軍人
軍人
古代ローマの軍人で、ブリタニア属州総督として北方遠征を指導した。
40年ごろにローマで生まれたとされるユリウス・アグリコラは、75年からブリタニア属州総督を務めた。
在任中に北スコットランド(カレドニア)遠征を率い、その成果は後のローマ軍の北方防衛に大きく貢献した。
帰還後は帝国内で高い評価を受け、プラウトゥスやタキトゥスらにも称賛された。
タキトゥスによる伝記『アグリコラ伝』の主人公としても知られている。
93年に隠棲中に没し、その軍事的才覚は後世に語り継がれた。
93年
グナエウス・ユリウス・アグリコラ
軍人
40年
初代正統カリフ
初代正統カリフ
イスラム暦における正統カリフの第1代目としてムハンマドの後継者に選ばれ、イスラム共同体を統一した。
573年ごろ、メッカ近郊のタイフで生まれる。
ムハンマドと深い信頼関係を築き、632年の預言者没後に初代正統カリフに選出された。
反乱勢力を鎮圧し、アラビア半島の統一に成功。
行政・軍事両面で指導力を発揮し、新たなイスラム国家の基礎を築いた。
634年にメディナで死去した。
634年
アブー・バクル
正統カリフ
573年
公卿
公卿
奈良時代の公卿で、藤原北家の一員として朝廷に仕えた貴族。
727年に藤原北家の一門として生まれる。
翰林学士や侍従などに任じられ朝廷の政務に携わった。
延暦時代には内舎人親王の秘書を務め、朝廷内で一定の影響力を保持した。
公卿として位階を重ねながら、貴族社会の中で政治的役割を果たした。
796年に没し、その業績は後世の文献で断片的に伝えられている。
796年
延暦
7月16日
藤原継縄
公卿
727年
第79代天皇
第79代天皇
平安時代後期の第79代天皇。幼少で即位し、短い治世を終えた。
1164年に鳥羽天皇の第三皇子として生まれる。
1165年に僅か1歳で即位し、六条天皇と称された。
在位中は院政と法皇たちの権力闘争に巻き込まれ、実権を持てなかった。
1168年に退位し、親王として落飾後は隠遁生活を送った。
1176年、12歳で崩御した。
1176年
安元
7月17日
六条天皇
天皇
1164年
スコットランドの軍事指導者
スコットランドの軍事指導者
スコットランド独立戦争期の軍事指導者。民族的英雄として知られる。
1272年ごろに生まれ、低い身分から反乱軍の指導者として頭角を現す。
1297年のスターリング橋の戦いでイングランド軍に大勝し一躍名声を得た。
その後もゲヴィンなどの戦闘で活躍し、民族の士気を高めた。
1305年に裏切りで捕らえられ、ロンドンで処刑された。
ウォレスの勇敢な戦いは後世に大きな影響を与えた。
1305年
ウィリアム・ウォレス
スコットランド
1272年
デンマーク・ノルウェー王
デンマーク・ノルウェー王
デンマークとノルウェーの王として同君連合を確立し、スカンディナヴィア統合を推進した。
1370年に生まれ、父ヴェンセンスの死去に伴いデンマーク王位を継承。
1380年にはノルウェー王も兼ねて同君連合を成立させた。
治世中は王権強化と領土安定に努めた。
教会との関係を調整しつつ国内統治を進め、海上交通を整備した。
1387年、政敵によって暗殺され、その死をきっかけに混乱が生じた。
1387年
オーロフ2世
デンマーク
ノルウェー王
1370年
詩人
詩人
イタリア・ルネサンス期の詩人。メディチ家の庇護を受け宗教改革にも傾倒した。
1453年フィレンツェで生まれ、ルネサンス人文主義の影響を受けて詩作を開始。
教会改革運動に傾倒し、宗教的情感を込めたソネットや賛歌を制作。
メディチ家や他の文化人と交流を深め、フィレンツェ文化の中心として活躍した。
その詩風は後世の文学に大きな影響を与えた。
1542年に没した。
1542年
ジローラモ・ベニヴィエニ
イタリア語版
1453年
詩人、劇作家
詩人
劇作家
オランダ黄金時代の詩人・劇作家。都市生活を題材にした作品で知られる。
1585年にオランダで生まれ、若くして詩作を始める。
1615年頃に『スペイン・ブレバンダー』などの戯曲で名声を得た。
詩集では市民の暮らしや友情、恋愛を題材に軽快な作風を示した。
その作品は後に演劇界でも上演された。
1618年に死去し、35年の短い生涯を閉じた。
1618年
ゲルブラント・ブレデロ
英語版
1585年
バッキンガム公
バッキンガム公
ジェームズ1世の寵愛を受けたイングランドの公爵で、宮廷政治に大きな影響を持った。
1592年にヴィリアーズ侯爵家に生まれ、若くして宮廷に登用される。
1616年にバッキンガム公爵に叙せられ、イングランド政治の中心人物となる。
王の寵臣として多くの権勢を振るい、賄賂や陰謀に関与したとされる。
彼の生涯はシェイクスピアなどの劇作家にも題材とされた。
1628年、反発を招いた末に暗殺され、その劇的な最期は文学や演劇の題材となった。
1628年
ジョージ・ヴィリアーズ
バッキンガム公
1592年
画家
画家
イタリア・バロック期の画家。静物画や動物画を得意とし、光と影を巧みに描いた。
1650年にピアチェンツァ近郊で生まれ、カルロ・フランチェスコ・ヌヴォローネに師事。
果物や鳥、獣などを細密に描いた静物画で知られる。
ピアチェンツァやミラノの貴族から注文を受け、多くの作品を制作した。
バロック期の劇的な光の表現を習得し、作品に深みを与えた。
1732年に没し、その華麗な画風は後の画家にも影響を与えた。
1732年
フェリーチェ・ボセリ
英語版
1650年
画家
画家
フランス・ロココ様式を代表する画家。王侯貴族のために精緻な宗教画や神話画を手がけた。
シャルル=ジョゼフ・ナトワールは1700年モントーバンで生まれた画家。ローマに留学して古典美術を学び、パリへ帰国後はヴェルサイユ宮殿やマルリー城の装飾画など大規模なプロジェクトに携わった。繊細な筆致と優雅な色彩でロココ様式を体現し、神話画や宗教画を中心に多くの作品を残した。1763年にはフランス・アカデミーの会長に就任し、後進の育成にも尽力した。1777年に死去し、その作品はいまもヨーロッパ各地の美術館で高く評価されている。
1777年
シャルル=ジョゼフ・ナトワール
1700年
物理学者
物理学者
電荷間に働く力を示すクーロンの法則で知られるフランスの物理学者。
シャルル・ド・クーロンは1736年にフランスで生まれた物理学者。独自に開発したねじりばかりを用い、電荷間の反発・引力を測定した。そこで得られた実験結果からクーロンの法則を定式化し、電磁気学の基礎を築いた。1769年にはパリ科学アカデミーの会員に選ばれ、その後も磁気や弾性に関する研究を続けた。彼の貢献は後の電磁気理論と技術開発に大きな影響を与えた。1806年に死去。
1806年
シャルル・ド・クーロン
物理学者
1736年