09月07日の命日 - 政治家・指導者

嘉平3年8月5日

司馬懿

(179 - 251)

魏の政治家

三国時代の魏で重臣を務めた政治家・軍人。後の晋王朝創始者、司馬氏の礎を築いた人物です。

・曹魏に仕え、巧みな戦略と合従連衡で頭角を現した。・諸葛亮とは数度にわたり北伐をめぐる攻防を繰り広げた。・曹叡の死後、皇族に代わり実権を掌握し、後に太傅となる。・死後、子孫の司馬師・司馬昭が実権を継承し、晋王朝設立へとつながる。・学識にも長け、内政・軍政で高い評価を受けた。

251年嘉平 8月5日司馬懿魏政治家 179年

天平9年8月5日

藤原宇合

(694 - 737)

奈良時代の公卿

奈良時代の有力な公卿で、藤原氏の四兄弟の一人として知られます。

・藤原不比等の子として生まれ、四兄弟の一角を占めた。・右大臣や参議など要職を歴任し、朝廷で大きな影響力を持つ。・称徳天皇の政務を支え、律令制の整備に携わった。・天平の大飢饉や天然痘流行の時期に、朝廷運営に奔走。・没後も子孫が式家と呼ばれる有力家系として栄えた。

737年天平藤原宇合奈良時代公卿 694年

1151年

ジョフロワ5世

(1113 - 1151)

メーヌ伯、アンジュー伯、ノルマンディー公

メーヌ伯アンジュー伯ノルマンディー公

アンジュー伯・ノルマンディー公として知られる「プランタジネット」の祖。

・1113年生まれ、『プランタジネット』の名は彼の植えたコウブシから。・1129年にアンジュー伯を継承し、1144年にはノルマンディー公も称する。・イングランド王位継承争いで妹マティルダを支持し、「百年戦争」の布石を築く。・1150年頃、フランス北西部の拡大に努め、領土を確固たるものに。・死後、息子ヘンリー2世がイングランド王となり、プランタジネット朝を開く。

1151年ジョフロワ5世アンジュー伯ノルマンディー公 1113年

1354年

アンドレア・ダンドロ

(1307 - 1354)

ヴェネツィアのドージェ

14世紀のヴェネツィア共和国を率いたドージェで、歴史家としても知られる。

・1307年生まれ、1343年に第55代ドージェに選出される。・在位中に発生した黒死病への対応や防疫策を実施。・共和国の法制改革を進め、商業活動の基盤整備に努めた。・文筆家として『Chronicon Venetum』を著し、ヴェネツィアの歴史を記録。・死後も政治改革と歴史記述で後世に大きな影響を残した。

1354年アンドレア・ダンドロヴェネツィアドージェ 1307年

1464年

フリードリヒ2世 (ザクセン選帝侯)

(1412 - 1464)

王族

ヴェッティン家出身のザクセン選帝侯としてドイツ中央政界で活躍。

・1412年生まれ、1428年に父マルクト公の死去に伴い選帝侯位を継承。・神聖ローマ帝国の選帝侯として帝国会議に参加し、選帝侯の権限を行使。・ハンザ同盟都市との関係構築や国内法整備に務める。・フス戦争の影響を受けた地域安定化に努め、内政を安定化。・芸術・学芸の庇護者としても知られ、文芸復興の先駆的役割を果たした。

1464年フリードリヒ2世 (ザクセン選帝侯) 1412年

1496年

フェルディナンド2世

(1469 - 1496)

ナポリ王

アラゴン家出身でナポリ王国を短期間統治した王。

・1469年生まれ、父フェルディナンド1世の跡を継いで1495年に即位。・即位直後には貴族反乱や外敵の侵入に対処。・財政再建や都市防衛の強化を推進し、国力の回復を図る。・治世は短く、1496年に薨去。治績は限定的ながら次代への基盤を残す。・芸術・文化支援にも関心を示し、ルネサンス文化の受容を促進。

1496年フェルディナンド2世ナポリ王 1469年

1548年

キャサリン・パー

(1512 - 1548)

