一遍忌(遊行忌)

国・地域: 日本

時宗の開祖一遍上人が、正応2年(1289年)8月23日、摂津国兵庫津(神戸市兵庫区)の観音堂(現在の真光寺)で亡くなったことから、忌日法要が行われる。なお、時宗の総本山遊行寺では、明治時代以降は太陽暦の採用により、9月に開山忌が行われている。

時宗の開祖・一遍上人の忌日法要が行われる日です。 正応2年8月23日の逝去を偲び、各地で法要が執り行われます。
一遍上人(1239~1289)は時宗を開いた僧侶で、踊り念仏を広めました。 正応2年(1289年)8月23日に現在の神戸市兵庫区・真光寺で遷化し、その法要が一遍忌と呼ばれます。 遊行寺(総本山清浄光寺)では明治以降、太陽暦に合わせ9月に開山忌が営まれています。 一遍忌では念仏踊りが奉納されるほか、法話や講演会なども行われ、一遍上人の教えを学ぶ機会となります。 全国の時宗寺院で、地域ごとの伝統行事や文化に根ざした法要が行われています。
日本 時宗 一遍 1289年 神戸市 兵庫区 真光寺 遊行寺

ウゥルカナリア(ローマ帝国)

火の神ウゥルカーヌスの祭日。作物や穀物が炎上しやすい真夏、たき火に生きた魚や小動物を投げ込み神をなだめた。

古代ローマの火の神ウゥルカーヌスを祀る祭日です。 真夏の火災や炎の象徴を鎮める儀式が行われました。
ウゥルカナリアは火の神ウゥルカーヌス(Vulcanus)を祝うローマ帝国時代の祭でした。 作物や建物の火災を防ぐため、炎を鎮める儀式として、火に魚や小動物を投じる習慣がありました。 開催日は伝統的に8月23日頃とされ、真夏の猛暑からの防火と豊穣を願う重要な祭祀でした。 市民は神殿に集まり、犠牲物を捧げるとともに祝宴を行い、音楽や舞踏を楽しんだと伝えられます。 現代では遺跡や文献研究を通じて当時の様子が再現されるイベントが開催されることがあります。
ローマ帝国 ウゥルカーヌス