09月07日の誕生日 - 科学者・研究者

正応4年8月13日

洞院公賢

(1291 - 1360)

太政大臣・有職故実学者

南北朝時代の公卿・学者。太政大臣として朝廷を統括し、有職故実学を大成した。

1291年に誕生し、幼少より和歌や礼式に親しむ。南北朝期に太政大臣に任じられ、朝廷の政務を担当。有職故実（礼式・装束の伝統）研究を深め、古典の校訂に努めた。学問と政治を結びつける稀有な存在として高く評価される。 1360年に没し、その業績は後世の儀礼研究に大きな影響を与えた。

1291年正応 8月13日洞院公賢太政大臣有職故実 1360年

1707年

ビュフォン

(1707 - 1788)

博物学者、数学者、植物学者

博物学者数学者植物学者

18世紀フランスの博物学者・数学者・植物学者。『博物誌』で自然界を体系化した。

1707年、フランス・モンバゾンに生まれる。生物分類や地質学に関する広範な研究を実施。『博物誌』全36巻を著し、博物学の基礎を築く。数学や統計学にも関心を示し、科学的方法の発展に寄与。 1788年に没し、その業績は近代自然科学に大きな影響を与えた。

1707年ビュフォン博物学者数学者植物学者 1788年

1810年

ヘルマン・ハインリヒ・ゴッセン

(1810 - 1858)

経済学者

ヘルマン・ハインリヒ・ゴッセンは19世紀ドイツの経済学者で、限界効用理論を提唱した。

ヘルマン・ハインリヒ・ゴッセンは19世紀ドイツの経済学者で、限界効用理論を初めて体系的に提唱した。 1810年に生まれ、独学で経済学研究に励んだ。 1854年に刊行した『統一の法則』でゴッセンの法則（効用逓減の法則）を提示した。当時は注目されなかったものの、マルクスやワルラスらに影響を与えた。 1858年に没し、その理論は現代経済学の基礎概念の一つとなった。

1810年ヘルマン・ハインリヒ・ゴッセン経済学者 1858年

1829年

フリードリヒ・ケクレ

(1829 - 1896)

化学者

ベンゼンの環状構造を提案したドイツの化学者。

1829年にドレスデン近郊で生まれ、ベルリン大学で化学を学ぶ。1865年にベンゼンの環状構造式を初めて提唱し、芳香族化合物の理解を大きく前進させた。分子構造に関する理論的研究で知られ、有機化学の発展に貢献。後年は大学教授として多くの研究者を育成した。1896年に没し、化学史にその名を刻んだ。

1829年フリードリヒ・ケクレ化学者 1896年

1836年

アウグスト・テプラー

(1836 - 1912)

物理学者

シュリーレン法を発明したドイツの物理学者。

1836年にプロイセン王国で生まれ、ベルリン大学で物理学を学ぶ。1864年に光の屈折を利用した流体可視化技術「シュリーレン法」を発表。雷電や誘電体の研究、写真技術の改良にも取り組み、実験装置を多数開発した。後に大学で教鞭をとり、多くの研究者を育成。1912年に没し、実験物理学の発展に大きな足跡を残した。

1836年アウグスト・テプラー英語版物理学者 1912年

1890年

カルロス・パオレーラ

(1890 - 1960)

都市計画家

1890年カルロス・パオレーラ都市計画家 1960年

1913年

セメレーニ・オスヴァルド

(1913 - 1996)

言語学者

言語学者。研究分野や業績の詳細は不明です。

1913年セメレーニ・オスヴァルド言語学者 1996年

1914年

ジェームズ・ヴァン・アレン

(1914 - 2006)

物理学者

アメリカの物理学者。地球周辺の放射線帯「ヴァン・アレン帯」を発見した。

1914年にアイオワ州で誕生。中性子物理学を専門とし、第二次世界大戦中は高高度気球による放射線研究に携わった。1958年、初の人工衛星「エクスプローラー1号」の観測装置で地球周辺の放射線帯を検出し、ヴァン・アレン帯と命名された。その業績により、1960年にアメリカ国立科学賞を受賞。宇宙物理学の開拓者として後進に大きな影響を与えた。

ジェームズ・ヴァン・アレン 2006年

1915年

伊藤清

(1915 - 2008)

数学者

日本の数学者。確率解析と伊藤の公式で知られる。

1915年に長野県で生まれる。東京大学で数学を学び、確率微分方程式の理論を確立した。1951年に発表した伊藤の公式は、現代の金融工学や物理学など多岐にわたる分野で応用される。長年にわたり東京大学教授を務め、多くの優秀な研究者を育成した。2008年の逝去まで、数学界への貢献は高く評価され続けた。

1915年伊藤清数学者 2008年

1917年

ジョン・コーンフォース

(1917 - 2013)

化学者

オーストラリア生まれの化学者。酵素触媒反応の立体化学でノーベル賞受賞。

1917年にメルボルンで生まれる。視覚障害を抱えながらケンブリッジ大学で化学を研究した。1975年に酵素触媒反応の立体化学的研究によりノーベル化学賞を受賞。酵素の立体構造と反応機構の解明に大きく貢献し、生化学の発展を促した。2013年に逝去し、その偉業は後世に受け継がれている。

ジョン・コーンフォース 2013年

1930年

袁隆平

(1930 - 2021)

農学者

中国の農学者。世界的なハイブリッド米の開発者として知られています。

1930年湖南省生まれ。1960年代からイネの雑種強勢を研究し、1973年に世界初の実用的ハイブリッド米を発表しました。これにより中国国内の稲作収量が飛躍的に向上し、数億人の飢餓救済に貢献。国際ハイブリッド米研究所を設立し、開発途上国への技術移転にも尽力しました。数々の賞を受賞し、『人民科学家』の称号を得ました。2021年に逝去しました。

袁隆平 2021年

1936年

ブライアン・ハート

(1936 - 2014)

エンジン技術者

イギリスのエンジン技術者で、レーシングカー用エンジン開発の第一人者。

ブライアン・ハートはイギリスのエンジニアで、レーシングカー用エンジンの開発で知られる。 1969年に自身の会社Hart Racing Enginesを設立し、フォーミュラ1などトップカテゴリーに参戦した。コストパフォーマンスに優れたエンジン設計と高い信頼性で評価を獲得した。多くのプライベートチームに供給し、いくつものピットレーンから活躍を支えた。 2014年に逝去した後も、その技術と精神はエンジン開発者に影響を与え続けている。

ブライアン・ハート 2014年