08月16日の誕生日 | calendar.web-standard.org

1378年

洪熙帝（仁宗）

(1378 - 1425)

中国明朝の第4代皇帝

中国明朝第4代皇帝。永楽帝の息子として生まれ、1424年に即位したが、在位期間は短かった。

1378年に明の皇族として生まれた洪熙帝は、永楽帝の子として知られる。 1424年に即位し、父の過剰な土木事業を縮小する政策を行った。学問や農業の振興を図り民生の安定に努めた。在位は約1年であったが、政治改革の意図が評価される。 1425年に急逝し、弟の宣宗が後を継いだ。

1378年洪熙帝（仁宗）中国明皇帝 1425年

1557年

アゴスティーノ・カラッチ

(1557 - 1602)

画家

イタリア・ボローニャ派の画家。弟子たちとともにアカデミア・デリ・インカミナーティを設立し、バロック美術の先駆けとなった。

1557年にボローニャで生まれる。ボローニャ派を代表する画家として活躍。兄弟のアンニーバレと共にアカデミア・デリ・インカミナーティを設立。古典的調和と自然主義を融合し、バロック美術に大きな影響を与えた。代表作には『キリストの復活』などがある。 1602年に生涯を終えた。

1557年アゴスティーノ・カラッチ画家 1602年

1596年

フリードリヒ5世

(1596 - 1632)

プファルツ選帝侯

プファルツ選帝侯であり、ボヘミア王としても知られる「冬の王」。三十年戦争の引き金となる短命の王位を経験した。

1596年にプファルツで生まれる。 1619年、ボヘミア王に選出されるも1年後に退位。この事件は三十年戦争開始の一因となった。英女王アンが妻としてイギリスとの同盟を模索。 1632年に没し、選帝侯位も剥奪された。後世に「冬の王」として知られる。

1596年フリードリヒ5世プファルツ選帝侯 1632年

1645年

ジャン・ド・ラ・ブリュイエール

(1645 - 1696)

モラリスト

17世紀フランスのモラリスト・随筆家。人間の性格や風俗を鋭く描いた『性格論』で知られる。

1645年にパリで生まれる。宮廷文化の中でフランス貴族の風俗を観察。代表作『Les Caractères』はフランス文学の随筆形式に革新をもたらす。人間の虚栄や矛盾を機知に富んだ筆致で描写。哲学者老子の思想にも触れ、道徳的洞察を示した。 1696年に没するまで執筆活動を続けた。

1645年ジャン・ド・ラ・ブリュイエールモラリスト 1696年

1744年

ピエール・メシャン

(1744 - 1804)

天文学者

フランスの天文学者。メシャン天体カタログの編纂や地球子午線測量に貢献した。

1744年にフランス領ラングドックで生まれる。メシエ氏と協働してメシエ天体カタログの改訂を手掛ける。彗星や星団の発見で知られる。 1791年からフランス子午線弧測量に参画し、標準メートル原器の基礎データを提供。電信など新技術を利用した観測法を導入。 1804年に没し、功績は19世紀天文学の発展に繋がった。

1744年ピエール・メシャン天文学者 1804年

1789年

エイモス・ケンドール

(1789 - 1869)

第11代アメリカ合衆国郵政長官

第11代アメリカ合衆国郵政長官。アンドリュー・ジャクソン政権で側近として活動し、郵便制度改革を推進した。

1789年ケンタッキー州に生まれる。ジャクソン大統領およびバンバレン政権の顧問として活躍。 1835年から1840年まで郵政長官を務め、料金体系の合理化や地方郵便局の整備を推進。電信普及を後押しし通信網の発展に寄与。公職退任後も新聞社を経営するなどメディア界にも影響。 1869年に没するまで多方面で功績を残した。

1789年エイモス・ケンドールアメリカ合衆国郵政長官 1869年

1795年

ハインリヒ・マルシュナー

(1795 - 1861)

