明千寺キリコ祭
国・地域:
日本
毎年8月15日〜8月16日、石川県穴水町明千寺地区で開催されるお祭り。白雉神社の夏の祭礼に白木造りの高さ9mのキリコが奉納される。キリコは地区を練り歩いた後、神社へ神輿を迎えに行き、お旅所まで先導するが、神様に失礼にならないよう、神輿に正面を向け、後ろ向きで進む。
石川県穴水町明千寺地区で8月15日から16日に行われる白雉神社の夏祭礼。高さ9mの白木造りキリコが練り歩く。
石川県穴水町明千寺地区で毎年8月15日から16日にかけて開催される夏祭礼。
白雉神社の祭礼として奉納される高さ9mの白木造りキリコが見どころ。
キリコは地区内を練り歩き、神輿を迎えお旅所まで先導する行列が華やかに演出される。
神輿に対してキリコは正面を向けず後ろ向きで進む独特の作法が伝統となっている。
地域住民が担ぎ手として参加し、安全や豊作を祈願する。
夜間には提灯の明かりに照らされるキリコが幻想的な景観を生み出す。
地元の貴重な伝統行事として保存活動も行われ、歴史的価値が守られている。
明千寺キリコ祭
日本
石川県
穴水町
南部の火祭り
国・地域:
日本
山梨県南部町の富士川河川敷南部橋上下流で毎年この日に開催される火祭り。お盆の送り火や川施餓鬼として、稲を病害虫から守るための虫送りの意味も込められている。
山梨県南部町の富士川河川敷で8月15日に行われる火祭り。虫送りの儀式を兼ね、稲作の無事を祈願する。
山梨県南部町の富士川河川敷で毎年8月15日に開催される伝統的な火祭り。
お盆の送り火と川施餓鬼を兼ね、稲を病害虫から守る虫送りの意味を持つ。
大松明を投じて火を灯し、炎で邪悪な霊や害虫を追い払うとされる。
地元農家や住民が共同で松明を制作し、読経や祈祷の中で火を燃やす。
火のまわりでの舞や太鼓演奏などが行われ、夏の夜を彩る。
無形民俗文化財に登録され、地域の伝統文化として保存活動が続けられている。
炎の迫力と川風が融合した独特の景観が観光客にも人気である。
南部の火祭り
日本
山梨県
南部町
米津の川まつり
国・地域:
日本
愛知県西尾市の矢作川米津橋下流で毎年この日に開催される。水難者や戦没者の霊を慰めるために始まった行事で、読経が流れる中、約1,500個の揺れる万灯が川面に浮かび、夜空には約3,000発のスターマインや仕掛花火などが打ちあがる。
愛知県西尾市矢作川で8月15日に開催される灯籠流しと花火の川まつり。水難者や戦没者の霊を慰める。
愛知県西尾市の矢作川米津橋下流で毎年8月15日に開催される川まつり。
水難者や戦没者の霊を慰めるため、約1,500個の灯籠を川面に浮かべる。
読経が流れる中、静かに揺れる灯籠が幻想的な光景を演出する。
夜空には約3,000発のスターマインや仕掛花火が打ち上げられ、華やかに彩られる。
地元住民や参加者が提灯行列を行い、祈りを捧げつつ祭りを盛り上げる。
花火と灯籠の融合による幽玄な雰囲気が特長で、観光客にも人気がある。
祭りは地域保存会が主催し、無形民俗文化財に登録されている。
日本
愛知県
西尾市
小渡天王祭
国・地域:
日本
愛知県豊田市で行なわれる御鍬神社(おくわじんじゃ)の境内社・津島社の祭礼。神輿の練り、松明行列、矢作川での灯籠流しが行われたあと、旭やまびこ花火大会で約1,000発の花火が打ち上げられる。
愛知県豊田市の御鍬神社で8月15日に行われる天王祭。松明行列や灯籠流し、花火大会などが見どころ。
愛知県豊田市の御鍬神社(津島社)境内で毎年8月15日に開催される天王祭。
松明行列や神輿の練り歩きが行われ、地域の安全や豊作を祈願する。
矢作川での灯籠流しでは、手作りの灯籠が川面を漂い幽玄な光景を生み出す。
祭りのクライマックスは旭やまびこ花火大会で、約1,000発の花火が打ち上げられる。
参加者は氏子や地域住民で、世代を超えた交流の場ともなっている。
古くから伝わる神事と近年の花火演出が融合した独特の祭礼である。
露店や屋台も並び、祭り期間中は地域全体が活気に包まれる。
日本
愛知県
豊田市
小橋の精霊船
国・地域:
日本
京都府舞鶴市小橋地区で毎年この日に実施される。海嶠寺にまつられた施餓鬼法要の旗やお供物、家々の門に設けられたお供物が、子どもたちの手で精霊船に積み込まれ、沖に流される。京都府の無形民俗文化財に登録されている。
