384年

ホノリウス

(384 - 423)

西ローマ皇帝

西ローマ皇帝
西ローマ帝国の第2代皇帝。テオドシウス1世の子として生まれ、若くして即位した。
384年にテオドシウス1世の次男として生まれる。 395年、11歳で西ローマ皇帝に即位し、実質的には母親と側近が政治を主導した。 410年にはアラリック率いる西ゴート族にローマが略奪されるなど、外敵の侵入に悩まされた。 帝国内では反乱や権力闘争が絶えず、ホノリウスは度重なる危機に対応を迫られた。 423年に死去し、その統治期の混乱は後の西ローマ帝国滅亡の遠因ともなった。
384年 ホノリウス 423年
文正元年7月30日

足利義稙(義材)

(1466 - 1523)

室町幕府第10代将軍

室町幕府第10代将軍
室町幕府第10代将軍。管領細川氏らとの抗争で一度追放されたものの、再び将軍職に返り咲いた。
1466年に誕生し、1490年に第10代将軍に就任。 1493年の明応の政変で細川政権により京を追われ、一時的に権力を失った。 1508年に応仁の乱の混乱を背景に復権し、再び幕府を率いる立場に返り咲いた。 しかし大名間の対立は続き、幕府権威の回復には苦心を強いられた。 1523年に没し、波乱に満ちた将軍在位期は室町幕府末期の混迷を象徴する。
1466年 文正 7月30日 足利義稙 室町幕府 将軍 1523年
1585年

リシュリュー

(1585 - 1642)

フランス宰相

フランス宰相
ルイ13世の下で中央集権化を推進し、絶対王政の基盤を築いたフランス宰相。
1585年にフランスのクレルモンで生まれる。 1614年に枢機卿に叙任され、1624年からルイ13世の宰相として政治の実権を握った。 国内では貴族の私兵勢力を抑え、中央政府の権限強化と財政改革に取り組んだ。 対外的には三十年戦争に介入し、フランスの国力拡大と国際的地位向上を図った。 1642年に没し、近代フランス国家の礎を築いた政治家として高く評価される。
1585年 リシュリュー フランス 1642年
1618年

ジョアン・セレロールス

(1618 - 1676)

作曲家、ベネディクト会修道士

作曲家 ベネディクト会修道士
スペイン・カタルーニャ出身のベネディクト会修道士で、バロック期の宗教音楽に名を残した作曲家。
1618年にスペイン・カタルーニャ地方で生まれる。 モンセラートのベネディクト会修道院に入り、修道士としての生活を送りながら作曲活動を展開。 多数のミサ曲やモテットを手がけ、濃密なポリフォニー技法が特徴となった。 スペイン・バロック音楽の発展に寄与し、その作品は後世の音楽研究でも高く評価される。 1676年に死去し、宗教音楽の重要な担い手として現在も演奏され続けている。
1618年 ジョアン・セレロールス 作曲家 ベネディクト会 修道士 1676年
宝永元年8月11日

酒井忠寄

(1704 - 1766)

庄内藩第5代藩主

庄内藩第5代藩主
庄内藩第5代藩主として治水や産業振興に取り組み、藩政改革を推進した大名。
1704年に庄内藩主家に生まれる。 1732年に第5代庄内藩主に就任し、財政再建に着手した。 河川改修や新田開発を通じて農業生産を向上させ、領民の生活安定を図った。 藩校を創設して学問を奨励し、文化振興にも力を尽くした。 1766年に死去し、庄内藩の基盤を築いた名君として後世に評価される。
1704年 宝永 8月11日 酒井忠寄 庄内藩 1766年
1737年

ルイージ・ガルヴァーニ

(1737 - 1798)

医学者、物理学者

医学者 物理学者
イタリアの医学者・物理学者。動物電気を発見し、生体電気研究の基礎を築いた。
1737年にボローニャで生まれ、ボローニャ大学で医学と物理学を学んだ。 同大学の教授として解剖学と物理学を教えながら研究を続けた。 1780年代、カエルの脚に電気刺激を与える実験で筋肉の収縮を観察し、動物電気を発見。 この成果は後の生理学や電気化学の発展に大きな影響を与えた。 1798年に死去し、「ガルヴァニズム」と呼ばれる概念を後世に残した。
1737年 ルイージ・ガルヴァーニ 医学者 物理学者 1798年
宝暦元年7月20日

