1859年

記録上最強の地磁気嵐キャリントン・イベントが観測。

記録上最強とされる地磁気嵐「キャリントン・イベント」が観測された。
1859年9月2日、イギリスの天文学者リチャード・キャリントンが太陽フレアを観測。 その後発生した地磁気嵐は数日間にわたり世界中でオーロラを引き起こし、通信システムに大規模な障害をもたらしました。 テレグラフ線では火花が飛び散り、作動不能となる例や電報が送受信不能になるなどの被害が報告されました。 キャリントン・イベントは太陽と地球の磁気的結び付きの理解を深め、宇宙天気研究の先駆けとなった記念碑的な出来事です。 宇宙天気予報の研究分野はこのイベント以降、急速に発展しました。
1859年 キャリントン・イベント
1927年

カール・ラインムートがハイデルベルクで小惑星アラビスを発見。

1927年、カール・ラインムートがハイデルベルク天文台で小惑星アラビスを発見しました。
1927年9月2日、ドイツの天文学者カール・ラインムートがハイデルベルク天文台で小惑星アラビスを発見しました。これは主小惑星帯に属する天体で、直径は数十キロメートルと推定されます。ラインムートは乾板写真法を駆使して観測を行い、多数の小惑星発見に貢献しました。その後アラビスは軌道計算や衝突確率の研究で基準天体として利用され、天文学の発展に寄与しました。ラインムート自身も生涯で主要な小惑星を数十件発見し、20世紀前半の天文学に大きな影響を与えました。
1927年 カール・ラインムート ハイデルベルク 小惑星 アラビス
1954年

アムステルダムで開催された国際数学者会議にて、小平邦彦が日本人初のフィールズ賞を受賞。

1954年9月2日、アムステルダムでの国際数学者会議で小平邦彦が日本人初のフィールズ賞を受賞しました。
1954年9月2日、オランダ・アムステルダムで開催された第7回国際数学者会議において、小平邦彦が日本人として初めてフィールズ賞を受賞しました。 小平は代数多様体の理論や数論幾何学に関する革新的な研究で高く評価されました。 フィールズ賞は若手数学者に贈られる最高峰の賞であり、小平の受賞は日本の数学界の国際的地位を大きく向上させました。 受賞は戦後復興期の日本における学術振興の象徴ともなり、多くの若手研究者に刺激を与えました。 現在も小平の功績は高く称えられ、数学教育や研究環境の整備に影響を与え続けています。
1954年 アムステルダム 国際数学者会議 小平邦彦 フィールズ賞
1970年

アポロ15号・19号の計画が中止(Canceled Apollo missions)になる。しかし15号はのち復活し翌年月への飛行を行った。

アポロ計画の一環として予定されていた15号と19号が中止となった。
1970年9月2日、NASAはアポロ計画において当初予定されていたアポロ15号と19号の飛行計画を中止すると発表した。米国連邦予算の削減やスカイラブ計画への資源振り向けが中止の背景にあった。これによりアポロ計画は本来のJ型ミッション数が減少したが、その後アポロ15号は改めて復活し、翌1971年に月面探査を実施した。アポロ19号は最終的に実行されず、アポロ計画の縮小が顕著になった。宇宙開発の歴史における重要な転換点となった出来事である。
1970年 アポロ15号 Canceled Apollo missions
1982年

国鉄が宮崎県日向市のリニア実験線で開発中の磁気浮上式リニアモーターカーが、世界初の有人走行に成功。

磁気浮上式リニアモーターカーによる世界初の有人走行試験に成功した。
1982年9月2日、国鉄(日本国有鉄道)は宮崎県日向市のリニア実験線で開発中の磁気浮上式リニアモーターカーによる世界初の有人走行試験に成功した。試験車両は磁力を用いて台車を浮上させ走行する最新技術を搭載していた。最大時速100kmを超える速度で走行し、安定した浮上走行を実証した。実験の成功は日本のリニア技術開発を大きく前進させ、将来の高速交通システムとして注目を集めた。
1982年 国鉄 宮崎県 日向市 リニア実験線 磁気浮上式リニアモーターカー
2023年

インドが初の太陽観測衛星の打ち上げに成功。

2023年9月2日、インドが初の太陽観測衛星の打ち上げに成功した。
2023年9月2日、インド宇宙研究機関(ISRO)は初の太陽観測衛星の打ち上げに成功しました。 衛星は太陽大気の観測を目的として設計されており、今後の科学データ取得が期待されます。 打ち上げはインド南部の宇宙センターから行われ、予定軌道への投入が確認されました。 この成功によりインドは太陽物理学研究領域での存在感を高め、宇宙開発分野で新たな一歩を踏み出しました。 国内外の研究者から観測成果への期待が集まっています。
2023年