1774年

ジェームズ・クックがニューカレドニアを発見。

イギリスの探検家ジェームズ・クックが南太平洋の島々を航海中にニューカレドニアを確認しました。 西洋世界にその存在が初めて知られる転機となりました。
1774年、第二回航海中のジェームズ・クックは、南太平洋の未踏の島々を調査していました。 4月1日(当時の暦では9月4日)に現在のニューカレドニア西岸に到達し、上陸や短期間の測量を行いました。 彼の精緻な航海日誌と地図により、この地域の海図作成が大きく進展しました。 以後、ヨーロッパ諸国は南太平洋の植民地化に乗り出す契機とし、現地メラネシアの文化とも初接触を果たしました。 この発見は、18世紀後半の地理学的知見を飛躍的に拡大させた出来事です。
1774年 ジェームズ・クック ニューカレドニア
1888年

ジョージ・イーストマンがロールフィルム・カメラの特許を取得し、Kodakの商標を登録する。

ジョージ・イーストマンがロールフィルム式カメラの特許を取得し、Kodakブランドを創設した日。写真技術の大きな転換点となりました。
ジョージ・イーストマンは民間でも扱いやすいロールフィルムを開発し、持ち運びやすいカメラを普及させました。 この特許取得と商標登録により、1888年に「Kodak」という名称が誕生。 それまで一般に敷居が高かった写真撮影を大衆化するきっかけとなりました。 イーストマンは後にイーストマン・コダック社を設立し、世界的な写真産業を築き上げます。 彼の発明は撮影と現像の工程を簡素化し、写真文化の普及に大きく寄与しました。
1888年 ジョージ・イーストマン ロールフィルム カメラ Kodak
1923年

飛行船シェナンドーが初飛行。

アメリカ合衆国初のリジッド飛行船「シェナンドー」が初飛行に成功した日。
1923年9月4日、アメリカで製作された飛行船シェナンドーが初飛行を実施しました。 シェナンドーは金属フレーム構造を持つ最初期の硬式飛行船の一つです。 開発は米軍や民間の連携で進められ、長距離飛行能力の向上を目指しました。 安定性と航続時間の長さが特徴で、航空開発史に大きな足跡を残します。 後に定期航路での運用も計画されたが、空中事故のリスクなど課題も露呈しました。
1923年 飛行船 シェナンドー
1949年

大型旅客機ブリストル ブラバゾンが初飛行。

1949年、英国ブリストル航空が開発した大型旅客機『ブラバゾン』が初飛行に成功しました。
ブリストル ブラバゾンは第二次世界大戦後の航空輸送需要を見越して開発された超大型旅客機です。1949年9月4日に初飛行を行い、その巨体と豪華な客室が注目を集めました。しかし燃費の悪さやコスト高から量産化は見送られ、実用化には至りませんでした。プロジェクトは航空技術の限界を探る試みとして評価され、後の大型機開発に影響を与えました。
1949年 ブリストル ブラバゾン
2006年

運輸多目的衛星MTSAT 2(ひまわり7号)が気象観測の待機運用を開始。初めて日本の気象衛星が2機体制となる。

2006年、日本の運輸多目的衛星MTSAT-2(ひまわり7号)が気象観測の待機運用を開始し、気象衛星2機体制が整った。
運輸多目的衛星MTSAT-2は、運輸通信と気象観測を目的とした衛星。 2005年8月26日に打ち上げられ、2006年9月4日から気象観測の待機運用を正式に開始。 これにより日本の気象衛星「ひまわり」シリーズは7号までが2機同時運用される体制となり、 気象予測の精度向上や台風監視能力の強化が図られた。 衛星データは防災や航空管制、海洋監視など多方面で活用されている。
2006年 MTSAT-2 ひまわり 気象衛星