09月04日の命日 - 科学者・研究者

1965年

アルベルト・シュヴァイツァー

(1875 - 1965)

医者、音楽家

医者音楽家

アフリカで医療奉仕を行い、音楽家としても活躍した医師・神学者・オルガニスト。1952年ノーベル平和賞受賞者。

1875年、ドイツ・アルザス地方に生まれる。神学者として博士号を取得し、オルガニストとしてバッハ作品の演奏・研究でも名高い。 1913年にガボン・ランバレネに赴任し、病院を設立して医療と衛生環境の改善に尽力。人道主義の精神を掲げ、著書『文化と倫理』などを通じて倫理学の研究にも貢献。 1952年にノーベル平和賞を受賞し、その後も医療活動を続けながら1965年に没した。

1965年アルベルト・シュヴァイツァー 1875年

1966年

高瀬荘太郎

(1892 - 1966)

会計学者、元文部大臣

会計学者元文部大臣

会計学の研究者として知られ、戦後日本の教育行政にも携わった学者・政治家。

1892年、京都府に生まれる。東京帝国大学で会計学を専攻し、後に同大学教授として研究・教育に従事。戦後の教育改革期には政界に転じ、文部大臣として教育制度の再建と高等教育の振興に取り組んだ。著書『現代会計学講座』などで学界に影響を与え、1966年に没するまで学術と行政の両面で活躍した。

1966年高瀬荘太郎会計学者文部大臣 1892年

1976年

宮沢俊義

(1899 - 1976)

法学者

日本の法学者。憲法学の泰斗として知られる。

1899年に日本で生まれ、東京帝国大学法学部を卒業。同大学で憲法学を講じ、日本国憲法の研究で大きな功績を残した。戦後の憲法制定過程にも関与し、学界から政府への助言役を務めた。『憲法概説』などの著作は現在も法学教育の定番テキストとなっている。日本学士院会員としても活躍し、法学界を牽引した。 1976年9月4日に逝去した。

1976年宮沢俊義法学者 1899年

1983年

渡辺宗太郎

(1893 - 1983)

行政法学者

日本の行政法学者。行政手続や地方自治法の研究で知られる。

1893年に日本で生まれ、東京帝国大学法学部を卒業。同大学で行政法を専攻し、行政手続法や地方自治法の理論整備に寄与した。戦後の行政改革期には学界から政府への助言を行い、法制度の基礎構築に貢献。『行政法入門』などの著書は初学者向けテキストとして評価される。多数の論文執筆と講義を通じて後進の研究者育成にも尽力した。 1983年9月4日に逝去した。

渡辺宗太郎行政法 1893年

1984年

エルンスト・シュテュッケルベルク

(1905 - 1984)

物理学者

スイスの理論物理学者。量子場理論や補助場機構の研究で知られる。

1905年にスイスで生まれ、チューリッヒ工科大学で博士号を取得。量子場理論や相対論的量子力学の研究で先駆的な成果を挙げた。 1938年に提唱したシュテュッケルベルク補助場理論は、質量を持つゲージ場の記述に革命をもたらした。その理論は後に素粒子物理学や超弦理論に大きな影響を与えた。生涯を通じて理論物理学の発展に貢献し、多くの弟子を育成した。複数の国際的な賞を受賞し、学界で高い評価を得る。 1984年9月4日に逝去した。

1984年エルンスト・シュテュッケルベルク物理学者 1905年

1989年

コーリン・クラーク

(1905 - 1989)

経済学者

国民所得統計の研究で知られる経済学者。

コーリン・クラークは1905年に生まれ、経済統計学の発展に寄与した。特にGNP（国民総生産）などの測定手法を研究し、実証経済学の基盤を築いた。国際的に評価され、多くの研究機関で統計モデルの設計に関わった。理論と実証を融合させたアプローチは後続の研究者に大きな影響を与えた。 1989年9月4日に逝去した。

コーリン・クラーク経済学者 1905年

1997年

ハンス・アイゼンク

(1916 - 1997)

心理学者

性格心理学の権威として知られる心理学者。

ハンス・アイゼンクは1916年にドイツで生まれた。性格や知能の研究を行い、特に外向性・神経症傾向の理論で著名となった。心理統計学の手法を積極的に導入し、実証的研究を推進した。世界中の学術誌で多くの論文を発表し、心理学に大きな影響を与えた。 1997年9月4日に逝去した。

1997年ハンス・アイゼンク心理学者 1916年

2006年

阿部謹也

(1935 - 2006)

歴史学者

幅広い研究で知られる歴史学者。

1935年生まれの阿部謹也は、日本の歴史学者として活躍しました。多岐にわたるテーマで研究を行い、豊富な著作を発表しました。緻密な史料分析と明快な文章で、多くの読者に歴史の魅力を伝えました。大学で教鞭をとり、多くの人材育成にも力を注ぎました。その研究は今日の歴史学界にも影響を与え続けています。

阿部謹也歴史学者 1935年

2019年

阿部照哉

(1929 - 2019)

法学者、京都大学名誉教授

法学者京都大学名誉教授

日本を代表する憲法学者の一人で、京都大学名誉教授として多くの法学者を育てた。

1929年に生まれ、東京大学法学部を卒業後、京都大学法学部に着任。現代憲法学の権威として、権力分立や人権保障の研究に貢献。数多くの著作を通じて憲法解釈の理論を発展させ、行政訴訟や国際人権法の分野でも影響を与えた。学内外の委員会を歴任し、国の法制審議会委員としても活動。1990年代以降は法曹や学界の人材育成に注力し、多くの後進を指導。2019年に逝去するまで、学術界に揺るぎない足跡を残した。

2019年阿部照哉法学者 1929年

2021年

武田恒夫

(1925 - 2021)

美術史家、大阪大学名誉教授

美術史家大阪大学名誉教授

日本の美術史家。大阪大学名誉教授として長年教育と研究に従事した。

1925年に生まれる。戦後の日本美術史研究を牽引し、絵画や彫刻、建築といった幅広い分野を対象に研究を展開。大阪大学で教鞭を執り、多くの学生を指導して学術界に貢献。多数の論文や著書を発表し、日本美術の理解を深める努力を続けた。 2021年9月4日に逝去。学界に大きな足跡を残した。

2021年武田恒夫美術史家大阪大学 1925年

2021年

ヨルク・シュライヒ

(1934 - 2021)

構造エンジニア

ドイツ出身の構造エンジニア。革新的な橋梁や建築構造の設計で知られた。

1934年にドイツで生まれる。構造エンジニアとして橋や建物の設計に従事。軽量かつ強靭な構造技術を追求し、多くのプロジェクトで革新的な設計を実現。学術論文や技術レポートを発表し、後進の技術者育成にも貢献。 2021年9月4日に逝去。建築・土木分野における業績は高く評価されている。

ヨルク・シュライヒ構造エンジニア

2023年

畑博行

(1930 - 2023)

法学者、近畿大学元学長・名誉教授、広島大学名誉教授

法学者近畿大学元学長・名誉教授広島大学名誉教授

日本の法学者。近畿大学学長や広島大学名誉教授として教育と研究に尽力した。

1930年に生まれる。法学者として行政法や憲法などを研究し、多数の論文を発表。近畿大学学長として教育改革を推進し、大学運営において指導的役割を果たした。広島大学名誉教授としても後進の育成に貢献し、学術界で尊敬を集めた。 2023年9月4日に逝去。幅広い分野で功績を残した。

2023年畑博行法学者近畿大学名誉教授広島大学 1930年