ユリウス暦8月8日

チャイコフスキーの『序曲1812年』がモスクワで初演。 聴く(Courtesy of Musopen)

チャイコフスキーの代表作『序曲1812年』が初演された。
1882年8月20日(ユリウス暦8月8日)、ピョートル・チャイコフスキーの管弦楽曲『1812年序曲』がモスクワのボリショイ宮殿で初演された。ナポレオンのロシア侵攻を音楽で描写したこの作品は大砲や鐘、讃美歌を取り入れた劇的な構成が特徴である。初演は限定的な演奏会であったが、力強いクライマックスと愛国的なテーマが聴衆を魅了した。後に改訂を経て世界中で上演されるようになり、特にコンサートや花火大会の演出に欠かせない名曲となった。
1882年 8月8日 チャイコフスキー 序曲1812年 モスクワ 聴く(Courtesy of Musopen)
1941年

高村光太郎の詩集『智恵子抄』が刊行。

恋人智恵子への深い愛情を詩に込めた高村光太郎の代表作『智恵子抄』が刊行されました。
高村光太郎は詩人としても彫刻家としても活躍した多才な作家です。 『智恵子抄』は恋人の智恵子を主題にし、その詩情豊かな文体が特徴です。 刊行当時から高い評価を受け、日本の近代詩に大きな影響を与えました。 全三部構成で、智恵子の日常や二人の思い出が繊細に描かれています。 現在も多くの文学愛好家に読み継がれている名作です。
1941年 高村光太郎 智恵子抄