08月22日の命日 | calendar.web-standard.org

408年

スティリコ

(365 - 408)

西ローマ帝国の軍司令官

バンダル族出身の軍司令官。西ローマ帝国の政治と軍事を統括し、帝国存続に貢献した。

スティリコ（365年生–408年没）はバンダル族出身の西ローマ帝国のマギステル・ミリトゥム。彼は403年以降、ホノリウス皇帝の信任を得て帝国の軍事と内政を実質的に統治した。ゲルマン人の侵入を食い止めるため各地域で軍事遠征を指揮し、帝国存続に大きく貢献した。しかし、宮廷内の権力闘争や貴族の反発により皇帝の不信を買い、408年に反逆の疑いで処刑された。その死は西ローマ帝国の防衛力を弱体化させ、政治混乱を深刻化させた。

408年スティリコ西ローマ帝国 365年

久寿2年7月23日

近衛天皇

(1139 - 1155)

第76代天皇

第76代天皇（在位：1142–1155年）。幼少で即位し、摂関家の影響下で政務を行った。

近衛天皇（1139年–1155年）は日本の第76代天皇。幼名は守仁親王。 3歳で即位し、藤原氏の摂関政治が色濃い時代に在位した。摂政・関白の実権が強い中、皇室儀礼や文化的活動が推進されたことが特徴。在位期間は約13年にわたり、平安時代末期の政界を象徴する存在となった。 16歳で崩御し、後に待望された皇統の継承に影を落とした。

1155年久寿 7月23日近衛天皇天皇 1139年

1241年

グレゴリウス9世

(1143 - 1241)

第178代ローマ教皇

第178代ローマ教皇（在位：1227–1241年）。教会法の体系化やフランチェスコ会の保護で知られる。

グレゴリウス9世（1143年–1241年）はドイツ出身の聖職者で、第178代ローマ教皇。 1227年に教皇に選出され、教会法の整備を進め、後の「グレゴリウス・デクレタール」として知られる法典を編纂した。フランチェスコ会を保護し、アッシジの聖フランチェスコを列聖した。神学と聖職者の規律強化に努め、皇帝フリードリヒ2世との対立が深まった。また異端審問制度を確立し、中世教会の統制体制を強化した。

1241年グレゴリウス9世ローマ教皇 1143年

1328年

フィリップ6世

(1293 - 1328)

フランス王

フランス王（在位：1328–1350年）、ヴァロワ朝初代王。百年戦争の勃発に直面した。

フィリップ6世（1293年–1350年）はヴァロワ朝を開いたフランス王。 1328年にカペー朝の断絶後、ヴァロワ家から国王に選出され、ヴァロワ朝を創始した。エドワード3世の英仏両王権をめぐる対立が百年戦争の引き金となり、フランスは長期にわたる戦争に突入した。内政では税制改革や中央集権化を進め、財政基盤の強化に努めた。戦争初期においてはクレシーの戦いなどで苦戦を強いられたものの、フランス王権の維持を図った。 1350年に病没し、後を息子ジャン2世が継承した。

1328年フィリップ6世フランス 1293年

1485年

リチャード3世

(1452 - 1485)

イングランド王

イングランド王（在位：1483–1485年）、プランタジネット朝最後の国王。ボズワースの戦いで戦死。

リチャード3世（1452年–1485年）はプランタジネット朝最後のイングランド王。 1483年に兄エドワード5世の摂政として実権を掌握し、その後国王として即位した。彼の治世は王権強化と法的改革に注力した一方、王位簒奪や甥の不遇問題で論争を呼んだ。 1485年、ボズワースの戦いでヘンリー・チューダー（後のヘンリー7世）に敗れ戦死し、薔薇戦争を終結させた。死後は長らく悪評が語られたが、近年の歴史研究で再評価が進んでいる。

1485年リチャード3世イングランド 1452年

永禄6年8月4日

毛利隆元

(1523 - 1563)

戦国武将

戦国時代の毛利氏当主。若くして家督を継ぎ、中国地方の制覇を目指した名将。

毛利隆元（1523年–1563年）は毛利元就の長男で、第2代当主。 1531年に父の死去により家督を継ぎ、中国地方で勢力を拡大した。尼子氏や大内氏と抗争を繰り返し、領国の支配基盤を確立した。領内の石見・備後を制圧し、城館整備や領国経営にも力を注いだ。 1563年に急逝し、その死は家中に大きな衝撃をもたらした。後継には弟の吉川元春や小早川隆景が実権を握った。

