08月18日の誕生日 | calendar.web-standard.org

嘉元3年7月27日

足利尊氏

(1305 - 1358)

室町幕府初代将軍

鎌倉幕府を倒し、室町幕府を創設した初代征夷大将軍。武家政権の新時代を切り開いたリーダーです。

足利尊氏は鎌倉幕府の執権・北条氏を排除し、1338年に征夷大将軍に任命されて室町幕府を開いた。幕府設立後は守護・地頭制を整備し、京都を中心とした統治機構を築いた。南北朝の動乱期において政治的・軍事的手腕を発揮し、足利氏の基盤を確固たるものとした。文化面では北山文化の興隆に寄与し、後の室町文化の発展を促した。死後も室町幕府は約240年にわたり続き、日本の中世史に大きな影響を与えた。

1305年嘉元 7月27日足利尊氏室町幕府将軍 1358年

1587年

ヴァージニア・デア

アメリカ大陸で出生した最初のイングランド系白人

1587年、ロアノーク植民地で生まれた最初のイングランド系白人の子供。「失われた植民地」の象徴的存在です。

イギリスのウォルター・ローリー卿が設立したロアノーク植民地で、エレノア・デアの娘として誕生。イングランド系白人としてアメリカ大陸で生まれた最初の子供とされる。両親と共に入植し、その後1590年までに植民地が跡形もなく消えた「失われた植民地」事件の中心的存在となる。その行方は未だに謎に包まれ、多くの研究者や作家の関心を集めている。生死やその後の運命は記録に残っておらず、アメリカ植民史のミステリーとして語り継がれる。

1587年ヴァージニア・デアアメリカ大陸イングランド系白人没年不詳

1685年

ブルック・テイラー

(1685 - 1731)

数学者

イギリスの数学者で、テイラーの定理やテイラー級数の理論を確立。

1685年にロンドンで生まれ、ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに在籍。 1702年に発表した「Methodus Incrementorum」でテイラーの定理を示し、解析学に大きな影響を与えた。彼の名を冠したテイラー級数は、関数の近似や物理学の応用分野で広く利用されている。数学以外にも光学や対数表の研究を行い、科学全般に精通した博識家だった。 1731年に生涯を閉じたが、その業績は後世の数学者に受け継がれ続けた。

1685年ブルック・テイラー数学者 1731年

1692年

ルイ4世アンリ

(1692 - 1740)

フランス宰相

フランス王国の宰相として1723年から1726年まで政務を取りまとめたブルボン家の公爵。

1692年にパリで生まれ、幼少よりブルボン家の公爵として教育を受ける。 1723年に国務大臣（宰相）に就任し、摂政オルレアン公下で実質的に国政を掌握した。財政再建や外交方針の立案に取り組んだが、宮廷内の対立や陰謀に翻弄された。 1726年に辞任後は外交司令官や貴族院議長として緩やかに活動を継続した。 1740年に死去し、その統治評価は現代でも議論の的となっている。

1692年ルイ4世アンリフランス宰相 1740年

享保14年7月24日

前田重煕

(1729 - 1753)

加賀国加賀藩主

江戸時代中期の加賀藩主で、財政再建や領内発展に努めた指導者。

1729年、前田綱紀の長男として金沢で生まれる。 1745年に第4代加賀藩主を継承し、財政難の打開や米価安定に尽力した。領内における新田開発や産業振興策を推進し、藩の基盤強化を図った。また学問・文化面の奨励にも熱心で、多くの学者や文化人を保護した。 1753年に急逝し、藩政改革の道半ばで世を去った。

1729年享保 7月24日前田重煕加賀国加賀藩 1753年

享保20年7月1日

板倉勝承

(1735 - 1765)

陸奥国福島藩主

1735年 7月1日板倉勝承陸奥国福島藩 1765年

1750年

アントニオ・サリエリ

(1750 - 1825)

