ヒソップ (柳薄荷)

学名: Hyssopus officinalis
科名: シソ科

花言葉

  • きれい好き
  • 浄化
  • 清潔
  • 犠牲

特徴

花色:

説明

線状披針形の柳のような葉には、ハッカに似た清涼感のある芳香があるので、和名はヤナギハッカといいます。小さな青紫色の小さな花が穂状に多数咲き、群植するとなかなか美しいです。古代から宗教的・医学的に重要視されてきたハーブで、神殿などの神聖な場所を清めるのに用いられました。

豆知識

  • 旧約聖書に登場する最も古いハーブの一つで、「聖なる草」と呼ばれた
  • 古代ギリシャの医師ヒポクラテスは胸膜炎の治療に使用した
  • 中世ヨーロッパでは魔除けの効果があると信じられていた
  • NASA の研究により、室内の有害物質を除去する効果があることが判明した

利用方法

観賞用
  • ハーブガーデンの観賞用
  • 群植による花壇装飾
  • ドライフラワーとしての利用
薬用
  • 気管支炎や風邪の症状緩和
  • 消毒殺菌作用による喉の痛み緩和
  • 健胃作用による胃もたれ改善

注意: 高血圧の人が大量に使用すると痙攣を引き起こす可能性があるため注意が必要

食用
その他
  • アロマテラピーでの香料利用
  • 防虫効果

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草(大量摂取時)

症状: 大量摂取により痙攣、めまいを引き起こす可能性があります。特に高血圧の方は注意が必要です。

セイヨウアサガオ (西洋朝顔)

学名: Ipomoea tricolor
科名: ヒルガオ科

花言葉

  • 結びつき
  • 愛情
  • 結束

特徴

花色:

説明

開花時期が遅く、11月頃まで咲く日本アサガオとは別品種の花です。花色は気温が高いと赤紫色に近くなり、夕方には赤っぽくなることがあります。日本のアサガオと異なり、一箇所から5〜6輪の花が咲き、昼頃まで萎れずに美しい花を楽しむことができます。

豆知識

  • 日本のアサガオは朝咲いて昼には萎むが、セイヨウアサガオは昼まで咲き続ける
  • ヘブンリーブルーという品種は特に美しいスカイブルーの花を咲かせる
  • つるの長さは10メートルにも達することがある
  • 気温によって花色が変化する珍しい特性を持つ

利用方法

観賞用
  • 緑のカーテンとしての利用
  • フェンスやトレリスの装飾
  • バルコニーガーデニング
薬用
  • 民間療法では下剤として使用された歴史がある

注意: 種子には有毒成分が含まれるため、薬用使用は避けるべきです

食用

食用には適さない

その他
  • 環境改善(CO2吸収、日陰提供)
  • 教育用植物(成長観察)

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子, 全草(軽度)

症状: 種子に含まれるLSA(リセルグ酸アミド)により幻覚、嘔吐、下痢などの症状を引き起こす可能性があります。

マリーゴールド (万寿菊)

学名: Tagetes patula
科名: キク科

花言葉

  • 可憐な愛情
  • 勇者
  • 健康
  • 健康
  • 予言

特徴

花色: 濃黄

説明

キク科の非耐寒性一年草で、5月から11月頃まで鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。独特な香りがあり、コンパニオンプランツとして害虫防除に役立ちます。年に10回ほどある聖母マリアの祭日に、花期の長いマリーゴールドがいつも咲いていることから、聖母マリアの黄金の花として名付けられました。

豆知識

  • マリーゴールドの香りは蚊やアブラムシなどの害虫を忌避する効果がある
  • オランダでの品種改良により現在では150以上の園芸品種が存在する
  • NASA の研究では室内の有害物質を除去する効果があることが判明
  • 古代アステカでは「太陽の花」と呼ばれ、金と同じ価値があるとされた

利用方法

観賞用
  • 花壇の縁取り植物
  • コンテナガーデニング
  • 切り花としての利用
薬用
  • 抗炎症作用
  • 傷の治癒促進
  • 皮膚トラブルの改善

注意: アレルギー体質の方は皮膚に直接触れる際は注意が必要

食用
  • 花びら
その他
  • コンパニオンプランツとして害虫忌避
  • 天然染料として利用
  • ポプリの材料

毒性

症状: 一般的に無毒とされていますが、大量摂取は避けるべきです。

キョウチクトウ (夾竹桃)

学名: Nerium oleander
科名: キョウチクトウ科

花言葉

  • 注意
  • 危険
  • 用心
  • 油断大敵
  • 危険な愛

特徴

花色:

説明

葉は厚く長楕円形で竹の葉に似ており、6月から9月に桃の花に似た白色や赤色などの花を咲かせます。車の排気ガスや大気汚染にも強く、乾燥や暑さ、大気汚染に強く、育てやすいため公園や緑地などで植栽されています。しかし、根、葉、茎、花など樹木全体に毒性を持っており、取り扱いには十分な注意が必要です。

豆知識

  • 広島の原爆投下後、75年間草木も生えないと言われた焦土にいち早く咲いた花
  • 肉を焼くのに生木の枝を串代わりに使って中毒を起こした事例がある
  • 美しい花と強い毒性から「美しき殺し屋」とも呼ばれる
  • 排気ガスなどの大気汚染に最も強い樹木の一つ

利用方法

観賞用
  • 公園や街路樹としての植栽
  • 庭園の観賞用
  • 生垣としての利用
薬用
  • 古代では心臓病の治療に使用された歴史がある

注意: 現在は毒性が強すぎるため薬用使用は禁止されています

食用

絶対に食用にしてはいけません

その他
  • 大気汚染浄化植物
  • 防音・防風効果

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 根, 葉, 茎, 花, 種子

症状: 口に含むなどすると吐き気、嘔吐、下痢、めまい、腹痛などの症状が起こり、重篤な場合は心臓麻痺により死に至る可能性があります。

フリージア

学名: Freesia refracta
科名: アヤメ科

花言葉

  • 親愛の情
  • 友情
  • 感謝
  • 優雅
  • 無邪気
  • あどけなさ
  • 純潔
  • 憧れ

特徴

花色:

説明

スイセンのような細長い葉を10枚ほど出した後に、3月から4月頃にすっと伸びた茎に連なるように複数の花をつけ、下から徐々に咲き進みます。フリージアの大きな魅力は香りで、花の色によって香りが異なり、白色はキンモクセイのような甘い香りを、黄色は甘酸っぱい香りを漂わせます。

豆知識

  • オランダでの品種改良により現在では150以上の園芸品種が存在する
  • 花の色によって香りが違い、黄色は特有のフルーティーな甘い香りがする
  • 香り成分の多くはテルペン類のリモネンで神経を落ち着かせる働きがある
  • フリージアの花は弓のように付いていて、順々に花が咲く

利用方法

観賞用
  • 切り花としての利用
  • 鉢植えでの観賞
  • 花壇植え
薬用
  • アロマテラピーでのリラックス効果

注意: 直接的な薬用効果は認められていません

食用

食用には適さない

その他
  • 香水の原料
  • フラワーアレンジメント
  • ポプリの材料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根(軽度)

症状: 球根を大量摂取した場合、軽度の胃腸障害を起こす可能性がありますが、通常は問題ありません。