第二次世界大戦終結の日なので、多くの関係国で記念日になっている。ただし、ポツダム宣言に基づき日本が降伏文書に調印した9月2日前後としている国家も多い(日本の降伏)。

終戦の日・戦没者を追悼し平和を祈念する日(日本)日本では、1945年(昭和20年)8月15日の正午に、昭和天皇の朗読による終戦の詔書のラジオ放送(玉音放送)が行われ、国民にポツダム宣言受諾が伝えられた。1963年(昭和38年)以降、毎年この日に政府主催で「全国戦没者追悼式」が行われる。、対日戦勝記念日(イギリス)、光復節(韓国)・解放記念日(北朝鮮)日本がポツダム宣言を受諾したことにより、朝鮮が日本の統治から解放されたことから。

1945年8月15日正午に玉音放送で終戦が国民に伝えられた日。政府主催の「全国戦没者追悼式」が毎年行われ、戦没者を追悼し平和を祈念する。
第二次世界大戦の終結を記念する日で、1945年8月15日に昭和天皇による玉音放送が行われたことが由来。 ポツダム宣言を受諾した日本の降伏文書調印は9月2日だが、実質的な終戦の決定として8月15日が選ばれた。 日本では1963年から毎年8月15日に政府主催の「全国戦没者追悼式」が行われ、戦没者の遺族や関係者が参列する。 この日は英語圏ではVictory over Japan Day (V-J Day)とも呼ばれ、イギリスでは対日戦勝記念日、韓国では光復節、北朝鮮では解放記念日として祝われる。 各国で呼称や期日は異なるが、第二次世界大戦の教訓を踏まえ、平和を祈念する国際的な意義もある。 日本国内では終戦記念日の前後に追悼行事や平和関連イベントが各地で開催され、広く国民の平和への意識が喚起される。 また、戦争の悲惨さを伝える資料展示や講演会なども行われ、平和教育の機会とされている。
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月遅れ盆(旧盆)

国・地域: 日本

国民の祝日では無いものの、この日を前後にして、製造業を中心に企業が「休業日」に設定している場合が多い。、精霊流し(長崎県)

旧暦7月15日前後(現代では8月15日前後)に行われる盆行事の一つで、先祖の霊を迎え供養する。多くの企業で休業日とされる。
旧暦の7月15日前後(現代では8月15日前後)に先祖の霊を迎え供養する盆行事。 本来は旧暦7月15日を盆の最終日とし、これを過ぎて行うため「月遅れ盆」と呼ばれる。 多くの地域や企業ではこの時期を休業日や夏季休暇として設定し、帰省や墓参りが盛んに行われる。 長崎県では8月15日に精霊流しが行われ、精霊船や灯籠を川や海に流して先祖の霊を送る。 地域によって風習や行事名が異なり、盆踊りや灯籠流しなど多彩な催しがみられる。 祖先供養の思想と夏の地域コミュニティの結びつきが強く、家族や近隣との交流の場となっている。 近年は新型コロナウイルスの影響で規模縮小やオンライン法要の導入など変化も見られる。
月遅れ 旧盆 日本 国民の祝日 精霊流し 長崎県

きゃどっこまつり

国・地域: 日本

毎年この日に秋田県五城目町の雀館運動公園で開催されるお祭り。「きゃどっこ」とは、道路という意味。

秋田県五城目町で8月15日に開催される地域の夏祭り。「きゃどっこ」は方言で道路を意味する。
秋田県五城目町の雀館運動公園で毎年8月15日に開催される地域の夏祭り。 名称の「きゃどっこ」は五城目の方言で「道路」を意味し、祭りの会場に由来する。 地元住民や観光客が屋台やステージを楽しみ、地域のにぎわいを創出する。 子どもから大人まで参加できるゲームやダンスパフォーマンスなど多彩な催しが特徴。 夜には提灯が灯され、幻想的な雰囲気の中で夏の風物詩を満喫できる。 観光資源としても注目され、地域活性化や伝統文化の継承に貢献している。 開催日程やプログラムは毎年変わるため、事前に公式情報の確認が推奨される。
日本 秋田県 五城目町

