ケイトウ (鶏頭)

学名: Celosia argentea
科名: ヒユ科

花言葉

  • 色あせぬ恋
  • おしゃれ
  • 個性
  • 風変わり

特徴

花色:

説明

ケイトウは熱帯アジア原産の一年生植物で、奈良時代に中国から日本に渡来しました。学名のCelosiaは「燃焼」という意味のギリシャ語に由来し、花が燃え盛る炎を彷彿とさせることから名付けられました。花の形が鶏のトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれ、万葉集にも「韓藍」の名で登場します。現在では観賞用として親しまれていますが、かつては染色用、食用、薬用として多様に利用されていました。

豆知識

  • 万葉集では「韓藍」として歌に詠まれた
  • 江戸時代まで食用として栽培されていた
  • 学名は「燃焼」を意味するギリシャ語由来
  • ドライフラワーにしても色が褪せにくい特性がある

利用方法

観賞用
  • 秋の花壇
  • 切り花
  • ドライフラワー
薬用
  • 解熱作用(ノゲイトウの全草)
  • 止血作用
  • 殺虫作用

注意: 自己判断での薬用利用は避けてください

食用
  • 若葉
その他
  • 天然染料(赤色系)
  • 種子は健康食品として利用
  • 観賞用ドライフラワー

毒性

症状: 無毒(ペットにも安全)

コスモス (秋桜)

学名: Cosmos bipinnatus
科名: キク科

花言葉

  • 調和
  • 乙女の真心
  • 謙虚
  • 優美
  • 乙女の愛情
  • 乙女の純潔

特徴

花色:

説明

コスモスは学名Cosmos bipinnatusで、メキシコの標高1600m以上の地域原産のキク科の一年草です。学名の「コスモス」はギリシャ語の「宇宙」や「秩序」を意味し、花びらが整然と美しく並んでいることから名付けられました。日本には明治時代に渡来し、秋桜(あきざくら)の名で親しまれています。花色はピンク、白、赤、黄、オレンジなど豊富で、一重咲きから八重咲きまで様々な咲き方があります。種子の含油量が30%と高く、観賞用以外にも実用的価値がある植物です。

豆知識

  • 明治時代に美術学校の教師が持ち込んだのが日本での始まり
  • 山口百恵の「秋桜」で日本人に親しまれるようになった
  • 宇宙という意味の名前だが、実際に宇宙実験で栽培された
  • 種子の油分は30%もあり、バイオ燃料としても注目される

利用方法

観賞用
  • 秋の花壇
  • 切り花
  • 野生花園
薬用
  • 民間療法で解熱作用があるとされる
  • 抗酸化作用のある成分を含む

注意: 薬用利用は専門家の指導のもとで行ってください

食用
  • 若葉
その他
  • 種子から食用油の抽出
  • 飼料として利用
  • 石鹸の材料

毒性

症状: 無毒

カラジューム (錦芋)

学名: Caladium bicolor
科名: サトイモ科

花言葉

  • 喜び
  • 爽やかさ

特徴

花色:

説明

カラジュームは南アメリカのアマゾン川流域原産のサトイモ科の多年草球根植物です。美しい斑入りの葉が最大の魅力で、白、赤、ピンク、緑などの色彩豊かな模様を持ちます。夏の高温多湿を好み、涼しげな雰囲気を演出するため室内装飾や夏の庭園に人気があります。寒さに弱く、冬は葉を落として球根で越冬します。観葉植物として楽しまれる一方で、サトイモ科特有のシュウ酸カルシウムを含むため取り扱いには注意が必要です。

豆知識

  • 18世紀にヨーロッパに持ち込まれ、温室栽培が始まった
  • 葉の美しさから「天使の翼」とも呼ばれる
  • 現在では1000種類以上の園芸品種が存在する
  • NASA の研究で室内空気清浄効果があることが判明

利用方法

観賞用
  • 室内観葉植物
  • 夏の花壇
  • ハンギングバスケット
薬用
  • 伝統医学で皮膚疾患の治療に使用される場合がある

注意: シュウ酸カルシウムを含むため、自己判断での使用は危険です

食用

食用不可(有害)

その他
  • 園芸品種の育種材料
  • 熱帯植物園の展示用

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に球根

症状: 口腔や喉の炎症、嚥下困難、皮膚炎を引き起こす可能性があります

マーガレット (木春菊)

学名: Argyranthemum frutescens
科名: キク科

花言葉

  • 恋占い
  • 心に秘めた愛
  • 貞節
  • 信頼
  • 真実の愛
  • 秘めた愛

特徴

花色:

説明

マーガレットはスペインのカナリア諸島原産のキク科の半耐寒性多年草です。学名のArgyranthemumは「銀の花」を意味し、純白の花びらが真珠のように美しいことから、ギリシャ語で「真珠」を意味するMargaritesが名前の由来となりました。17世紀末にヨーロッパに渡り、日本には明治時代末期に伝来しました。花びらを一枚ずつ摘みながら「好き・嫌い」を占う恋占いの花として有名で、純白の一重咲きが最も一般的ですが、現在では様々な色や咲き方の品種があります。

豆知識

  • 名前の由来はギリシャ語の「真珠」から
  • 恋占いの起源は中世ヨーロッパとされる
  • カナリア諸島では24種のモクシュンギク属が自生する
  • 花が自然に落ちないため「落ちない花=合格祈願」の縁起物とされる

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • 鉢植え
  • 切り花
薬用
  • ヨーロッパの民間療法で皮膚疾患の治療に使用される

注意: 自己判断での薬用利用は避けてください

食用
  • 若葉
その他
  • 香水の原料
  • ドライフラワー
  • 園芸品種の育種素材

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 大量摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性があります