09月08日の誕生日 - 作家・文学者

1474年

ルドヴィーコ・アリオスト

(1474 - 1533)

詩人

イタリア・ルネサンス期の詩人で、叙事詩『狂えるオルランド』で知られる文学者です。

1474年にフェラーラ近郊で生まれ、パドヴァ大学で学んだ。法務官として働きながら詩作に励み、イタリア宮廷で活躍した。代表作『狂えるオルランド』は叙事詩として高く評価され、後世に大きな影響を与えた。風刺や人間心理の描写に優れ、同時代の作家からも賞賛を受けた。文学以外にも版画の収集や文芸論の執筆に関わる多才な人物だった。1533年に没すると、彼を記念するモニュメントが各地に建立された。

1474年ルドヴィーコ・アリオスト詩人 1533年

1767年

アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲル

(1767 - 1845)

文学者、翻訳家、文献学者、評論家

文学者翻訳家文献学者評論家

ロマン主義運動の評論家で、シェイクスピア作品のドイツ語訳で知られる文学者。

1767年にハノーファーで生まれる。ベルリン大学で学び、ヨーロッパ各地で翻訳・評論活動を展開。文学批評や比較文献学の分野で多くの業績を残し、特にシェイクスピア作品のドイツ語訳で知られる。弟フリードリヒ・シュレーゲルとともにロマン主義を牽引。後年はボン大学でサンスクリット語学を教授し、文献学の発展に寄与。 1845年に没し、近代文芸批評の基礎を築いた。

1767年アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲル文学者翻訳家文献学者評論家 1845年

1804年

エドゥアルト・メーリケ

(1804 - 1875)

詩人

ドイツのロマン主義詩人。繊細な自然描写と宗教的主題で知られる。

1804年にバーデン大公国で生まれる。若くして詩作を始め、『マリアの旅』などで注目を集めた。牧師としての経験が詩風に影響を与え、信仰と自然を融合させた作品を多く残す。ロベルト・シューマンやヒューゴ・ヴォルフなど多くの作曲家に詩を提供した。晩年は翻訳と編集に従事し、1875年に没。ロマン主義詩人の代表として評価される。

1804年エドゥアルト・メーリケ 1875年

1830年

フレデリック・ミストラル

(1830 - 1914)

詩人

南フランス出身のオクシタン語詩人で、ノーベル文学賞受賞者。

1830年フランス・フローレンスに生まれる。母語のオクシタン語による詩作を推進し、プロヴァンス文化の復興を目指す。代表作『ミラと平野』などで知られ、南仏の伝統を豊かに描写。 1904年にノーベル文学賞を受賞し、地域文化の重要性を世界に示した。政治活動家としても地域言語保護に取り組み、「フルーベ教団」の創設に関与。 1914年に逝去。

1830年フレデリック・ミストラル詩人 1914年

1831年

ヴィルヘルム・ラーベ

(1831 - 1910)

小説家

19世紀ドイツの小説家で、リアリズム文学を代表する人物。

1831年ドイツ北部に生まれる。法学を学びながら文筆を始め、やがて小説家として頭角を現す。『小説家の娘』などの作品で写実的な描写と人間観察に定評がある。ユーモアと社会批評を織り交ぜた文体で、市民社会を生き生きと描写。生涯にわたり多数の作品を発表し、ドイツ文学に大きな影響を与えた。 1910年に逝去。

1831年ヴィルヘルム・ラーベ 1910年

1836年

高崎正風

(1836 - 1912)

志士、歌人、作詞家

志士歌人作詞家

幕末期の志士で、歌人や作詞家としても活躍した明治維新の担い手。

1836年美濃国（現在の岐阜県）に生まれる。長州藩士として尊皇攘夷運動に参加し、幕末の動乱期に活動。歌人として漢詩や和歌を多数残し、芸術面でも才能を示す。明治維新後は政府に仕え、祝祭歌や軍歌の作詞に関与。伝統と新時代の価値観を融合させた詩作は当時の文化に影響を与えた。 1912年に逝去。

1836年高崎正風 1912年

1863年

W・W・ジェイコブズ

(1863 - 1943)

小説家

イギリスの小説家・短編作家。『猿の手』で知られる怪奇小説の名手。

1863年にイギリスで生まれ、新聞記者を経て作家として活動した。特に怪奇短編『猿の手』(The Monkey's Paw)が世界的に評価された。ユーモアと不気味さを織り交ぜた作風で読者を魅了した。 1920年代まで精力的に執筆を続け、多数の短編集を刊行した。 1943年に没し、その作品はホラー文学の古典と位置づけられている。

1863年 W・W・ジェイコブズ小説家

1866年

アマリア・プガ・デ・ロサダ

(1866 - 1963)

作家

ペルー出身の作家で、詩や小説を通じて20世紀前半の文学発展に寄与した人物。

アマリア・プガ・デ・ロサダは1866年にペルーのカハマルカで生まれました。リマで教育を受け、詩や短編小説を雑誌に発表しました。女性の視点から日常生活や社会問題を描いた作品で知られています。詩集や物語集を刊行し、当時の文壇において女性作家としての地位を確立しました。1963年に没するまで、南米文学の発展に貢献しました。

1866年アマリア・プガ・デ・ロサダ英語版 1963年

1873年

アルフレッド・ジャリ

(1873 - 1907)

小説家、劇作家

小説家劇作家

フランスの小説家・劇作家で、前衛的な演劇作品『ユビュ王』や独自のパタフィジックス概念を提唱した人物。

アルフレッド・ジャリは1873年にフランスで生まれました。パリ大学で学び、風刺的かつ不条理な演劇作品『ユビュ王』を1896年に発表しました。『ユビュ王』はその斬新な構成と過激な表現で、後のダダイスムやシュルレアリスムに大きな影響を与えました。また、ジャリは『パタフィジックス』という独自の哲学概念を提唱し、文学と思想の境界を拡張しました。短い生涯の中で詩や小説も手がけ、数々の革新的な作品を残しました。1907年に34歳で早世しました。

1873年アルフレッド・ジャリ小説家劇作家 1907年

1882年

阿武天風

(1882 - 1928)

小説家

1882年阿武天風 1928年

1903年

ジェーン・アーバー

(1903 - 1994)

作家

イギリスの小説家。恋愛小説を中心に執筆した。

1903年に生まれ、20世紀中頃に活躍した。恋愛小説やロマンス作品を多く発表し、読者の共感を呼ぶ。繊細な心理描写が特徴で、海外でも翻訳されて読まれた。大衆文学の一翼を担い、多くのファンを獲得。 1994年に逝去し、その作品は今も読み継がれている。

ジェーン・アーバー英語版

1923年

ラスール・ガムザートフ

(1923 - 2003)

詩人

ダゲスタン出身の詩人。アワル語で民族的な詩作を行った。

1923年ダゲスタンで生まれた。アワル語で詩と散文を執筆し民族文化の復興を訴えた。ダゲスタン大学で教鞭を執り後進を育成。『私は愛国者です』などの代表作がある。ソ連文学賞を受賞し国内外で高く評価。 2003年に没し、文化遺産に貢献した。

1923年ラスール・ガムザートフ 2003年