天平3年7月25日

大伴旅人

(665 - 731)

公卿、歌人

公卿 歌人
奈良時代の公卿・歌人。 『万葉集』に多くの和歌を残し、後世の歌人に影響を与えた。
665年に大伴氏の一族として生まれ、参議や大宰帥など要職を歴任しました。 赴任先の大宰府では地方政治を取りまとめ、『万葉集』に自らの和歌を多数収録。 山部赤人らと交流し、雅楽・和歌文化の発展に寄与しました。 息子・大伴家持もまた有名な歌人として活躍し、家風を確立。 享年67で没し、その功績は律令国家の文化形成期を象徴しています。
731年 天平 7月25日 大伴旅人 公卿 歌人 665年
1056年

テオドラ

(995 - 1056)

東ローマ女帝

東ローマ女帝
11世紀の東ローマ帝国の女帝。 皇妹として宮廷で影響力を持ち、1055年に単独統治を開始した。
995年頃に生まれ、コンスタンティヌス8世の妹として宮廷で育ちました。 1042年、姉ゾエと共同で即位し、宮廷政治を主導。 夫を持たず単独で統治を行った稀有な女帝として知られます。 教会への寄進や役人の人事改革を通じ、政治・宗教両面で影響力を発揮。 在位は短期ながら、東ローマ帝国の女性君主の地位を強化し、その存在感を示しました。
1056年 テオドラ 東ローマ女帝 995年
1158年

サンチョ3世

(1134 - 1158)

カスティーリャ王

カスティーリャ王
12世紀中頃のカスティーリャ王。 若くして即位するも、短期間の統治に終わった。
1134年に誕生し、1157年に父アルフォンソ7世の死去を受けて即位。 在位中はレオンとの同君連合を維持し、王権の安定化を図りました。 しかし1158年に急逝し、わずか24歳でその生涯を閉じます。 幼少の子・アルフォンソ8世が後を継ぎ、摂政による政治運営が課題となりました。 短い治世ながら、父の遺産を受け継ぐ役割を果たしました。
1158年 サンチョ3世 カスティーリャ王 1134年
天福2年8月6日

後堀河天皇

(1212 - 1234)

第86代天皇

第86代天皇
鎌倉時代前期の第86代天皇。 承久の乱後に即位し、院政と武家政権の調停に携わった。
1212年に生まれ、1221年に第86代天皇として即位。 承久の乱の直後、朝廷と鎌倉幕府の関係調整が最大の課題となりました。 幼少での即位ゆえに摂政らが政治を執り行い、朝廷権力の再編が進行。 1232年に譲位し上皇となって院政を行い、2年後に22歳で逝去。 短い生涯ながら、幕府との共存を模索した治世として評価されます。
1234年 天福 8月6日 後堀河天皇 天皇 1212年
1422年

ヘンリー5世

(1387 - 1422)

イングランド王

イングランド王
15世紀初頭のイングランド王。 百年戦争での『アジャンクールの勝利』で名を馳せた。
1387年に生まれ、1413年に父ヘンリー4世の後を継いで即位。 1415年、百年戦争の最中にアジャンクールの戦いで大勝利を収めました。 その後もノルマンディー攻略を進め、フランス北部の支配権を拡大。 フランス王位継承権の主張により国際的地位を高めました。 1422年に急逝し、幼い息子ヘンリー6世が継承。英仏両国で混乱の種を残しました。
1422年 ヘンリー5世 イングランド王 1387年
1528年

マティアス・グリューネヴァルト

画家

画家
ルネサンス期のドイツ人画家。 『イーゼンハイム祭壇画』で知られる独創的な巨匠。
1470年代に誕生し、ライン川流域を中心に活動しました。 宗教画を主題とし、彫刻的な表現と鮮烈な色彩対比を特徴とします。 代表作『イーゼンハイム祭壇画』は病苦と救済をテーマに人々を魅了。 ルネサンスの理想と深い宗教感情を融合した画風が後の画家に影響。 晩年の活動記録は乏しく、1528年に没後、その謎めいた生涯が語り継がれています。
1528年 マティアス・グリューネヴァルト 画家 1470年代
1589年