作曲家

ドイツ・ロマン派の作曲家。オペラ『デア・ヴァンピール』など劇場作品で知られる。

1795年にザクセン＝タウバーで生まれる。若くして作曲を学び、1820年代からウィーンで活動。代表作のオペラ『デア・ヴァンピール』はロマン主義的色彩に富んだ作品。室内楽や宗教音楽も手がけ、幅広いジャンルで作品を残す。後進の指導にも力を注ぎ、ヨーロッパ各地で公演が行われた。 1861年に没するまで活躍した。

1795年ハインリヒ・マルシュナー作曲家 1861年

1815年

ヨハネ・ボスコ

(1815 - 1888)

カトリック教会の聖人

イタリアのカトリック司祭、教育者。青少年の福祉と教育に生涯を捧げ、サレジオ会を創設した。

1815年ピエモンテ州トリノ近郊で生まれる。神父として貧しい若者の支援に尽力。 1859年にサレジオ会（会父協会）を設立し、教育と福祉活動を体系化。実践的な職業訓練や寄宿学校を開設し、多くの少年を救済。生涯にわたり書簡や教育理念を発信し、『愛の教育』として知られる。 1888年に列聖され、現在も多くの教会や学校で顕彰されている。

1815年ヨハネ・ボスコカトリック教会聖人 1888年

1821年

アーサー・ケイリー

(1821 - 1895)

数学者

イギリスの数学者。群論や行列論の創始者の一人で、多くの定理や用語に名を残す。

1821年ロンドンで生まれる。ケンブリッジ大学で数学を学び、代数学の発展に貢献。群や行列の理論を体系化し、ケイリー–ハミルトンの定理を提唱。楕円関数論や解析学にも業績を残す。王立協会フェローとして活躍し、多くの論文を発表。 1895年に没し、現代数学の基礎を築いた功績で知られる。

1821年アーサー・ケイリー数学者 1895年

1832年

ヴィルヘルム・ヴント

(1832 - 1920)

生理学者、心理学者

生理学者心理学者

ドイツの生理学者・心理学者。実験心理学の父と称され、ライプツィヒ大学に初の心理実験室を開設した。

1832年にヴュルツブルクで生まれる。生理学者として神経系の研究に従事。 1879年にライプツィヒ大学に実験心理学研究所を創設し、心理学を独立学問として確立。意識の構成要素を分析する構成主義心理学を提唱。多くの心理実験や教科書を発表し、世界各地に弟子を輩出。 1920年に逝去し、心理学史に大きな足跡を残した。

1832年ヴィルヘルム・ヴント生理学者心理学者 1920年

1845年

ガブリエル・リップマン

(1845 - 1921)

物理学者

フランスの物理学者。光の干渉を利用したカラー写真技術を開発し、1908年にノーベル物理学賞を受賞。

1845年にルクセンブルクで生まれる。物理学の分野で光学を研究し、干渉現象を利用したリップマン法と呼ばれるカラー写真技術を発明した。この業績により1908年にノーベル物理学賞を受賞。パリ大学教授として多くの後進を育成し、学術団体の活動にも貢献。 1921年にパリで没し、光学研究の先駆者として知られ続ける。

1845年ガブリエル・リップマン物理学者 1921年

1860年

ジュール・ラフォルグ

(1860 - 1887)

詩人

フランスの象徴派詩人。若くして独自の詩風を確立し、後の文学に影響を与えた。

1860年にパリ近郊で生まれる。自由詩や象徴主義の手法を取り入れ、斬新な詩風を展開。 1881年からウルグアイのアワハ校で英語教師を務めつつ詩作に没頭。代表作『生の黄昏』などに見られる率直でアイロニーに富んだ表現が特徴。 27歳の若さで他界したが、その革新的な詩風は後の詩人たちに大きな影響を与えた。

1860年ジュール・ラフォルグ詩人 1887年