オミナエシ (女郎花)

学名: Patrinia scabiosifolia
科名: オミナエシ科

花言葉

  • 美人
  • はかない恋
  • 親切

特徴

花色: 黄色

説明

東アジア一帯に分布するオミナエシ属の多年草で、秋の七草の一つとして古くから親しまれています。日当たりの良い山野の林縁に自生し、草丈1mほどまで成長します。茎の先端に小さな黄色い花を多数咲かせ、花房全体で15-20cm程度の大きさになります。8月-9月が見頃で、独特の匂いがあることで知られています。

豆知識

  • 名前の由来は「女」を意味する「オミナ」と古語の「圧(ヘシ)」が変化した「エシ」を組み合わせたもの
  • 黄色い粟飯に似ていることから「オミナメシ」→「オミナエシ」になったという説もある
  • オトコエシという白花の近縁種が存在する
  • 万葉集では「をみなへし」として17首に詠まれている

利用方法

観賞用
  • 茶花として利用
  • 秋の庭園植物
  • 切り花として観賞
薬用
  • 根を乾燥させた敗醤根は婦人病に効果的
  • 消炎、排膿、浄血作用がある

注意: 薬用利用時は専門家の指導が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 染料として利用可能
  • 昆虫の蜜源植物

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取により軽度の胃腸症状が現れる可能性

ヨルガオ (夜顔)

学名: Ipomoea alba
科名: ヒルガオ科

花言葉

  • 夕暮れの思い出
  • 夜の思い出
  • 妖艶

特徴

花色:

説明

熱帯アメリカや熱帯アジア原産のヒルガオ科の植物で、夕方から夜にかけて白い大輪の花を咲かせます。花は直径10-15cmのロート形で芳香があり、翌朝にはしぼんでしまう一日花です。日本では耐寒性がないため一年草として扱われますが、原産地では多年草のつる植物です。深緑色のハート形の葉も美しく、緑のカーテンとしても利用されます。

豆知識

  • 英名のMoonflowerは月の光の下で咲く習性に由来する
  • 花は夕方4-5時頃から開花し始め、明け方には閉じる
  • 一つの花の寿命は約12-14時間程度
  • ユウガオ(ウリ科)と混同されることがあるが全く別の植物

利用方法

観賞用
  • 夜間庭園のアクセント植物
  • 緑のカーテンとして利用
  • アーバーやパーゴラの装飾
薬用
  • 民間療法で葉を外用薬として利用することがある
  • 種子は一部地域で薬用に使われる

注意: 薬用利用時は専門知識が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 香水の原料として利用されることがある
  • 夜行性昆虫の誘引植物

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子, 根

症状: 種子の大量摂取により幻覚症状や胃腸障害を引き起こす可能性

ケイトウ (鶏頭)

学名: Celosia argentea
科名: ヒユ科

花言葉

  • 風変わり
  • おしゃれ
  • 気取り屋
  • 個性
  • 色あせぬ恋

特徴

花色:

説明

インドや熱帯アジア原産のヒユ科の一年草で、奈良時代に中国を経由して日本に渡来しました。花房の先端が平たく帯状や扇状に広がり、鶏の鶏冠に似ていることから鶏頭の名がつきました。実際の花は小さく、目立つのは茎の先が変形した花序です。5月から10月まで長期間咲き続け、暑さに強く寒さに弱い性質があります。赤、ピンク、黄色、オレンジなど色彩豊かな品種があります。

豆知識

  • 学名のCelosiaはギリシャ語の「燃焼」を意味するkēleosに由来する
  • トサカ系、羽毛系、久留米系、ヤリ系、ノゲイトウ系の5つのタイプに分類される
  • ドライフラワーにしても色が褪せにくい特性がある
  • 移植を嫌うため直播きで栽培するのが基本

利用方法

観賞用
  • 花壇植物として利用
  • 切り花として観賞
  • ドライフラワーとして保存
薬用
  • 種子は止血薬として民間療法で使用されることがある
  • 葉は外用薬として利用される地域もある

注意: 薬用使用時は専門知識が必要

食用
  • 若葉
  • 種子
その他
  • 天然染料として利用
  • ドライフラワーとして装飾用途

毒性

症状: 毒性は認められていない