上杉鷹山

(1751 - 1822)

大名、米沢藩第9代藩主

大名 米沢藩第9代藩主
質素倹約と産業振興で財政再建を行った米沢藩第9代藩主。名君として知られる。
1751年に米沢藩主家に生まれる。 1778年に第9代藩主に就任し、藩財政の危機打開に着手した。 倹約令を発布して無駄を省き、絹織物や漆器などの産業振興を推進。 藩士教育や農民支援にも力を入れ、藩内の社会安定を図った。 1822年に死去し、改革に成功した名君として後世に語り継がれる。
1751年 宝暦 7月20日 上杉鷹山 大名 米沢藩 1822年
1778年

クレメンス・ブレンターノ

(1778 - 1842)

小説家、詩人

小説家 詩人
ドイツ・ロマン主義期の詩人・小説家。民話収集と幻想的な表現で知られる。
1778年にフランクフルトで生まれる。 兄ベンヤミンとともにドイツ民話の収集を行い、文学作品に活かした。 詩集『夜想』や小説を著し、幻想的で叙情豊かな作風を確立。 ロマン主義文学に大きく貢献し、後の作家たちに影響を与えた。 1842年に死去し、ドイツ文学史にその名を刻む。
1778年 クレメンス・ブレンターノ 小説家 詩人 1842年
文政8年7月27日

佐竹義堯

(1825 - 1884)

久保田藩第12代藩主・侯爵

久保田藩第12代藩主・侯爵
久保田藩第12代藩主・侯爵。戊辰戦争を経て明治期に侯爵となった大名。
1825年に久保田藩佐竹家に生まれる。 1868年の戊辰戦争で奥羽越列藩同盟に参加するも早期に降伏し、藩を存続させた。 明治維新後に版籍奉還・廃藩置県で家禄を失うが、華族として侯爵に列せられた。 新政府下では教育や地域発展に尽力し、旧領地の復興に取り組んだ。 1884年に死去し、近代日本の転換期を生き抜いた大名として記憶される。
1825年 文政 7月27日 佐竹義堯 久保田藩 侯爵 1884年
1828年

レフ・トルストイ

(1828 - 1910)

小説家

小説家
ロシアの文豪。『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』で人間の本質を描き出した。
1828年にトゥーラ県の貴族の家に生まれる。 大学で法律を学ぶが文学への情熱を抑えきれず文筆に専念。 1869年に『戦争と平和』を完成させ、広大な歴史叙述と人物描写で世界的評価を得た。 1877年に『アンナ・カレーニナ』を発表し、人間心理の深い洞察を示した。 晩年は宗教的・道徳的著作に力を入れ、1910年に没してもなお影響力を保ち続ける。
1828年 レフ・トルストイ 1910年
嘉永3年8月4日

中川久成

(1850 - 1897)

岡藩第13代藩主・伯爵

岡藩第13代藩主・伯爵
江戸時代末期の大名で、岡藩第13代藩主を務めた。明治維新後は華族として伯爵に列せられた。
嘉永3年(1850年)8月4日に生まれ、幼少期から岡藩の当主として育つ。幕末の動乱期には領内の安定維持に努めた。明治元年の版籍奉還により藩知事となり、廃藩置県の実施を指導した。明治17年(1884年)に華族令により伯爵に叙され、華族社会で活躍した。晩年は旧藩主家の代表として社交界や地域振興に関わり、1897年に没した。
1850年 嘉永 8月4日 中川久成 岡藩 伯爵 1897年
嘉永7年閏7月17日

山川健次郎

(1854 - 1931)

教育者

教育者
明治期の教育者で、日本人留学生の先駆者として知られる。帰国後は帝国大学で教鞭を執り、後進の育成に尽力した。
嘉永7年(1854年)閏7月17日に生まれた。若くして欧米に留学し、ケンブリッジ大学で学位を取得した。帰国後は東京帝国大学の教員として数学・物理学を講じ、教育制度の近代化に貢献した。後年は高等教育機関の設立・運営にも関わり、多くの人材を輩出した。晩年まで学術振興と教育改革をライフワークとし、1931年に世を去った。
1854年 7月17日 山川健次郎 教育者 1931年