1907年
小惑星シェヘラザード発見。
ドイツ・ハイデルベルク天文台で小惑星シェヘラザードが発見された。
1907年9月8日、天文学者アウグスト・コップフがハイデルベルク天文台で小惑星シェヘラザードを発見した。
仮符号は1907 RLで、のちにペルシア民話『千夜一夜物語』の登場人物に因んで命名された。
当時の乾板写真撮影法を用いた観測で、従来より精度の高い小惑星探索が可能になった。
シェヘラザードは直径約20キロメートルと推定され、主に岩石で構成されている。
この発見は小惑星帯研究の発展に寄与し、後続の探査計画にも影響を与えた。
小惑星
シェヘラザード
1910年
山田猪三郎が製作した初の国産飛行船「山田式1号飛行船」が初飛行。
山田猪三郎製作の国産飛行船が初飛行に成功した。
1910年9月8日、山田猪三郎が製作した日本初の国産飛行船『山田式1号飛行船』が初飛行を果たした。
全長約31メートル、ガス体積約2,000立方メートルの小型飛行船であった。
東京・豊島園付近で試験飛行し、約5キロメートルの飛行に成功した。
この成果は日本の航空技術発展に大きく貢献し、後の飛行機開発にも影響を与えた。
山田の挑戦は民間航空史における重要な一歩となった。
1910年
山田猪三郎
飛行船
1913年
小惑星ブレンデリア発見。
小惑星ブレンデリアが発見された。
1913年
ブレンデリア
1932年
小惑星シャンタル発見(小惑星番号1707)。
1932年、小惑星1707番『シャンタル』が発見されました。
小惑星シャンタル(1707 Chantal)はアルジェ天文台のフランス人天文学者ルイ・ブワイエが発見しました。
1932年9月8日、ルイ・ブワイエによって初めて観測され、その後女性の名前にちなんで命名されました。
直径は約24kmと推定され、主に小惑星帯に位置しています。
軌道周期は約4.3年で、詳細な軌道要素が観測されています。
この発見は当時の小惑星探索ブームを象徴する一例とされています。
1932年
シャンタル
英語版
小惑星番号
1939年
P 66戦闘機の試作機・V 48が初飛行する。
1939年、アメリカ陸軍航空隊向け試作戦闘機P-66の原型機V-48が初飛行しました。
P-66はノースロップ社が開発した単発単座の高速戦闘機です。
1939年9月8日、原型機V-48が初飛行に成功し、基本性能が確認されました。
その後も改良型が提案されましたが、量産には至りませんでした。
本機はパイロットの視界向上と高速性能が期待されましたが、技術的課題も多く残りました。
試作機は最終的に試験・評価目的でのみ使用され、史料として保存されています。
1939年
P-66戦闘機
1967年
サーベイヤー5号が打ち上げ。
1967年9月8日、米NASAの無人月着陸探査機サーベイヤー5号が打ち上げられました。
サーベイヤー5号はアメリカ初の無人月面着陸探査計画「サーベイヤー計画」の第5号機として打ち上げられました。
このミッションは月面の化学成分分析や地形観測を目的とし、高解像度カメラを搭載。
打ち上げから約三日後に月面着陸に成功し、サンプラーや照相装置で貴重なデータを地球へ送信しました。
月面での着陸精度向上のための技術実証やサンプルの物理分析によって、後のアポロ計画に重要な知見をもたらしました。
サーベイヤー計画は人類初の月面探査を実現し、宇宙探査の歴史に大きな一歩を刻みました。
1967年
サーベイヤー5号
1982年
ボーイング767型機が運用開始。
1982年9月8日、ボーイング社のワイドボディ機「767型」の商業運航が正式に開始されました。
767型は中・長距離路線向けに開発された双発ワイドボディ機で、燃費性能と乗員快適性を両立。
初号機はアメリカン航空に引き渡され、ニューヨーク~ロンドン路線などで運用が始まりました。
最新の空力設計とフライ・バイ・ワイヤ技術が導入され、航空業界における革新的機体として評価されました。
その後、多数の航空会社が導入し、広範な路線網で運航されたことで民間航空の標準機の一つとなりました。
767型は信頼性の高さから貨物機型も派生し、現在に至るまで長期にわたり活躍を続けています。
1982年
ボーイング767
2004年
2年間にわたり太陽風に含まれる粒子を採取していたアメリカの探査機「ジェネシス」が地球に帰還し、サンプル回収カプセルを再突入させる。
探査機「ジェネシス」が太陽風粒子を持ち帰り、画期的なサンプルリターンミッションを成功させました。
アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機「ジェネシス」は2001年に打ち上げられ、約2年間にわたり太陽風中のイオンを採取するミッションを遂行しました。2004年9月8日、サンプル回収カプセルは地球大気圏再突入の後にユタ州の砂漠へ投下され、一部のパラシュート展開に問題が生じたものの、科学者たちは主要サンプルを回収することに成功しました。採取された粒子は太陽の組成や形成過程を解明する貴重なデータを提供し、宇宙物理学研究に大きな貢献をしました。また、このミッションは初期のサンプルリターン技術の進展を示すものとして高く評価されました。その成果は後続の探査計画やサンプルリターン技術の発展に道を開きました。
2004年
太陽風
ジェネシス
2016年
NASAのミッションオサイリス・レックスにてアトラスVが打ち上げられる。
2016年、NASAの小惑星探査機オサイリス・レックスを搭載したアトラスVロケットが打ち上げられた。
2016年9月8日、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地からアトラスVロケットが打ち上げられました。搭載された探査機オサイリス・レックスは小惑星ベンヌへの往復ミッションを目的としています。到着は2018年12月と予定され、現地でサンプルを採取した後、地球へ持ち帰る計画です。ミッションの成功により地球形成時の物質や有機物の起源解明が期待されます。打ち上げは順調に行われ、通信系統や航法装置の初期チェックも無事に完了しました。NASAにとって初のサンプルリターンミッションとして世界中の注目を集めました。
2016年
NASA
オサイリス・レックス
アトラスV