09月08日の命日 - 芸術家・音楽家

1613年

カルロ・ジェズアルド

作曲家

イタリア・ルネサンス後期の作曲家。先進的な和声を用いたマドリガルで知られる。

1566年にナポリ近郊で貴族の家に生まれた。マドリガルを中心に作曲し、劇的な和声変化や半音階的手法を多用した。 1578年に妻と愛人を殺害した罪で処罰を受けたが、音楽活動は続けた。作品は複雑なポリフォニーと実験的な技巧が特徴で、後世に影響を与えた。 1613年に没し、その独創性は近代音楽史における注目点となっている。

1613年カルロ・ジェズアルド作曲家 1566年

1627年

フアン・サンチェス・コターン

(1560 - 1627)

画家

スペイン・バロック期の画家。静物画（ボデゴン）の先駆者として知られる。

1560年にトレド近郊で生まれた。果物や野菜を簡素な背景に並べた静物画（ボデゴン）で一躍注目を浴びた。光と影のコントラストを巧みに用い、物質感を際立たせた技法が特徴的。宗教画や肖像画も手がけ、トレド大聖堂に作品が残る。 1627年に没し、スペイン絵画史における静物画の礎を築いた。

1627年フアン・サンチェス・コターン画家 1560年

1636年

ジョヴァンニ・セメンツァ

(1583 - 1636)

画家

イタリアの初期バロック期に活動した画家。詳細は不明だが宗教画に従事したとされる。

1583年に生まれ、活動地域や師事した流派は明らかでない。現存する記録や作品は限られており、その生涯には謎が多い。当時のイタリア教会からの依頼で宗教画を制作した可能性が指摘される。同時代の画家との関係や影響関係については資料が乏しい。 1636年に没したと伝えられているが、詳細は不詳のままである。

1636年ジョヴァンニ・セメンツァイタリア語版 1583年

1727年

ジュゼッペ・バルトロメオ・チアリ

(1654 - 1727)

画家

イタリア・バロック期の画家で、17世紀後半から18世紀初頭にかけて活躍しました。

1654年にイタリアで生まれ、バロック美術を代表する一人として知られています。宗教画や宮廷画を中心に制作し、華やかな色彩と繊細な描写を特徴としました。ローマを拠点に活動し、多くの教会や貴族から制作依頼を受けました。師のカルロ・マッティによる古典的な手法を受け継ぎつつ独自の作風を確立。 1727年に没し、多くの作品が現在もイタリア各地の美術館に所蔵されています。

1727年ジュゼッペ・バルトロメオ・チアリ 1654年

1757年

ユスト・ヴィーデヴェルト

(1677 - 1757)

彫刻家

バロック期のドイツを代表する彫刻家で、教会装飾などを手がけました。

1677年にドイツで生まれ、バロック彫刻の美を体現する作品を数多く制作。宗教施設や宮殿の彫刻装飾で名声を得て、立体的な表現と豊かな動きが特徴です。人物像から装飾細部まで精緻に彫り込む技巧は同時代の芸術家に影響を与えました。複数の都市で王侯や教会からの注文を受け、幅広い活動を展開。 1757年に亡くなりましたが、その作品は現在も保存・展示されています。

1757年ユスト・ヴィーデヴェルトドイツ語版 1677年

1858年

マティルデ・マレンキーニ

(1779 - 1858)

画家

イタリアの女性画家。19世紀に肖像画を中心に活動し、貴族や上流階級の作品を手がけた。

マティルデ・マレンキーニ（1779年-1858年）は、イタリアの肖像画を得意とした女性画家。フィレンツェを拠点に貴族や上流階級のポートレートを多く制作した。細密な描写と繊細な色彩表現が特徴で、当時としては珍しい女性アーティストとして注目を集めた。サロンや展覧会にも参加し、美術界に一定の評価を残した。その作品は女性画家の先駆者として、後世の研究対象にもなっている。

1858年マティルデ・マレンキーニ英語版 1779年

1922年

レオン・ボナ

(1833 - 1922)

画家

フランスの画家で、卓越した肖像画技法で知られる。

1833年にフランスで生まれる。パリで美術を学び、イタリアに渡って古典絵画に親しむ。帰国後、第三共和政期の政治家や文化人の肖像画で高い評価を得る。パリ国立高等美術学校（エコール・デ・ボザール）の校長を務め、多くの画家を育てた。写実的な筆致と光の表現に優れ、市場でも高い人気を博す。 1922年9月8日に逝去。

1922年レオン・ボナ画家 1833年

1947年

ヴィクトール・オルタ

(1861 - 1947)

建築家

ベルギーの建築家。アール・ヌーヴォーの代表的存在として知られる。

1861年ベルギー・ブリュッセル生まれ。フランス学士院建築賞を受賞後、アール・ヌーヴォー様式を確立。代表作にタッセル邸やオルタ美術館などがあり、細部まで装飾を施したデザインが特徴。その革新的な建築手法は後の世代に大きな影響を与え、世界遺産にも登録された。 1947年に逝去。

ヴィクトール・オルタ建築家 1861年

1949年

リヒャルト・シュトラウス

(1864 - 1949)

作曲家

ドイツの作曲家。交響詩やオペラで知られる浪漫派後期の巨匠。

1864年ドイツ・ミュンヘン生まれ。交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』やオペラ『サロメ』『エレクトラ』などで名声を得た。豊かなオーケストレーションとドラマティックな音楽性で、浪漫派から現代への橋渡し役を果たした。演奏家としても活動し、しばしば指揮を行った。 1949年に逝去。

1949年リヒャルト・シュトラウス 1864年

1952年

ウィリアム・フレデリック・ラム

(1883 - 1952)

建築家

アメリカの建築家。 20世紀初頭に活動し、実用的なデザインを追求した。

1883年生まれ。アメリカ国内で公共施設や商業建築の設計を手掛けた。機能性を重視したデザインで知られ、シカゴ学派の影響を受けた。近代建築の基礎を築く一翼を担い、多くの後進に影響を与えた。 1952年に逝去。

1952年ウィリアム・フレデリック・ラム英語版 1883年

1954年

アンドレ・ドラン

(1880 - 1954)

画家

フランスの画家。フォーヴィスムの旗手として知られ、鮮やかな色彩と大胆な構図が特徴。

1880年フランス生まれ。 20世紀初頭にアンリ・マティスらとともにフォーヴィスムを創始。鮮烈な色彩と自由奔放な筆致で風景画や肖像画を制作。第一次世界大戦後は古典的な作風に回帰。パリ美術界で活躍し、多くの展覧会で評価を獲得。 1954年に没。

アンドレ・ドラン画家 1880年

1956年

オスカル・カウフマン

(1873 - 1956)

建築家

ドイツの建築家。劇場や公会堂など公共施設の設計で知られる。

1873年ドイツ生まれ。ミュンヘンで建築を学び、20世紀初頭から活躍。フランクフルトのアルテ・オーパーやベルリンの公会堂などの設計を手がけた。機能性と装飾性を併せ持つアール・ヌーヴォー様式で高い評価を受けた。戦間期の都市計画に影響を与え、後進の建築家を指導。 1956年に没。

1956年オスカル・カウフマン建築家 1873年