1563年永禄 8月4日毛利隆元 1523年

1599年

ルカ・マレンツィオ

(1553 - 1599)

作曲家

イタリア・ルネサンス期の作曲家。マドリガーレの分野で革新的な表現を追求した巨匠。

ルカ・マレンツィオ（1553年–1599年）はイタリアの作曲家で、ローマやフェラーラで活躍した。マドリガーレの分野で最も高く評価され、感情表現豊かな和声構造と精緻な語句設定が特徴である。彼の作品は宮廷や都市文化に広く受け入れられ、ヨーロッパ各地で出版された。旋律の美しさとテキストの融合を追求し、後のバロック音楽の発展に大きな影響を与えた。没後もその革新的な作風は後世の作曲家に引き継がれ続けている。

1599年ルカ・マレンツィオ作曲家 1553年

1680年

ヨハン・ゲオルク2世

(1613 - 1680)

ザクセン選帝侯

ザクセン選帝侯（在位：1656–1680年）、文化事業を奨励した君主。

ヨハン・ゲオルク2世（1613年–1680年）はザクセン選帝侯で、1656年に即位した。図書館や美術コレクションの拡充を図り、ドレスデンを文化都市へと発展させた。バロック様式の建築やオペラ上演を支援し、芸術家や学者の招聘に積極的だった。三十年戦争後の復興期に治世を送り、内政では財政再建と行政改革にも取り組んだ。 1680年に没し、芸術振興の遺産は後継者に引き継がれた。

1680年ヨハン・ゲオルク2世ザクセン選帝侯 1613年

享保14年7月28日

鳥居清信

(1664 - 1729)

浮世絵師

江戸時代初期の浮世絵師で、鳥居派を創始し歌舞伎絵を得意とした。

鳥居清信（1664年–1729年）は江戸初期の浮世絵師の代表格で、鳥居派の創始者。特に歌舞伎役者を描いた役者絵や見立絵で人気を博し、演劇ポスターの原型を作った。大胆な線描と鮮やかな色彩を用い、庶民の興味を引く画風が特徴である。後進の絵師に大きな影響を与え、鳥居派を通じて浮世絵の発展に寄与した。享保14年に没し、その技法やスタイルは弟子たちに受け継がれた。

1729年享保 7月28日鳥居清信浮世絵師 1664年

寛延2年7月10日

島津宗信

(1728 - 1749)

第6代薩摩藩主

薩摩藩第6代藩主として在位した若き大名。江戸時代前期の領国経営に挑んだ。

島津宗信（1728年–1749年）は薩摩藩主家に生まれ、1735年に第6代藩主となった。幼少で家督を継いだため、家臣団による補佐体制のもとで治世を開始した。財政改革や領内経済の立て直しを目指し、年貢制度の見直しなどに取り組んだ。教育や文化事業にも関心を寄せ、藩校の整備を支援した。 1749年に夭逝し、20歳の若さでその生涯を閉じた。

1749年寛延 7月10日島津宗信薩摩藩主 1728年

寛政7年7月8日

徳川重好

(1745 - 1795)

御三卿清水家初代当主

江戸幕府の御三卿・清水家の初代当主を務めた大名。

徳川重好は、1745年に誕生し、江戸時代中期の大名として御三卿清水家の初代当主を務めた人物です。御三卿は将軍家を支える重要な家門であり、清水家は幕府の政治・財政に寄与しました。重好は藩政を安定させるために家督を整え、幕府との関係を維持しました。寛政7年（1795年）7月8日に没し、その後も清水家は幕府内で一定の影響力を保ちました。その生涯は後の清水家当主たちの基盤となりました。

1795年寛政 7月8日徳川重好御三卿清水家 1745年

1806年

ジャン・オノレ・フラゴナール

(1732 - 1806)

画家

フランス・ロココ美術を代表する画家。

ジャン・オノレ・フラゴナールは、1732年にグラースで生まれたフランスの画家です。繊細で官能的な風俗画や恋愛模様を軽妙なタッチで描き、ロココ様式の華麗さを体現しました。代表作には「ぶらんこ」や「縁談」があり、貴族社会の優雅な日常を色彩豊かに表現しました。フランス革命の混乱により一時期は忘れ去られましたが、19世紀以降に再評価されました。 1806年に死去し、その後も後世の画家に大きな影響を与え続けています。

1806年ジャン・オノレ・フラゴナール画家 1732年