08月16日の命日 - 政治家・指導者

嘉禄元年7月11日

北条政子

(1157 - 1225)

源頼朝の正室

鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の正室で、政治的手腕と尼将軍として知られた女性。

1157年、北条時政の娘として生まれました。源頼朝と婚姻し、鎌倉幕府の政治を側面から支える中心人物となりました。嫡男・頼家、次男・実朝を出産し、将来の幕府継承体制を築きました。 1221年の承久の乱では『尼将軍』と称され、幕府軍の勝利に大きく寄与しました。晩年は出家して法華尼となり、1225年に亡くなりました。

1225年嘉禄 7月11日北条政子源頼朝 1157年

1291年

フリードリヒ・トゥタ

(1269 - 1291)

マイセン辺境伯の摂政

マイセン辺境伯国の摂政として辺境の統治を担ったドイツの貴族。

1269年、ヴェッティン朝の一員として生まれました。父の死後、後継者が幼少だったため、マイセン辺境伯国の摂政を務めました。辺境伯国の行政を取り仕切り、領地の安定化に努めました。 1291年に急逝し、その死は領邦間の権力争いを招きました。短い生涯ながら、中世ドイツの辺境統治に影響を残しました。

1291年フリードリヒ・トゥタマイセン辺境伯摂政 1269年

1358年

アルブレヒト2世

(1298 - 1358)

オーストリア公

ハプスブルク家のオーストリア公として領地の統治と発展に尽力した中世の君主。

1298年に神聖ローマ皇帝アルブレヒト1世の息子として生まれました。 1330年に兄弟とともにオーストリア公国の共同統治者となりました。領地の行政・法制度の整備を進め、ハプスブルク家の基盤強化に貢献しました。スイス地方との紛争にも関与し、領邦政治に深く関わりました。 1358年に没し、その死後も子孫はヨーロッパ政界で大きな影響力を発揮しました。

1358年アルブレヒト2世オーストリア公 1298年

1419年

ヴェンツェル

(1361 - 1419)

神聖ローマ皇帝

ボヘミア王および神聖ローマ皇帝として即位し、軋轢と改革の時代を生き抜いた君主。

1361年、カール4世の長男として生まれました。 1378年にボヘミア王、1376年にローマ王に即位し、神聖ローマ皇帝としても称されました。貴族との対立や財政難に苦しみ、皇帝権の行使は限定的でした。 1400年に選帝侯により廃位され、以降はボヘミアに軟禁されました。 1419年に亡くなり、その死はフス派運動の激化を招きました。

1419年ヴェンツェル神聖ローマ皇帝 1361年

嘉吉3年7月21日

足利義勝

(1434 - 1443)

室町幕府7代征夷大将軍

室町幕府第7代征夷大将軍として幼くして将軍職に就いた武家の棟梁。

1434年に6代将軍・足利義教の子として生まれました。 1442年、義教の暗殺を受けてわずか8歳で第7代将軍に就任しました。実権は有力守護大名や執権が掌握し、幼少の将軍は名目的立場にとどまりました。翌1443年に病弱により9歳で急逝し、幕府は再び権力闘争の時代を迎えました。短い在任期間ながら、幕府の継承問題に大きな影響を与えました。

1443年嘉吉 7月21日足利義勝室町幕府征夷大将軍 1434年

1445年

マーガレット

(1424 - 1445)

フランス王太子ルイの妃

スコットランド王ジェームズ1世の娘で、フランス王太子ルイ（後のルイ11世）に嫁いだ王女。

1424年にスコットランド王ジェームズ1世とジャン・ビュフォールの間に誕生しました。 1436年にフランス王太子ルイ（後のルイ11世）と結婚し、フランス王室に迎えられました。フランス宮廷では活発な交流を通じてスコットランドとの友好関係に寄与しました。 1445年に夭逝し、結婚からわずか9年後にその生涯を閉じました。子女を残さなかったことは、後の継承問題に影響を与えました。

1445年マーガレットフランス王太子ルイ11世 1424年

1532年

ヨハン

(1468 - 1532)

ザクセン選帝侯

ザクセン選帝侯として宗教改革を保護し、ルター派を支えた君主。

1468年にメッセンで生まれ、ザクセン選帝侯フリードリヒ3世（賢明侯）の子として育ちました。 1525年に父の死去に伴い、第2代ザクセン選帝侯に即位しました。マルティン・ルターを保護し、宗教改革の拡大と定着を支援しました。宗教戦争を避けるため、政治的な折衝を重ねながら領邦の安定に努めました。 1532年に没し、ザクセン選帝侯領はルター派の中心地として発展しました。

1532年ヨハンザクセン選帝侯 1468年

承応3年7月4日

伏見宮貞清親王

(1596 - 1654)

江戸時代の皇族

江戸時代初期の皇族で、伏見宮家の基盤を築いた親王。

1596年に後陽成天皇の第二皇子として誕生しました。 1615年に伏見宮を創設され、初代当主として宮家を興しました。将軍家と朝廷の橋渡し役としての役割を担い、朝幕関係の維持に貢献しました。諸国の神社仏閣を保護し、文化事業にも理解を示しました。 1654年に没し、その功績は伏見宮家の伝統として受け継がれました。

1654年承応 7月4日伏見宮貞清親王皇族 1596年

万治元年6月28日

井伊直孝

(1590 - 1659)

第2代彦根藩主

江戸時代の大名、第2代彦根藩主を務めた人物。

1590年に生まれ、第2代彦根藩主として家督を相続。藩政改革に取り組み、城郭修築や治水事業を推進した。大坂の役後の藩財政安定化に尽力し、江戸幕府の要職も歴任した。藩士の教育・人材育成にも注力し、学問を奨励した。 1659年に没し、その統治は藩政基盤を確立し、後世に影響を残した。

1659年万治 6月28日井伊直孝彦根藩主 1590年

延宝3年6月25日

八条宮長仁親王

(1655 - 1675)

江戸時代の皇族

江戸時代の皇族の一人。八条宮家を称した。

1655年に生まれ、皇族として八条宮を継承した。宮中行事や儀式に参列し、文化活動にも関与した。和歌や書道に親しみ、文芸を保護した。朝廷と幕府の調整役を務めたとされる。 1675年に没した。

1675年延宝 6月25日八条宮長仁親王 1655年

享保17年6月26日

細川宣紀

(1676 - 1732)

第4代熊本藩主

江戸時代の大名、第4代熊本藩主を務めた人物。

1676年に生まれ、細川家第4代当主として藩政を運営した。藩財政の再建や土木・治水事業を推進し、領内の安定化に努めた。文化事業も奨励し、学問や芸術の保護に貢献した。朝廷や幕府との関係調整も行い、藩の地位向上を図った。 1732年に没した。

1732年享保 6月26日細川宣紀熊本藩主 1676年

宝暦7年7月2日

徳川宗直

(1682 - 1757)

第6代紀州藩主

江戸時代の大名、第6代紀州藩主を務めた人物。

1682年に生まれ、紀州徳川家の第6代藩主として家督を継承した。藩政改革に取り組み、財政再建や殖産興業を推進した。幕府の重職を歴任し、幕府内外で要職を務めた。領内の治水事業や城郭整備にも注力した。 1757年に没し、その統治は藩基盤の強化に繋がった。

1757年宝暦 7月2日徳川宗直紀州藩主 1682年