、ガリレオ・ガリレイ以来の木星新衛星として注目を集めました。 アマルテアは木星の第5衛星で、不規則な軌道と独特の表面形状が特徴です。 この発見は木星系における衛星研究の進展に寄与し、天文学的観測技術の向上を示す成果となりました。 バーナードは後に土星や小惑星の観測でも功績を残し、19世紀末から20世紀初頭の天文学を代表する人物となりました。
1892年 エドワード・エマーソン・バーナード 木星 衛星 アマルテア
1975年

旧宇宙開発事業団(NASDA)初の人工衛星・技術試験衛星「きく1号」を打上げ。

1975年、旧宇宙開発事業団(NASDA)が技術試験衛星「きく1号」を打ち上げ、日本の宇宙開発が本格化しました。
NASDAの初打ち上げ衛星である「きく1号」は、性能試験や通信実験を目的に開発されました。打ち上げは1975年9月9日に鹿児島宇宙空間観測所から行われ、H-Iロケットで軌道投入に成功。衛星は高度約1,000kmの楕円軌道を周回し、姿勢制御システムや電源系の試験データを収集しました。これにより日本独自の衛星技術が大きく前進し、後続のきく2号・3号の開発へとつながりました。NASDAは後にJAXAへ統合され、日本の宇宙開発を牽引する組織となりました。
1975年 旧宇宙開発事業団(NASDA) きく1号
2001年

2001年9月9日問題。コンピュータ内部で使用している1970年1月1日0時からの経過秒数(UNIX時間)が10桁になり、一部のシステムで障害が出る。

UNIX時間が10桁に到達し、システムで不具合が発生した「9月9日問題」。
2001年9月9日、コンピュータシステムで1970年1月1日0時からの経過秒数を格納するUNIX時間が10桁に切り替わりました。 一部のソフトウェアやハードウェアで桁あふれや日付計算の誤動作が懸念され、時計ずれやログ記録の障害が報告されました。 この「9月9日問題」はY2K問題ほど大規模な混乱には至りませんでしたが、UNIX環境の注意喚起として知られています。 対応策として、ソフトウェア開発者やシステム管理者は時間表現の見直しやパッチ適用に追われました。 以降、システムの長期運用における日付管理の重要性が再認識されました。
2001年9月9日問題 UNIX時間
2016年

北朝鮮が核実験を強行。

北朝鮮が第4回目となる地下核実験を実施し、国際的緊張が高まった。
2016年9月9日、北朝鮮は第4回目の核実験を秘密裏に実施したと公式に発表しました。 同国の国営メディアは「新型熱核装置の爆発実験に成功した」と報じ、実験は地下で行われたとされています。 周辺国や国連は強く非難し、追加制裁決議が検討される事態となりました。 この核実験は核・ミサイル技術の向上と政治的圧力の強化を狙った戦略的挑発と位置づけられています。 以降、地域の安全保障上の緊張はさらに深刻化し、外交的解決の難しさが浮き彫りとなりました。
2016年 北朝鮮 核実験