作曲家

イタリア出身の作曲家で、ウィーン楽壇を代表し後進の育成にも貢献した。

1750年にイタリアのレッジョで生まれる。 1770年代からウィーン宮廷楽団の指揮者として活躍し、多数のオペラや宗教曲を作曲。ベートーヴェンやリスト、シューベルトらを教え、多くの音楽家の師となった。モーツァルトとの確執や毒殺説などさまざまな噂が後世に語られる。 1825年にウィーンで没し、その業績は近年再評価が進んでいる。

1750年アントニオ・サリエリ作曲家 1825年

1774年

メリウェザー・ルイス

(1774 - 1809)

探検家

アメリカ合衆国の探検家で、ルイス・クラーク探検隊の指導者。

1774年にバージニア植民地で生まれ、軍に志願しアメリカ独立戦争に従軍。 1803年にトーマス・ジェファーソン大統領からミシシッピ川以西探検の司令官に任命される。ウィリアム・クラークと共に長大な旅程を踏破し、西部開拓の礎を築いた。先住民との交渉や地理情報の記録により、アメリカ西部の地図作製に大きく貢献した。帰還後の体調不良や政治的失意により1809年に急逝した。

1774年メリウェザー・ルイス探検家 1809年

1785年

フリードリヒ・ヴィーク

(1785 - 1873)

音楽家

ドイツのピアノ教師・音楽教育者で、クララ・シューマンの父親としても知られる。

1785年にザクセン選帝侯領で生まれ、音楽教師としての道を歩む。著書『小児音楽教育法』などを刊行し、当時の教育界に大きな影響を与えた。 1828年に娘クララと夫ロベルト・シューマンを音楽界へ導いたことで有名。ピアノ教育や音楽理論の普及に尽力し、多くの門弟を輩出した。 1873年に没し、その教育理念は現代にも生き続けている。

1785年フリードリヒ・ヴィーク音楽家 1873年

1792年

初代ラッセル伯爵ジョン・ラッセル

(1792 - 1878)

イギリス首相

19世紀英国の政治家で、自由主義改革を推進したラッセル伯爵。

1792年に貴族ラッセル伯爵家に生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。ホイッグ党の重鎮として1846年と1865年に首相に就任し、改革政策を実行。選挙法改正や宗教寛容令を成立させ、英国の民主主義発展に寄与した。外交や行政制度の近代化を目指し、自由貿易の理念を強く推進した。 1878年に没し、自由主義改革の象徴として記憶される。

1792年ラッセル伯爵ジョン・ラッセルイギリス首相 1878年

1810年

ジュール・ペロー

(1810 - 1892)

バレエダンサー、振付家

バレエダンサー振付家

フランスのロマン派バレエを代表するダンサー兼振付家。19世紀半ばに活躍し、多くの名作を生み出した。

ジュール・ペロー（1810年-1892年）は、フランス出身の著名なバレエダンサー兼振付家。パリ・オペラ座をはじめ、ロシア帝国バレエでバレエマスターを務め、ロマン派バレエの黄金期を支えた。『ジゼル』『パ・ド・クル』など多くの傑作を共同振付し、ドラマティックな演出で知られる。ロンドン公演を成功させ、西欧全域にその名を轟かせた。後進の育成にも力を注ぎ、彼の振付スタイルは後のバレエ演出に大きな影響を与えた。彼の作品は現在も世界中で上演され続けている。

1810年ジュール・ペローバレエ振付家 1892年

文化13年7月25日

毛利元蕃

(1816 - 1884)

周防国徳山藩主

幕末から明治初期にかけて周防国徳山藩を治めた大名。維新期の藩政改革に携わった。

毛利元蕃（1816年-1884年）は、周防国徳山藩の第12代藩主。幕末期の動乱に際し、藩政改革を断行し財政再建に努めた。領地の産業振興や農業奨励策を推進し、藩政の近代化を図った。明治維新後の廃藩置県では華族（子爵）に列せられ、新政府の地方行政に参与した。元蕃は旧武士階級と新政府の橋渡し役を担い、地域社会の安定に寄与。私生活では茶道や和歌を嗜み、文化人としても知られた。彼の統治は徳山藩の発展基盤を築き、地域の近代化に大きく貢献した。

1816年文化 7月25日毛利元蕃周防国徳山藩 1884年