79年

イタリアのヴェスヴィオ火山が大噴火し、火砕流や泥流でポンペイ・ヘルクラネウムが埋没。

79年8月24日、イタリアのヴェスヴィオ火山が大噴火し、ポンペイやヘルクラネウムが火砕流で埋没しました。
紀元79年8月24日、ヴェスヴィオ火山が突如大噴火を起こしました。 大量の火山灰と火砕流が周辺都市を襲い、古代ローマの都市ポンペイとヘルクラネウムはほぼ一瞬にして深い灰に埋没しました。 数千人の住民が避難できず、遺体や建造物はそのまま当時の姿で保存されました。 考古学的調査により、これらの都市は当時の都市生活や建築、彫刻が鮮明に蘇る「時の凍結」として知られています。 この出来事は自然の驚異と災害の厳しさを今に伝える、人類史上有名な火山災害の一つです。
79年 ヴェスヴィオ火山 大噴火 火砕流 ポンペイ ヘルクラネウム
1922年

北海道で水害。死者117人、家屋流失872戸、田畑流失6461町歩の被害。

1922年、北海道各地で大規模な洪水が発生し、117人が死亡、872戸の家屋が流失しました。 田畑にも大きな被害が及び、農業基盤が一時的に崩壊しました。
1922年8月24日、北海道一帯を襲った集中豪雨により河川が氾濫し、広範囲の地域で洪水災害が発生しました。 札幌や函館をはじめとする市街地で家屋流失や浸水被害が相次ぎ、17世紀以来の被害規模となりました。 死者117人、家屋流失は872戸、田畑流失は6461町歩に達し、多くの農家や住民が生活基盤を失いました。 鉄道や道路など輸送網も寸断され、復旧作業には多大な時間と労力が必要とされました。 政府は災害救助法を適用し、被災地への支援と河川改修計画を推進しました。 この災害は北海道の治水対策強化の契機となり、堤防の整備や水位測定所の設置が進められました。
1922年 北海道
1927年

九州西岸に台風が接近。有明海一帯で高潮の被害。熊本県だけでも死者22人、家屋8171棟、水田被害2069町歩の被害。

九州西岸を台風が直撃し、有明海沿岸で高潮による大規模な被害が生じました。 熊本県では22人の死者と8171棟の家屋被害が発生しました。
1927年8月24日ごろ、九州西岸に台風が接近し、高潮が有明海一帯を襲いました。 特に熊本県での被害が深刻で、死者22人、家屋8171棟が流失・損壊しました。 田畑への塩害も広範囲に及び、2069町歩の水田が被災しました。 漁業や塩田にも大きな影響を及ぼし、漁船の破損や漁港の浸水被害が報告されました。 交通網も寸断され、復旧と救援活動には数週間を要しました。 この災害は沿岸部の防潮堤や避難計画の重要性を改めて浮き彫りにし、対策強化のきっかけとなりました。
有明海 高潮 熊本県
1938年

大森民間機空中衝突墜落事故: 東京・大森南上空で民間航空機同士が空中衝突し墜落、炎上。救助に駆け付けた地元住民を含め85人が死亡。

1938年、東京・大森南上空で2機の民間航空機が空中衝突し85人が死亡した大惨事です。
1938年8月24日、東京大森南上空で2機の民間旅客機が空中衝突し、墜落・炎上しました。 事故機の乗客乗員に加え、現場に駆け付けた住民や救助者を含む85人が犠牲に。 激しい爆発と炎上は付近住民に大きな衝撃を与え、市街地にも被害が及びました。 当時の航空安全基準・管制システムの問題点が浮き彫りになり、その後の安全対策強化に繋がりました。 事故原因調査では通信・航法ミスや機体性能差など複合的要因が指摘されました。 現場検証と遺族補償をめぐり長期にわたる議論が続きました。
1938年 大森民間機空中衝突墜落事故 大森南
1955年

森永ヒ素ミルク中毒事件: 岡山県で大量発生していた乳児のヒ素中毒の原因が森永乳業製の粉ミルクであることがわかり、厚生省に報告され、事件が表面化する。

岡山県で多発した乳児のヒ素中毒、原因が森永乳業の粉ミルクと判明し事件が表面化しました。
1955年8月24日、岡山県で相次いで乳児のヒ素中毒が発生していた問題の原因が、森永乳業製の粉ミルクに含まれる高濃度ヒ素であることが厚生省への報告で明らかになりました。本事件は乳児の発育障害や死亡例を引き起こし、社会に大きな衝撃を与えました。原因究明の結果、製造工程での消毒薬や器具の汚染が指摘され、製品回収とともに品質管理体制の見直しが求められました。政府は薬事衛生法の強化や食品安全基準の導入など、食品衛生行政の改革を進めました。本事件は日本の近代食品安全史における重要な教訓となりました。
1955年 森永ヒ素ミルク中毒事件 岡山県 ヒ素中毒 森永乳業 粉ミルク 厚生省
1992年

ハリケーン・アンドリューがフロリダ州に上陸。

1992年8月24日、カテゴリー5のハリケーン・アンドリューがフロリダ州に上陸し、甚大な被害をもたらしました。
ハリケーン・アンドリューはカテゴリー5に分類され、上陸時の最大風速は260km/hを超えました。 8月24日にフロリダ州南部に上陸し、住宅地やインフラに大規模な風害と高潮被害を引き起こしました。 被害総額は約250億ドルと、当時のアメリカ史上最大規模に達しました。 この災害を契機に建築基準の見直しが行われ、耐風設計の強化が進められました。 被災地では復興支援活動が活発化し、ハリケーン対策の重要性が再認識されました。
ハリケーン・アンドリュー フロリダ州
2001年

エア・トランザット236便滑空事故。

2001年8月24日、エア・トランザット236便が燃料漏れで両エンジン停止し、滑空状態で緊急着陸しました。
トロント発リスボン行きの236便は大西洋上空で燃料漏れにより両エンジンが停止しました。 機長らの冷静な判断で機体は約120kmを滑空し、アゾレス諸島のジウジューラ空港に緊急着陸しました。 乗客乗員306人が無事に避難し、大きな人的被害は出ませんでした。 事故後、燃料システム設計の見直しや訓練強化が行われ、航空安全対策に生かされました。 この滑空事故はパイロットの技量と乗務員・乗客の協力の重要性を再認識させる事例となりました。
2001年 エア・トランザット236便滑空事故
2016年

ノルチャを震源地とするM6.2のイタリア中部地震が発生。

2016年8月24日、イタリア中部ノルチャを震源とするマグニチュード6.2の地震が発生し、大きな被害が出ました。
2016年8月24日未明、イタリア中部ウンブリア州ノルチャを震源とするM6.2の地震が発生しました。 地震は周辺地域で強い揺れを引き起こし、歴史的建造物や住宅に大きな被害をもたらしました。 特にノルチャやアマトリーチェなどで土砂崩れや建物倒壊が発生し、多数の死傷者が報告されました。 イタリア政府や国際支援団体が救援活動を展開し、被災地では医療や食料支援が行われました。 同年8月に発生した一連の地震災害の一つとして、地域復興には長期的な取り組みが求められました。
2016年 ノルチャ イタリア中部地震