08月24日

1037年に四川省成都で生まれた蘇軾は、北宋を代表する文人の一人です。 科挙に合格し、地方官や中央官として政治家としての手腕も発揮しました。 詩・詞・散文などで優れた作品を残し、文学史において重要な位置を占めています。 書道の分野では独自の書風を確立し、その作品は『東坡書法』として称えられました。 政治家としても財政改革や災害救援を推進し、民衆からの信望を集めました。

1503年にイタリアのパルマ近郊で生まれたパルミジャニーノは、マニエリスムを代表する画家です。 細長く伸びた人体表現や優雅な構図が特徴で、『長頸の聖母』などの代表作を残しました。 若くしてヴェネツィアやボローニャで活躍し、宗教画や肖像画で高い評価を得ました。 40歳前後で急逝したものの、その斬新な画風は後世の芸術家に影響を与え続けています。 技巧と幻想性を融合させた作風は、ルネサンス後期の多様性を象徴しています。

Born in 1632 in Mino Province, Enku traveled across Japan as a mendicant monk. He carved over 120,000 wooden images of Buddhist deities and folk figures using simple tools. Enku’s dynamic and unrefined style made his sculptures uniquely expressive and accessible. His works are celebrated for embodying both deep spiritual devotion and folk artistry. Though often living in poverty, he gained a devoted following for his charisma and craftsmanship. Enku’s legacy endures in temples and collections where his statues continue to inspire worship and art lovers.

1898年東京に生まれ、商業学校在学中から映画に興味を示す。 1920年代に助監督を経て監督デビュー。 『雨月物語』『西鶴一代女』『山椒大夫』など叙情的な名作を手掛ける。 社会的弱者への共感と長回し、光の演出を追求し、日本映画を国際的に高めた。 1956年に逝去したが、その映像美と物語性は後世の映画監督に大きな影響を与えた。

1886年にロンドンで生まれ、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックで学びました。 代表作としてヴォーン・ウィリアムズの『青空の下』の初演を担当。 ロンドン弦楽四重奏団の創設メンバーとしても活躍しました。 ソリストとしてヨーロッパ各地でリサイタルを行い、英米の音楽界に貢献。 後進の指導者としてロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで教鞭を執りました。

1924年に新潟県に生まれ、東京美術学校（現・東京藝術大学）西洋画科を卒業。 印象派や後期印象派の影響を受けた柔らかな色彩表現が特徴。 戦後の展覧会で高い評価を受け、日本美術展覧会（院展）にも出品。 風景画や静物画を得意とし、各地で個展を開催。 後進の指導にも熱心で、多くの画家を育てました。 1976年に逝去、その画業は今も美術界で語り継がれています。

ポール・クレストン（1906-1985）は、アメリカ合衆国の作曲家。本名はボールドウィン・クレストン。独自のリズム感あふれる作風で知られ、交響曲や協奏曲、室内楽、ピアノ曲など幅広いジャンルを手掛けた。代表作に『シンフォニア・ロマニア』や『ギター協奏曲』などがある。教育者としても活動し、多くの後進を指導。20世紀アメリカ音楽界における重要人物の一人。

アルフレッド・アイゼンスタット（1898-1995）は、ドイツ生まれ後アメリカに移住した報道写真家。『ライフ』誌の初期メンバーとして活躍し、第二次世界大戦中や戦後の市民生活、政治家、文化人など多彩な被写体を撮影。特に終戦のキス写真など、印象的な作品を数多く残した。長いキャリアを通じて5000点以上のニュース写真を手がけ、20世紀写真史に大きな足跡を残した。

タチアナ・リアブーシンスカ（1917-2000）は、ロシア生まれのバレエダンサー。バレエ・リュスのプリマ・バレリーナとして世界中の舞台で活躍した。ジョージ・バランシンなど著名な振付家と共演し、その繊細で表現力豊かな演技で観客を魅了。戦後はアメリカに拠点を移し、バレエ団の設立や後進の指導に尽力した。クラシックから現代作品まで幅広いレパートリーをこなした。

ジョン・ワインツワイグは1913年にカナダ・トロントで生まれ、同地で音楽教育を受けました。 彼はカナダ初の十二音技法作曲家として知られ、現代音楽の発展に大きく貢献しました。 トロント大学で教鞭を執り、多くの作曲家や演奏家を育成しました。 カナダ作曲家連盟の創設メンバーとしても活動し、国内外でその作品が上演されました。 2006年8月24日に93歳でその生涯を閉じました。

ジェームズ・テニーは1934年にアメリカで生まれ、作曲と音響研究を行いました。 彼の作品はミニマル音楽やスペクトル音楽の要素を取り入れ、コンピュータを用いた音楽制作の先駆的存在となりました。 著書『Meta+Hodos』では音楽理論と認知科学を結びつける視点を示しました。 カリフォルニア芸術大学やイリノイ大学などで教育・研究に従事し、多くの後進に影響を与えました。 2006年8月24日に72歳で亡くなりました。

今敏は1963年に東京都で生まれ、漫画家としてキャリアをスタートさせました。 1997年に劇場用アニメ『Perfect Blue』で監督デビューし、心理サスペンスを得意とする作風を確立しました。 『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』などの作品で国際的評価を獲得し、多くの映画祭で受賞しました。 2010年に膵臓がんのため47歳で急逝し、その才能と独創性を惜しまれました。 現在でも国内外のクリエイターに大きな影響を与え続けています。