ユーリィ・ダルマティン

(1547 - 1589)

聖書の翻訳家

聖書の翻訳家
16世紀の聖書翻訳家。 原典から各言語への翻訳を通じ、宗教文書の普及に尽力した。
1547年に生まれ、生涯を聖書翻訳に捧げたとされます。 ギリシャ語・ヘブライ語の原典に基づく翻訳案を作成。 当時の宗教改革やプロテスタント運動との関連も指摘されます。 翻訳書は限定的ながら、後の聖書普及に影響を与えた可能性がある。 1589年に没し、詳細な生涯はほとんど残されていません。
1589年 ユーリィ・ダルマティン 聖書 翻訳家 1547年
文禄2年8月5日

今井宗久

(1520 - 1593)

安土桃山時代の堺商人

安土桃山時代の堺商人
安土桃山時代の堺を拠点に活躍した豪商。 茶の湯にも造詣が深く、千利休と交流した。
1520年に生まれ、堺の豪商として織田信長や豊臣秀吉と関係を築きました。 茶の湯に深い関心を寄せ、千利休・津田宗及らと交友を結ぶ。 交易・金融で堺商人の地位を高め、政治的にも重用されました。 献上品調達などで権力者の信頼を得て、商文化の発展に寄与。 1593年に没し、洗練された商人文化の象徴として記憶されています。
1593年 文禄 8月5日 今井宗久 安土桃山時代 商人 1520年
1654年

オーレ・ヴォーム

(1588 - 1654)

医師、博物学者

医師 博物学者
17世紀デンマークの医師・博物学者。 自然史研究と収集活動で知られた学者。
1588年にコペンハーゲンで生まれ、医師としての教育を受けました。 自然標本や古物の収集に情熱を注ぎ、自身のコレクションを公開。 1638年に『ムシエウム・ヴォルミアヌム』を出版し、北欧自然史を紹介。 解剖学や博物学の発展に寄与し、王立大学で後進の指導も実施。 1654年に没し、その博物館的業績は学術史に刻まれています。
1654年 オーレ・ヴォーム 医師 博物学者 1588年
1688年

ジョン・バニヤン

(1628 - 1688)

キリスト教聖職者

キリスト教聖職者
17世紀イングランドの聖職者・作家。 『天路歴程』の著者として知られる。
1628年にイングランドで生まれ、清教徒の伝統を受け継ぎました。 踏み絵拒否により投獄された経験が後の著作に影響。 1678年に寓話的宗教書『天路歴程』(The Pilgrim's Progress)を発表。 世界中で翻訳され、プロテスタント文学の傑作と評価。 その他にも多数の宗教書を執筆し、信仰者に広く読まれました。 1688年に没し、その作品は今日も読み継がれています。
1688年 ジョン・バニヤン キリスト教 聖職者 1628年
1724年

ルイス1世

(1707 - 1724)

スペイン王

スペイン王
スペイン王としてわずか7か月間在位した若き国王。
1707年生まれ、スペイン王フェリペ5世の息子として誕生。 1724年1月に16歳で父の退位により即位。 在位中は宮廷の派閥争いが絶えず、実質的な統治権をほとんど持てなかった。 同年8月31日、天然痘によりわずか17歳で急逝。 その死後、父フェリペ5世が王位に再び就き、スペイン王室の政情は再び不安定化した。 短命かつ儚い治世は、スペイン史上でも異例のエピソードとして語り継がれている。
1724年 ルイス1世 スペイン王 1707年
宝暦12年7月12日

桃園天皇

(1741 - 1762)

第116代天皇

第116代天皇
第116代天皇として幼少で即位し、早世した若き天皇。
1741年生まれ、第115代桜町天皇の第一皇子として誕生。 1747年に6歳で第116代天皇に即位。 幼少期は摂政や関白が政治を担い、実権をほとんど行使せず。 在位中には宝暦の大飢饉など社会不安が発生し、朝廷も財政難に苦しんだ。 1762年8月31日、急病により21歳で崩御。 後継者がいなかったため、姉の後桜町天皇に皇位が引き継がれた。 短い生涯は江戸中期の皇室史における一幕として注目される。
1762年 宝暦 7月12日 桃園天皇 1741年