08月18日の命日 - 科学者・研究者

1652年

フロリモン・ド・ボーヌ

(1652 - 1652)

法学者、数学者

法学者数学者

フランスの法学者・数学者。微分積分学の基礎に貢献し、デカルトと交流した知識人。

17世紀フランスに生まれ、法学と数学の両分野で業績を残した。デカルトやフェルマーと書簡を交わし、解析学の基礎理論に関与。無限小解析の先駆的研究を行い、接線や極限の概念を深化させた。『解析入門』などの著作で後の数学者に影響を与えた。法学研究ではローマ法を体系的に整理し、ヨーロッパ法学界に貢献。その業績は近代数学と法学史の架け橋となった。

1652年フロリモン・ド・ボーヌ英語版 1652年

1823年

アンドレ＝ジャック・ガルヌラン

(1769 - 1823)

パラシュートの発明家

フランスの発明家、パラシュートの創始者。

フランスの発明家。パラシュートを発明し、1797年に気球から初の降下実験を成功。気球操縦士としても活躍し、航空の先駆者として知られる。その技術は後の航空機開発や救命装置に応用された。勇敢な飛行実験で人々に驚きと感動をもたらした。

1823年アンドレ＝ジャック・ガルヌランパラシュート 1769年

文政12年7月19日

菅江真澄

(1754 - 1829)

旅行家、博物学者

旅行家博物学者

江戸時代の旅行家・博物学者。東北を中心に風俗・自然を記録。

江戸時代の旅行家・博物学者。蝦夷や東北地方を中心に巡り、風景・民俗・動植物を調査記録。代表作『東西遊山誌』は詳細な地誌と挿絵で知られる。旅日記には民間伝承や祭事風習も豊富に描かれ、文化史資料として貴重。その博物学的視点は近代日本の自然科学・人文学に影響を与えた。

1829年 7月19日菅江真澄旅行家博物学者 1754年

1835年

フリードリヒ・シュトロマイヤー

(1776 - 1835)

化学者

カドミウムを発見したドイツの化学者。ゲッティンゲン大学で活躍し、分析化学の発展に貢献した。

1776年にドイツで生まれる。ゲッティンゲン大学で化学を学び、後に教授に就任。 1817年に新元素カドミウムを発見し、名を馳せる。分析化学や鉱物化学の研究を通じて多くの論文を発表。後進の指導にも力を注ぎ、化学教育の基盤を築いた。 1835年にその生涯を閉じた。

1835年フリードリヒ・シュトロマイヤー化学者 1776年

1907年

ジョン・カー

(1824 - 1907)

物理学者

光学のケル効果を発見したスコットランドの物理学者。

1824年にスコットランドで生まれる。ケル効果（磁気光学効果）を発見し、光学研究に大きく貢献。王立協会フェローとして活躍し、多くの論文を発表。分子分極と電場の関係を探求し、電磁気学との橋渡しを行った。ケル定数は物理学の標準的概念として受け継がれている。 1907年に没し、光学研究の発展に重要な足跡を残した。

1907年ジョン・カー物理学者 1824年

1922年

ウィリアム・ハドソン

(1841 - 1922)

鳥類学者

アルゼンチン生まれの鳥類学者・自然主義作家。

1841年にアルゼンチンで生まれる。幼少期から自然観察に親しみ、後にイギリスに渡る。鳥類の細かな生態を記録し、多くの学術論文を発表。自然主義的な文体で自然の美しさを描いた随筆でも知られる。作家としても活動し、自然文学の分野に影響を与えた。 1922年にその生涯を閉じた。

1922年ウィリアム・ハドソン鳥類学者 1841年

1937年

ルイジ・ペルニエル

(1874 - 1937)

考古学者、ファイストスの円盤発見者

考古学者ファイストスの円盤発見者

イタリアの考古学者で、クレタ島のファイストス遺跡で有名な円盤を発見した人物。

1874年にイタリア・シチリア島で生まれる。考古学を専攻し、1908年にファイストス遺跡の発掘調査で粘土製の『ファイストスの円盤』を発見。この謎多き円盤は未だ解読が続けられ、考古学史に大きな議論を呼んだ。後年はローマ考古学学校の学長などを務め、多数の著作を残した。 1937年8月18日にその生涯を閉じた。

1937年ルイジ・ペルニエル英語版ファイストスの円盤 1874年

1943年

フリードリヒ・ハルトークス

(1874 - 1943)

数学者

ドイツの数学者で、多変数複素函数論におけるハルトゥークスの定理で知られる。

1874年にドイツで生まれる。ベルリン大学で数学を学び、複素解析の研究を深めた。複素多変数の理論において、拡張定理やHartogsのレンマなど重要な成果を発表。学界で高く評価され、多くの論文を執筆した。 1943年8月18日にドイツで死去した。

1943年フリードリヒ・ハルトークス 1874年

1965年

抜山平一

(1889 - 1965)

電気工学者、東北大学名誉教授

電気工学者東北大学名誉教授

日本の電気工学者で、東北大学で教育・研究に尽力した学者。

1889年に日本で生まれる。電気工学を専攻し、早期から研究職に就く。東北大学理工学部で教授を務め、電力工学や送電技術の研究に従事。多くの技術者を育成し、日本の電気工学の発展に貢献した。 1965年8月18日に名誉教授としての長い活動を終えた。

抜山平一東北大学 1889年

1975年

中田瑞穂

(1893 - 1975)

脳神経外科医、俳人、新潟大学名誉教授

脳神経外科医俳人新潟大学名誉教授

脳神経外科医で俳人、新潟大学名誉教授を務めた人物。

中田瑞穂は1893年に生まれた脳神経外科医である。新潟大学名誉教授として後進の教育と研究に尽力した。臨床研究や手術技術の向上に貢献し、多くの医師を育成した。俳人としても活動し、繊細な感性を俳句に表現した。 1975年8月18日に逝去し、医学と文学の両分野で功績を残した。

中田瑞穂新潟大学 1893年

1976年

宇田新太郎

(1896 - 1976)

電気工学者、通信工学者

電気工学者通信工学者

電気工学と通信工学の分野で活躍した日本の工学者。

宇田新太郎は1896年に生まれた日本の電気工学者である。初期の無線通信技術の研究に従事し、通信インフラの発展に寄与した。大学や研究機関で教鞭を執り、多くの技術者を育てた。研究論文や技術開発を通じて、工業化に貢献した。 1976年8月18日に逝去し、その業績は工学分野で評価されている。

1976年宇田新太郎 1896年

1980年

エリザベス・スターン

(1915 - 1980)

病理学者

ヒトパピローマウイルス（HPV）と子宮頸がんの関連を示した先駆的な病理学者。

エリザベス・スターン（1915-1980）はスイス生まれの病理学者で、ジョンズ・ホプキンス大学で研究に従事しました。彼女は子宮頸がん組織の細胞学的解析を通じて、HPVとがんの関連を初めて示した先駆者です。その研究成果はがん予防とワクチン開発に大きく貢献し、現在の子宮頸がん検診の基盤となりました。緻密な組織学的手法と臨床データを組み合わせたアプローチは、病理学の発展に寄与しました。生涯を通じて多くの論文を発表し、世界中の研究者から高い評価を受けました。

1980年エリザベス・スターン英語版 1915年