09月08日の誕生日 - 科学者・研究者

1588年

マラン・メルセンヌ

(1588 - 1648)

数学者

17世紀フランスの数学者・自然哲学者。メルセンヌ素数の研究で知られる。

1588年にフランスで生まれ、カトリック教会の司祭としての職務を担いながら数学や物理学、音楽理論の研究を行った。メルセンヌ素数や音響学の研究で名高く、ヨーロッパの学者との広範な書簡交流を通じて科学コミュニティの形成に貢献した。代表的著作に『音楽の調和について』や数学論文があり、ガリレオやデカルトとも交流した。1648年に没し、その学術ネットワークと業績は近代科学の発展に大きな影響を与えた。

1588年マラン・メルセンヌ 1648年

1611年

ヨハン・フリードリヒ・グロノヴィウス

(1611 - 1671)

古典学者

17世紀ドイツの古典学者。ラテン文学の注釈で知られる。

1611年に生まれ、ライプツィヒ大学やライデン大学で学び、古代ギリシア・ローマの文学研究に従事した。ホラティウスやプルタルコスなどの著作に注釈を施し、学術書を多数出版した。ヨーロッパ各地の学者と交流を重ね、古典研究の発展に寄与した。1671年に没するまで、古典学の権威として高く評価された。

1611年ヨハン・フリードリヒ・グロノヴィウス英語版 1671年

1814年

シャルル・エティエンヌ・ブラッスール・ド・ブールブール

(1814 - 1874)

カトリック司祭

フランスのカトリック司祭で、古代メソアメリカ文明研究の先駆者。

1814年にフランスで生まれ、司祭としての活動と研究を並行。メキシコやグアテマラで古代マヤ文明の碑文や遺跡を調査。多くの写本を収集・翻刻し、中南米の歴史をヨーロッパに紹介した。著書『ユカタンの卜占書』などで考古学と民族学に大きな足跡を残す。 1874年に没し、南北アメリカ研究の礎を築いた。

1814年シャルル・エティエンヌ・ブラッスール・ド・ブールブールカトリック司祭 1874年

1822年

カール・フォン・ディトマール

(1822 - 1892)

地質学者

バルト地方出身の地質学者・探検家。カムチャツカ半島の調査で知られる。

1822年、エストニア（当時ロシア帝国領）に生まれる。ハイデルベルク大学で学び、地質学と博物学を修める。 1845年から1849年にかけてカムチャツカ半島や沿海州を探検し、詳細な地質学的調査を実施。その成果は『カムチャツカ探検記』としてまとめられ、ロシア極東学の発展に寄与。帰国後もヨーロッパ各地で研究を続け、豊富なフィールドワークの記録を残した。 1892年に逝去。

1822年カール・フォン・ディトマール英語版

1848年

ヴィクトル・マイヤー

(1848 - 1897)

化学者

ドイツの化学者。揮発物質の密度測定法を開発し、有機化学の基礎を築いた。

1848年にハンブルクで生まれたドイツの化学者。揮発物質の密度を測定するヴァプール密度測定法を考案した。アルコールやエーテル類の研究を通じ、構造決定に貢献した。有機化学の分野で多くの実験手法を確立し、教育者としても後進を育成した。 1897年に亡くなったが、その功績は化学分析の基礎を築いた。

1848年ヴィクトル・マイヤー化学者 1897年

1854年

ハインリヒ・クロイツ

(1854 - 1907)

天文学者

ドイツの天文学者。彗星や小惑星の観測で功績を残した。

1854年にドイツで生まれ、天文学の研究に没頭した。彗星や小惑星の発見・観測を行い、軌道計算に貢献した。多くの天体観測結果をまとめ、天文学会で高く評価された。講師として後進の教育にも携わり、天文台の運営を支えた。 1907年に逝去したが、観測データはその後の研究に活かされた。

1854年ハインリヒ・クロイツ天文学者 1907年

1856年

ヨハネス・ヴィルジング

(1856 - 1943)

天文学者

ドイツの天文学者。天体観測と軌道計算の研究で知られる。

1856年にドイツで生まれた天文学者。天体観測や軌道計算の研究を行い、学術誌に論文を多数発表した。天文台の運営にも参加し、観測技術の発展に貢献した。若手研究者の育成にも力を注ぎ、教育者としての顔を持った。 1943年にその生涯を閉じた。

1856年ヨハネス・ヴィルジング 1943年

1864年

ヤーコプ・フォン・ユクスキュル

(1864 - 1944)

生物学者

エストニア出身の生物学者。生物学的記号学の概念を提唱した先駆者。

1864年にエストニアの貴族階級に生まれた。動物行動学や生物学的記号学（バイオセミオティックス）の基礎を築いた。『環世界 (Umwelt)』の概念を提唱し、個々の生物が環境をどのように認識するかを探求した。後進の研究者に大きな影響を与え、生態学や動物行動学の発展に寄与した。 1944年に亡くなったが、環世界理論は現代の生命科学においても重要視されている。

1864年ヤーコプ・フォン・ユクスキュル生物学 1944年

1864年

レオナルド・ホブハウス

(1864 - 1929)

社会学者、政治学者、倫理学者、ジャーナリスト

社会学者政治学者倫理学者ジャーナリスト

英国の社会学者・政治思想家で、近代自由主義の理論を確立した人物。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで初の社会学教授を務めた。

レオナルド・ホブハウスは1864年にイギリスで生まれました。オックスフォード大学で学び、後にロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで初の社会学教授に就任しました。社会学と倫理学の融合を試み、自由主義の理論を体系化しました。1911年の著書『自由主義』では個人の自由と社会的責任の両立を説き、福祉国家の概念にも影響を与えました。ジャーナリストとしても活躍し、政治学の分野でも多くの論文を発表しました。1929年に没するまで、社会改革と民主主義の発展に尽力しました。

レオナルド・ホブハウス社会学者政治学者倫理学者ジャーナリスト 1929年

1881年

井戸泰

(1881 - 1919)

医学者

井戸泰 1919年

1892年

ハインリッヒス・スクーヤ

(1892 - 1972)

藻類学者、植物学者

藻類学者植物学者

ラトビア出身の藻類学者・植物学者。藻類の分類研究で知られた。

1892年にロシア帝国領ラトビアで生まれた。\nリガ大学で植物学を専攻し、藻類学の研究に没頭した。\nバルト海沿岸や淡水域の藻類を調査し、多数の新種を記載した。\n学術論文やモノグラフを通じて藻類の分類体系の構築に貢献した。\n1972年に没し、その業績は現代の藻類学研究にも影響を与えている。

1892年ハインリッヒス・スクーヤ藻類学者植物学者 1972年

1893年

坪井誠太郎

(1893 - 1986)

地質学者

1893年坪井誠太郎地質学者 1986年