1939年

ハインケル社(ドイツ)のHe178が世界初のジェット飛行に成功。

1939年8月27日、ドイツのハインケル社の実験機He178が世界初のジェット飛行に成功しました。
ハインケルHe178はハンス・フォン・オハイン技師のターボジェットエンジンを初めて実装した機体です。 テストパイロットのエーリヒ・ヴァルシッツがベルリン近郊で初飛行を行い、滑走路から滑らかに離陸しました。 この飛行は航空技術に大きな転機をもたらし、ジェット戦闘機の開発競争を加速させました。 第二次世界大戦中には実用化は間に合いませんでしたが、戦後の民間・軍用機に多大な影響を与えました。 今日のジェット旅客機や高速戦闘機の基礎を築いた歴史的な出来事です。
1939年 ハインケル He178
1957年

茨城県東海村の原子力研究所で日本初の原子炉JRR 1が臨界に達する。

1957年8月27日、茨城県東海村の原子力研究所で日本初の原子炉JRR-1が臨界に達し、原子力研究が本格化しました。
日本原子力研究所(現・量研)の東海地域研究所で運転されました。 JRR-1は実験用研究炉として、熱出力1MWの軽水減速・軽水冷却型原子炉です。 臨界到達により、中性子源としての利用や放射線照射実験が可能となりました。 この成功は日本の原子力平和利用と研究開発の契機となり、後続炉の開発を促進しました。 核医学や材料科学への応用研究も進み、原子力技術の基盤を築いた歴史的事件です。
1957年 茨城県 東海村 原子力研究所 原子炉 臨界
1962年

アメリカの金星探査機マリナー2号が打ち上げ。

マリナー2号はアメリカ初の金星探査機で、1962年8月27日に打ち上げられました。
アメリカのNASAが開発したマリナー2号は、1959年に開始されたマリナープログラムの一環です。 1962年8月27日に打ち上げられ、同年12月に金星に最接近しました。 これは史上初の金星フライバイ探査で、初めて金星の大気や磁場のデータを地球にもたらしました。 搭載された放射線計測器や温度計などのセンサーが、金星の過酷な環境を詳らかにしました。 この成果は、後続の惑星探査ミッションに大きな影響を与えました。
1962年 金星 マリナー2号
2002年

ソニーがベータマックスの生産終了を発表。

2002年、ソニーがビデオカセット規格「ベータマックス」の生産終了を発表し、約30年にわたる歴史に幕を下ろした。
ベータマックスはソニーが1975年に発売した家庭用ビデオカセット規格。 VHS規格との競争に敗れ、市場シェアが低迷していた。 2002年8月27日、ソニーは生産終了を正式発表。 これによりベータマックスは技術的優位性を持ちながらも販売面で大きく後退したことが確定した。 生産終了後もコレクターの間で根強い人気を保っている。
2002年 ソニー ベータマックス