アンモビウム (貝細工)

学名: Ammobium alatum
科名: キク科

花言葉

  • 固い約束
  • 不変の誓い
  • 永遠の悲しみ

特徴

花色:

説明

アンモビウムはオーストラリア原産のキク科カイザイク属の一年草です。草丈30-60cmに成長し、5-7月に直径4cm程の白い花を咲かせます。花びらのように見える白い部分は総苞(花を保護する葉)で、真ん中の黄色い部分が実際の花です。茎にヒレ状の翼があることが特徴で、このことから学名alatum(翼のある)が付けられました。乾燥に強く、ドライフラワーにしても色が褪せにくいため、永久花として重宝されています。

豆知識

  • 学名「alatum」は翼のあるという意味で、茎のヒレ状突起に由来する
  • ドライフラワーにしても3年以上色が保たれる
  • テイオウカイザイクと混同されるが、アンモビウムは白花のみ
  • オーストラリアでは1970年代から商業栽培が開始された

利用方法

観賞用
  • ドライフラワー
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • 切り花
薬用
  • 特に薬用利用は報告されていない

注意: 特別な注意事項なし

食用

食用には適さない

その他
  • クラフト材料
  • フラワーアレンジメント
  • 記念品の装飾

毒性

症状:

バンダ (翡翠蘭)

学名: Vanda coerulea
科名: ラン科

花言葉

  • 上品な美しさ
  • エレガント
  • 華やかな恋
  • 個性的

特徴

花色:

説明

バンダは東南アジアを中心に約60種が分布するラン科ヒスイラン属の着生蘭です。サンスクリット語で「木に宿る」という意味の名前が示すように、自然界では樹木に着生して育ちます。花は直径5-10cmで、網目状の美しい模様が入り、青、紫、ピンク、白など豊富な色彩を持ちます。特に青紫色は洋ランの中では唯一無二の色とされています。太い茎と左右交互に生える葉を持ち、気根を空中に伸ばして水分や養分を吸収します。

豆知識

  • 洋ランの中で唯一無二の青紫色を持つ花として知られる
  • 気根を空中に伸ばして栽培する独特の方法で育てられる
  • タイでは「ฟ้าชมพู่」(ファーチョムプー)と呼ばれる
  • シンガポールの国花「バンダ・ミス・ジョアキム」は1893年に発見された

利用方法

観賞用
  • 鉢植え(着生栽培)
  • 切り花
  • コサージュ
  • ブーケ
薬用
  • 伝統医学で解熱に使用される場合がある

注意: 現代医学での効果は未確認

食用

食用には適さない

その他
  • 香料の原料として研究
  • 園芸品種の育種親として利用
  • 観賞用温室の主要展示植物

毒性

症状:

ユーフォルビア (灯台草)

学名: Euphorbia marginata
科名: トウダイグサ科

花言葉

  • 控えめ
  • 協力を得る
  • 君にまた会いたい
  • 明るく照らして

特徴

花色:

説明

ユーフォルビアは世界の熱帯から温帯にかけて2000種以上が分布するトウダイグサ科トウダイグサ属の植物群です。一年草、多年草、多肉植物、低木と極めて多様な形態を持ちますが、共通の特徴として杯状花序と呼ばれる独特の花の形態と、傷つけると白い乳液を出すことがあります。学名はヌミディア王ユバ2世に仕えたギリシャ人医師エウポルボスに由来し、リンネが1753年に属名として採用しました。

豆知識

  • 学名はギリシャ人医師エウポルボスに由来し、リンネが1753年に命名
  • 世界で最も種数の多い植物属の一つ
  • 多肉植物のユーフォルビアはアフリカとマダガスカルに集中分布
  • クリスマスに飾られるポインセチアもユーフォルビア属

利用方法

観賞用
  • 多肉植物(鉢植え)
  • 庭植え
  • 切り花
  • フラワーアレンジメント
薬用
  • 伝統医学で皮膚疾患の治療に使用
  • 一部の種は抗癌作用が研究されている

注意: 乳液は有毒で皮膚炎を起こす可能性があるため注意が必要

食用

食用には適さない(有毒)

その他
  • ゴムの原料として利用される種がある
  • バイオ燃料の研究対象
  • 天然殺虫剤として利用

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 乳液, 全草

症状: 皮膚炎、目の刺激、摂取すると消化器症状を起こす可能性がある

ベニバナ (紅花)

学名: Carthamus tinctorius
科名: キク科

花言葉

  • 化粧
  • 装い
  • 特別な人
  • 包容力

特徴

花色:

説明

ベニバナは西アジアや地中海沿岸原産のキク科ベニバナ属の一年草または越年草です。草丈0.5-1m、葉は5-10cmで、初夏に半径2.5-4cmのアザミに似た花を咲かせます。開花当初は濃い黄色ですが、時間が経つにつれてオレンジ色、最終的には紅色へと変色します。日本には5-6世紀頃に渡来し、古くは「くれのあい(呉藍)」と呼ばれ、紅色染料や食用油の原料、化粧品として重宝されました。学名のCarthamus は「染める」、tinctorius は「染料になる」という意味です。

豆知識

  • 山形県が日本最大の産地で、最上川舟運により京都へ運ばれた
  • 古代エジプトのツタンカーメンの墓からベニバナで染められた布が発見された
  • 花の色が黄色から赤に変わるのは酸化による化学反応
  • 「末摘花(すえつむはな)」という雅称を持つ

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 切り花
  • ドライフラワー
  • 花壇の彩り
薬用
  • 種子油は血液循環改善に効果があるとされる
  • 花は解熱、鎮痛作用があるとされる

注意: 妊娠中の使用は避ける

食用
  • 種子(油の原料)
  • 花(染料、調味料)
その他
  • 紅色染料(口紅、頬紅)
  • 食用油の原料
  • 天然着色料
  • 漢方薬の原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 種子(大量摂取時)

症状: 妊娠中の大量摂取は避けるべきだが、一般的には安全