1946年

全日本産業別労働組合会議(産別会議)結成。

戦後の労働運動を再編成するため、全国の産業別労組が一堂に会して結成された全国組織です。
戦後の混乱期に、産業別労働組合の連携強化を目的として発足しました。 全国の各産業労組が参加し、賃金や労働条件の改善を掲げて結束を図りました。 組織は政府や財界との交渉を担う中核機関として機能しました。 その後の日本の労働運動や労働政策に影響を与え、組合再編の礎を築きました。 労働組合運動の統一的な取り組みに向けた重要な一歩となりました。
1946年 全日本産業別労働組合会議
1948年

第3次東宝争議: 砧撮影所に立てこもる組合員2,500人に対し、東京地裁が撮影所明渡しの仮処分を執行。米軍の戦車7台・飛行機3機などが投入され、組合員は撤退。

東宝の労働争議で組合員が撮影所に立てこもり、裁判所と米軍装備を用いた排除が行われた事件です。
1948年、第3次東宝争議として知られる映画会社東宝の労働運動の一幕です。 東京地裁は撮影所明渡しの仮処分を認め、砧撮影所に立てこもった約2,500人の組合員に執行を命じました。 執行には米軍の戦車7台や飛行機3機が動員され、実質的な武力介入とも言える対応が行われました。 組合員は籠城戦を展開したものの、最終的には撤退を余儀なくされました。 この騒動は映画産業と労働組合の関係に深い影響を与えました。
1948年 第3次東宝争議 砧撮影所 東京地裁