イングランド王ヘンリー8世の妃

イングランド王ヘンリー8世の最後の妃として知られる王妃兼著述家。

キャサリン・パーは1512年に生まれ、1543年にヘンリー8世と結婚して王妃となった。プロテスタント思想を支持し、宗教改革推進に理解を示した。教育に熱心で、自身も宗教書や詩歌の著作を残し、宮廷文化に影響を与えた。夫の死後も高い政治的知見を持ち、摂政として王太子ヘンリーの教育にも関与した。 1548年に没し、イギリス史における女性知識人の先駆けとされる。

1548年キャサリン・パーイングランド王ヘンリー8世 1512年

寛永5年8月10日

井上正就

(1577 - 1628)

江戸幕府老中

江戸幕府の老中として幕政運営に深く関わった大名。

井上正就は1577年に生まれ、大坂の陣後に家督を継ぎ幕府の重臣となった。寛永年間に老中として登用され、幕藩体制の確立や外交交渉に尽力した。佐幕派と公儀派の調整を図り、幕政の安定化に寄与した。政策立案や寺社管理、財政改革など多岐にわたる業務を統括した。 1628年8月10日に没し、その手腕は後の老中制度に影響を与えた。

1628年寛永 8月10日井上正就江戸幕府老中 1577年

1809年

ラーマ1世

(1737 - 1809)

タイ国王、チャクリー王朝創始者

タイ国王チャクリー王朝創始者

タイのチャクリー王朝を創始し、バンコクを新都に定めた初代国王。

ラーマ1世（1737-1809）は、タイ王国チャクリー王朝の創始者。本名はトーン・ドゥアンとして知られ、クメール戦争で武功を挙げた。 1782年に王位を継承し、旧都アユタヤに代わりバンコクを首都と定めた。中央集権体制の強化や法典の整備を推進し、国家の安定を図った。仏教の保護にも力を入れ、ワット・プラケーオなど多くの寺院を建立。文学や芸術の振興にも尽力し、タイ文化の基礎を築いた。 1809年に没し、その業績は現在もタイの国家アイデンティティに影響を与えている。

1809年ラーマ1世タイチャクリー王朝 1737年

1902年

エンリケ・ガスパール

(1842 - 1902)

外交官、作家

外交官作家

スペインの外交官・劇作家。『月のロビンソン一家』など科学小説の先駆的作品で知られる。

エンリケ・ガスパール（1842年-1902年）はスペイン出身の外交官・作家です。フランスなどの公使館に勤務しつつ、多くの戯曲や小説を執筆しました。 1864年発表の『月のロビンソン一家』は地球外探査を題材にした先駆的な科学小説とされます。ユーモアと幻想を交えた作風で、ヨーロッパ各地で上演・翻訳されました。政界にも影響を与え、文化外交の促進に貢献しました。

エンリケ・ガスパール 1842年

1933年

エドワード・グレイ

(1862 - 1933)

イギリス外相

イギリスの政治家。外相として第一次世界大戦開戦期の外交を担った。

エドワード・グレイ（1862年-1933年）はイギリスの政治家です。 1905年から1916年まで外相を務め、第一次世界大戦前後の外交を主導しました。『灯が消えようとしている』という名言で戦時下の緊張を象徴。平和維持と同盟関係の構築に努力し、国際社会に大きな影響を与えました。外交手腕と長期政権は英国の外交政策に深い足跡を残しました。

1933年エドワード・グレイイギリス外相 1862年

1948年

藍川清成

(1872 - 1948)

弁護士、実業家、政治家、元愛知電気鉄道社長

弁護士実業家政治家元愛知電気鉄道社長

弁護士出身の実業家・政治家。愛知電気鉄道の社長として地域交通網の整備に尽力した。

1872年に生まれ、東京帝国大学法科を卒業後、弁護士としてのキャリアをスタート。愛知電気鉄道社長として地域交通網の拡充を推進し、名古屋圏の発展に寄与。政治家として県会議員や政党活動に参画し、インフラ整備や産業振興を目指した。実業と政治を両立させ、地域社会の発展に幅広く貢献した。

藍川清成愛知電気鉄道名古屋鉄道 1872年