安政5年7月11日

日露修好通商条約締結。

1858年8月19日、日露修好通商条約が締結され、両国の外交関係が本格化しました。
安政5年7月11日に締結された日露修好通商条約は、日本とロシア帝国の初めての本格的な通商条約です。両国は領事裁判権の相互承認や関税自主権の制限などを取り決め、列強の中での日本の立場に影響を与えました。条約により長崎と函館にロシア領事館が設置され、貿易港としての機能が拡大します。これに伴い日本は欧米諸国との通商体系を構築し始め、近代化への道を歩み出しました。条約の成立は維新前夜の日本にとって国際社会への扉を開く歴史的転機となりました。
1858年 安政 7月11日 日露修好通商条約