明千寺キリコ祭

国・地域: 日本

毎年8月15日〜8月16日、石川県穴水町明千寺地区で開催されるお祭り。白雉神社の夏の祭礼に白木造りの高さ9mのキリコが奉納される。キリコは地区を練り歩いた後、神社へ神輿を迎えに行き、お旅所まで先導するが、神様に失礼にならないよう、神輿に正面を向け、後ろ向きで進む。

石川県穴水町明千寺地区で8月15日から16日に行われる白雉神社の夏祭礼。高さ9mの白木造りキリコが練り歩く。
石川県穴水町明千寺地区で毎年8月15日から16日にかけて開催される夏祭礼。 白雉神社の祭礼として奉納される高さ9mの白木造りキリコが見どころ。 キリコは地区内を練り歩き、神輿を迎えお旅所まで先導する行列が華やかに演出される。 神輿に対してキリコは正面を向けず後ろ向きで進む独特の作法が伝統となっている。 地域住民が担ぎ手として参加し、安全や豊作を祈願する。 夜間には提灯の明かりに照らされるキリコが幻想的な景観を生み出す。 地元の貴重な伝統行事として保存活動も行われ、歴史的価値が守られている。
明千寺キリコ祭 日本 石川県 穴水町

諏訪湖祭湖上花火大会

国・地域: 日本

長野県諏訪市の湖畔公園前、諏訪湖湖上で毎年この日に開催される花火大会。昭和24年(1949年)に第1回が開かれ、例年50万人を集める。諏訪湖湖上に設置された打上台から4万発余りの花火が打上がる全国屈指の花火大会。

長野県諏訪市の諏訪湖上で8月15日に開催される花火大会。約4万発の打ち上げと湖面への映り込みが見どころ。
長野県諏訪市の諏訪湖湖畔および湖上で毎年8月15日に開催される花火大会。 1949年(昭和24年)に第1回が行われ、現在では約4万発の花火が打ち上げられる。 湖上に設置された打上台からの発射で、湖面への映り込みと相まって幻想的な景観を生む。 国内外から約50万人の観覧客が訪れる全国屈指の規模を誇るイベントである。 スターマインや仕掛花火、ナイアガラの滝など多彩な演出が楽しめる。 夕暮れ時から夜にかけて約2時間続くプログラムは見応え十分。 地元商店街や宿泊施設では花火をテーマにした特別プランや屋台が立ち並ぶ。 会場周辺は混雑するため、公共交通機関の利用や早めの到着が推奨される。
諏訪湖祭湖上花火大会 日本 長野県 諏訪市 諏訪湖 1949年

南部の火祭り

国・地域: 日本

山梨県南部町の富士川河川敷南部橋上下流で毎年この日に開催される火祭り。お盆の送り火や川施餓鬼として、稲を病害虫から守るための虫送りの意味も込められている。

山梨県南部町の富士川河川敷で8月15日に行われる火祭り。虫送りの儀式を兼ね、稲作の無事を祈願する。
山梨県南部町の富士川河川敷で毎年8月15日に開催される伝統的な火祭り。 お盆の送り火と川施餓鬼を兼ね、稲を病害虫から守る虫送りの意味を持つ。 大松明を投じて火を灯し、炎で邪悪な霊や害虫を追い払うとされる。 地元農家や住民が共同で松明を制作し、読経や祈祷の中で火を燃やす。 火のまわりでの舞や太鼓演奏などが行われ、夏の夜を彩る。 無形民俗文化財に登録され、地域の伝統文化として保存活動が続けられている。 炎の迫力と川風が融合した独特の景観が観光客にも人気である。
南部の火祭り 日本 山梨県 南部町

米津の川まつり

国・地域: 日本

愛知県西尾市の矢作川米津橋下流で毎年この日に開催される。水難者や戦没者の霊を慰めるために始まった行事で、読経が流れる中、約1,500個の揺れる万灯が川面に浮かび、夜空には約3,000発のスターマインや仕掛花火などが打ちあがる。

