1145年
イブン・ジュバイル
(1145 - 1217)
旅行家
旅行家
イブン・ジュバイルは12世紀のアンダルス出身の旅行家・地理学者。
ハッジ巡礼を通じて詳細な旅行記『旅行誌』を著した。
1145年にアンダルス(現在のスペイン南部)で生まれ、イスラム文化に親しむ。
1183年から1185年にかけてメッカ巡礼(ハッジ)を行い、その途上で多くの都市を訪れた。
訪れた地域の風俗や建築、社会状況を詳細に記録し、旅行記『旅行誌(リハラ)』にまとめた。
同書は後の地理学者や旅行記作家に大きな影響を与え、中世イスラム世界の貴重な文化史料とされる。
またその中で、イスラム圏とキリスト教圏の交流や紛争についても鋭い観察を示した。
1217年に没し、その著作は今日でも歴史・文化研究の重要資料となっている。
1145年
イブン・ジュバイル
1217年