08月16日の命日 - 芸術家・音楽家

1518年

ロイゼ・コンペール

(1445 - 1518)

作曲家

ルネサンス期のフランス＝ネーデルラント楽派を代表する作曲家。

約1445年におそらくネーデルラント地方で生まれました。ブルゴーニュ公国やイタリアの宮廷で音楽家として活躍しました。ミサ曲、モテット、シャンソンなど多彩なジャンルで作品を残しました。音楽における構造的対位法を巧みに用い、当時の最先端表現を追求しました。後世の作曲家にも影響を与え、フランドル楽派の発展に貢献しました。 1518年に没し、その業績は現在も高く評価されています。

1518年ロイゼ・コンペール作曲家 1445年

1916年

ウンベルト・ボッチョーニ

(1882 - 1916)

画家、彫刻家

画家彫刻家

イタリアの未来派を代表する画家・彫刻家です。

1882年にイタリアで生まれ、ミラノやローマで美術を学びました。未来派運動に参画し、動きや速度を表現する作風を確立しました。絵画と彫刻の両分野で革新的な作品を発表し、『未来派彫刻技法宣言』を執筆しました。ダイナミズムの概念を芸術に導入し、20世紀美術に大きな影響を与えました。1916年の事故により33歳で急逝しましたが、その先進的な芸術観は後世に受け継がれています。

1916年ウンベルト・ボッチョーニ画家彫刻家 1882年

1923年

カール・ヌードストローム

(1855 - 1923)

画家

1923年カール・ヌードストローム画家 1855年

1928年

佐伯祐三

(1898 - 1928)

画家

日本の洋画家で、パリで活動し近代洋画に大きな影響を与えました。

1898年に東京で生まれ、東京美術学校で絵画を学びました。1925年に渡仏し、パリでセザンヌや印象派の技法を吸収しました。モンマルトルの風景を中心に描き、その色彩感覚と構図が高く評価されました。戦前の日本画壇に新風をもたらし、戦後の洋画発展に影響を与えました。若くして結核を患い、30歳の若さで亡くなるも、遺された作品は日本の洋画史において重要な位置を占めています。

1928年佐伯祐三 1898年

1938年

ロバート・ジョンソン

(1911 - 1938)

ブルースギタリスト

アメリカのブルースギタリストで、伝説的な孤高の才能として知られます。

1911年にアメリカ南部で生まれ、幼少期からギターを独学で習得しました。1930年代に録音した約30曲は、独特のスライド奏法と哀愁を帯びた歌声で高い評価を受けました。運命を売り渡したという伝説とともに、その生涯は謎に包まれています。27歳で急逝しましたが、後のロックミュージシャンやブルース奏者に大きな影響を与えました。今日でも「ブルースの父」として敬愛されています。

1938年ロバート・ジョンソンブルースギタリスト 1911年

1955年

吉田初三郎

(1884 - 1955)

鳥瞰図絵師

日本の鳥瞰図絵師。城郭や都市の俯瞰図で知られる地図家。

吉田初三郎（1884年生）は日本の鳥瞰図絵師。城郭や都市の鳥瞰図（俯瞰図）を得意とし、詳細かつ美麗な地図画を制作した。代表作には姫路城や名古屋城などの城郭図があり、その緻密な描写と芸術性が高く評価された。地図製作だけでなく、展覧会や出版を通じて多くの人に鳥瞰図の魅力を伝えた。昭和期の地図芸術に新たな視点をもたらし、後進の地図家にも影響を与えた。 1955年8月16日に逝去した。

吉田初三郎鳥瞰図 1884年

1959年

ワンダ・ランドフスカ

(1879 - 1959)

チェンバロ奏者

ポーランド出身のチェンバロ奏者・教育者。バロック音楽の復興に大きく貢献。

1879年にワルシャワで生まれる。ショパン音楽院などで学び、チェンバロ演奏に専念。近代的なチェンバロ製作と演奏技術を確立。パリで古楽専門学校を設立し、多くの門弟を育成。録音を通じてバロック音楽の魅力を広く紹介。 1959年にニューヨークで逝去し、後世に影響を残す。

1959年ワンダ・ランドフスカチェンバロ 1879年

1972年

ジョン・バーンズ・チャンス

(1932 - 1972)

作曲家

アメリカの作曲家。吹奏楽作品で知られ、中編成バンド音楽に多大な影響を与えた。

1932年にアメリカで生まれる。テキサス大学で音楽を学ぶ。中編成吹奏楽の代表作「Variations on a Korean Folk Song」などを作曲。教育者としても活動し、多くの学生に影響。その作品は世界中の吹奏楽団で演奏され続けている。 1972年に事故により逝去。

1972年ジョン・バーンズ・チャンス 1932年

1975年

カルロス・ラウール・ビリャヌエバ

(1900 - 1975)

建築家

ベネズエラの建築家。現代建築の先駆者として知られ、カラカスの大学キャンパスを設計。

1900年にロンドンで生まれ、幼少期にベネズエラへ移住。パリで建築を学び、モダニズムを取り入れる。カラカス大学都市キャンパスでは芸術と建築の統合を実現。ラテンアメリカの現代建築界に大きな影響を与える。アメリカ建築家協会などから多くの賞を受賞。 1975年に逝去。

1975年カルロス・ラウール・ビリャヌエバ建築家 1900年

1977年

エルヴィス・プレスリー

(1935 - 1977)

歌手

アメリカの歌手・俳優。「ロックンロールの王様」として音楽史に大きな影響を与えた。

1935年にミシシッピ州で生まれる。 1954年にサン・レコードでレコーディングを開始。「ハートブレイクホテル」などのヒット曲で一躍スターに。 31本の映画に出演し、エンターテインメント界を席巻。プレスリー・ツリーを築き、ロックの普及に貢献。 1977年にメンフィスで急逝、そのカリスマ性は今なお色褪せない。

1977年エルヴィス・プレスリー歌手 1935年

1982年

藤田まさと

(1908 - 1982)

作詞家

日本の作詞家。昭和歌謡の名曲を生み出した。

1908年に生まれる。昭和歌謡の黄金期に多数のヒット曲を手がける。美空ひばりや藤圭子などの歌手に詞を提供。詩情豊かな歌詞で多くの人々に愛される。歌謡曲の歴史に大きな足跡を残す。 1982年に逝去。

1982年藤田まさと作詞家 1908年

1997年

ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン

(1948 - 1997)

カッワーリー歌手

パキスタンの伝統音楽カッワーリーを世界に広めた歌手。

1948年にパキスタンで生まれ、幼少期から歌手としての才能を発揮。伝統的なカッワーリー音楽を世に広めるべく、革新的なアレンジと力強い歌声で国際的に注目を集め。 1980年代以降、欧米や日本を含む世界各地で公演を行い、ワールドミュージックシーンを牽引。多くのアルバムをリリースし、異文化交流の架け橋となった。 1997年8月16日にその生涯を閉じ、今も多くのアーティストに影響を与えている。

1997年ヌスラト・ファテー・アリー・ハーンカッワーリー 1948年