09月09日

出来事 - 文化・芸術

1884年

エリック・サティが処女作品『アレグロ』を完成させる。

フランスの作曲家エリック・サティが処女作品『アレグロ』を完成。後の前衛的音楽活動の萌芽を示す一作。
1884年、若きエリック・サティは処女作品となるピアノ曲『アレグロ』を完成させました。 この作品はサティの初期の作風をうかがわせる軽快な旋律と簡潔な構成が特徴です。 当時の師事先であるパリ音楽院との関係や、サティ独自の音楽観がまだ成熟途上であった中、創作意欲を示す重要な足跡となりました。 『アレグロ』の完成は、後のノクチュルヌやジムノペディの独特な静寂感や反復技法へとつながる音楽的探求の始まりを告げています。 現存する初稿からはサティの若々しい感性と実験精神が読み取れ、音楽史的にも貴重な作品です。
1884年 エリック・サティ アレグロ
1886年

スイスのベルンで文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約が成立。

1886年、ベルヌで文学的・美術的著作物の国際保護を定めるベルヌ条約が採択された。
1886年9月9日、スイス・ベルンで文学的及び美術的著作物の国際的保護を規定するベルヌ条約が採択されました。 この条約は著作権に関する最初の多国間条約として、著作物の無方式主義や保護期間、帰属権の概念などを定め、各国の国内法整備を促しました。 初版は27か国が加盟し、短期間で世界的な著作権保護の枠組みが構築されました。 後の改正や追加議定書により、映画やレコードなどの新たなメディアも保護対象に加えられ、現代の著作権制度の基礎を築いています。 文化の国境を越えた創作者の権利保護に大きく貢献し、今日まで多くの国が加盟する国際的枠組みとして機能しています。
1886年 スイス ベルン 文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約
1956年

エルヴィス・プレスリーがエド・サリヴァン・ショーに初出演し、視聴率82.6 %を記録する。

エルヴィス・プレスリーがエド・サリヴァン・ショーに初出演し、視聴率82.6％の大記録を樹立しました。ロックンロールの人気を決定づける瞬間となりました。
1956年9月9日、エルヴィス・プレスリーが人気番組『エド・サリヴァン・ショー』に初出演しました。大胆な歌唱とダンスで視聴者を魅了し、放送視聴率は82.6％を記録しました。この出演はロックンロールが大衆文化に浸透する契機となりました。若者を中心に熱狂的な支持を集め、エルヴィスは一夜にして国民的スターの地位を確立しました。以降、彼の音楽とスタイルは世界中に影響を与え続けました。
1956年 エルヴィス・プレスリー エド・サリヴァン・ショー 視聴率 %