京都府舞鶴市小橋地区で8月15日に実施される精霊船流し。子どもたちが供物を積んだ船で先祖の霊を送る。
京都府舞鶴市小橋地区で毎年8月15日に行われる精霊船流しの民俗行事。
海嶠寺の施餓鬼法要に伴い、家々の供物や旗を精霊船に積み込む。
子どもたちが手作りの小船を沖へ流し、先祖の霊をあの世へ送り届ける。
漂う船の灯りが夜の海面を照らし、神秘的な光景を演出する。
京都府の無形民俗文化財に登録され、地域の伝統文化として保護されている。
装束を身にまとった参加者が法要や読経の合間に船を流す一連の儀式を行う。
地域住民にとって子ども時代の大切な思い出となる行事である。
日本
京都府
舞鶴市
椋浦の法楽おどり
国・地域:
日本
広島県尾道市因島椋浦町で毎年この日に行われるお祭り。中世、村上水軍が出陣の際に勝利と兵士の安全を祈願し、帰陣の折には勝利を祝し戦没者を追悼したのが始まりで、江戸時代に五穀豊穣、無病息災を祈る行事に変化したと伝えられている。広島県の無形民俗文化財に登録されている。
広島県尾道市因島椋浦町で8月15日に行われる法楽踊り。戦勝祈願と五穀豊穣を祈る伝統芸能。
広島県尾道市因島椋浦町で毎年8月15日に開催される伝統的な法楽踊り祭り。
中世の村上水軍が出陣時に勝利祈願、帰陣時に戦没者追悼として行ったのが起源とされる。
江戸時代には五穀豊穣や無病息災を祈る行事へと変化したと伝えられている。
参加者は法被や陣羽織を身にまとい、太鼓や笛の音に合わせて勇壮な踊りを披露する。
扇踊りや列陣行列など多彩な演目が見どころとなっている。
広島県の無形民俗文化財に登録され、地域の歴史と文化を伝える重要な祭礼である。
近年は観光客向けにガイドツアーや地元グルメの出店も実施されている。
椋浦の法楽おどり
日本
広島県
尾道市
萩・万灯会 送り火
国・地域:
日本
山口県萩市の東光寺で毎年この日に行なわれる。萩の夏の風物詩『萩・万灯会』は、萩藩主毛利家菩提寺である大照院と東光寺が舞台で、8月13日の「迎え火」は大照院、8月15日の「送り火」が東光寺で行なわれる。「萩・万灯会」では、墓所にある500基を超える石灯籠に火が灯る。
萩市東光寺で行われる夏の送り火の祭り。
墓所の石灯籠に灯がともり、先祖を送る幻想的な光景が広がります。
山口県萩市にある東光寺で、毎年8月15日に「送り火」が行われる夏の伝統行事です。
同じく萩藩主毛利家の菩提寺である大照院で迎え火を灯した後、東光寺の墓所で500基を超える石灯籠に火がともります。
夜の闇に浮かび上がる石灯籠は、参拝する人々に先祖の霊をしのぶ静かなひとときを提供します。
幻想的な光の演出とともに、歴史ある萩の町並みを彩る風物詩として知られています。
観光客や地元住民が共に集い、夏の終わりを感じる風情豊かな祭りです。
日本
山口県
萩市
東光寺
毛利家
大照院
8月13日
聖母の被昇天の祭日(カトリック教会)
聖母マリアが死ぬことなく、生きたまま天にあげられたことを記念する日。
聖母マリアが天に迎えられたことを祝うカトリックの祝祭日。
カトリック教会の教義に基づき、聖母マリアが死を経ずに天に昇ったとされる出来事を記念します。
毎年8月15日にはミサや行列などの宗教儀式が世界中の教会で行われます。
イタリアやスペインなどでは聖母像の行列やパレードが伝統行事として定着。
信者にとって重要な聖日の一つであり、平和と救いを祈念する機会です。
家族や教会コミュニティが集い、祈りと感謝を捧げる日となっています。
聖母の被昇天の祭日
カトリック教会
聖母マリア
精霊流し(長崎県)
長崎県で毎年8月15日に行われる伝統行事で、先祖の霊を鎮めるために精霊船や灯籠を川や港に流します。
長崎の夜を彩る精霊流しは、お盆の最終日に先祖の霊を送るための供養行事です。紙製の精霊船や灯籠に願いや名前を書き込み、川や港に浮かべます。無数の灯りが水面に映り、幻想的な光景を生み出します。起源は江戸時代の中国由来の習俗にさかのぼり、地域の寺社や町内会が中心となって開催されます。地元住民だけでなく観光客も参加し、夏の終わりを告げる風物詩として親しまれています。
精霊流し
長崎県