愛知県西尾市矢作川で8月15日に開催される灯籠流しと花火の川まつり。水難者や戦没者の霊を慰める。
愛知県西尾市の矢作川米津橋下流で毎年8月15日に開催される川まつり。 水難者や戦没者の霊を慰めるため、約1,500個の灯籠を川面に浮かべる。 読経が流れる中、静かに揺れる灯籠が幻想的な光景を演出する。 夜空には約3,000発のスターマインや仕掛花火が打ち上げられ、華やかに彩られる。 地元住民や参加者が提灯行列を行い、祈りを捧げつつ祭りを盛り上げる。 花火と灯籠の融合による幽玄な雰囲気が特長で、観光客にも人気がある。 祭りは地域保存会が主催し、無形民俗文化財に登録されている。
日本 愛知県 西尾市

小渡天王祭

国・地域: 日本

愛知県豊田市で行なわれる御鍬神社(おくわじんじゃ)の境内社・津島社の祭礼。神輿の練り、松明行列、矢作川での灯籠流しが行われたあと、旭やまびこ花火大会で約1,000発の花火が打ち上げられる。

愛知県豊田市の御鍬神社で8月15日に行われる天王祭。松明行列や灯籠流し、花火大会などが見どころ。
愛知県豊田市の御鍬神社(津島社)境内で毎年8月15日に開催される天王祭。 松明行列や神輿の練り歩きが行われ、地域の安全や豊作を祈願する。 矢作川での灯籠流しでは、手作りの灯籠が川面を漂い幽玄な光景を生み出す。 祭りのクライマックスは旭やまびこ花火大会で、約1,000発の花火が打ち上げられる。 参加者は氏子や地域住民で、世代を超えた交流の場ともなっている。 古くから伝わる神事と近年の花火演出が融合した独特の祭礼である。 露店や屋台も並び、祭り期間中は地域全体が活気に包まれる。
日本 愛知県 豊田市

小橋の精霊船

国・地域: 日本

京都府舞鶴市小橋地区で毎年この日に実施される。海嶠寺にまつられた施餓鬼法要の旗やお供物、家々の門に設けられたお供物が、子どもたちの手で精霊船に積み込まれ、沖に流される。京都府の無形民俗文化財に登録されている。

京都府舞鶴市小橋地区で8月15日に実施される精霊船流し。子どもたちが供物を積んだ船で先祖の霊を送る。
京都府舞鶴市小橋地区で毎年8月15日に行われる精霊船流しの民俗行事。 海嶠寺の施餓鬼法要に伴い、家々の供物や旗を精霊船に積み込む。 子どもたちが手作りの小船を沖へ流し、先祖の霊をあの世へ送り届ける。 漂う船の灯りが夜の海面を照らし、神秘的な光景を演出する。 京都府の無形民俗文化財に登録され、地域の伝統文化として保護されている。 装束を身にまとった参加者が法要や読経の合間に船を流す一連の儀式を行う。 地域住民にとって子ども時代の大切な思い出となる行事である。
日本 京都府 舞鶴市

椋浦の法楽おどり

国・地域: 日本

広島県尾道市因島椋浦町で毎年この日に行われるお祭り。中世、村上水軍が出陣の際に勝利と兵士の安全を祈願し、帰陣の折には勝利を祝し戦没者を追悼したのが始まりで、江戸時代に五穀豊穣、無病息災を祈る行事に変化したと伝えられている。広島県の無形民俗文化財に登録されている。

広島県尾道市因島椋浦町で8月15日に行われる法楽踊り。戦勝祈願と五穀豊穣を祈る伝統芸能。
広島県尾道市因島椋浦町で毎年8月15日に開催される伝統的な法楽踊り祭り。 中世の村上水軍が出陣時に勝利祈願、帰陣時に戦没者追悼として行ったのが起源とされる。 江戸時代には五穀豊穣や無病息災を祈る行事へと変化したと伝えられている。 参加者は法被や陣羽織を身にまとい、太鼓や笛の音に合わせて勇壮な踊りを披露する。 扇踊りや列陣行列など多彩な演目が見どころとなっている。 広島県の無形民俗文化財に登録され、地域の歴史と文化を伝える重要な祭礼である。 近年は観光客向けにガイドツアーや地元グルメの出店も実施されている。
椋浦の法楽おどり 日本 広島県 尾道市

萩・万灯会 送り火

国・地域: 日本

山口県萩市の東光寺で毎年この日に行なわれる。萩の夏の風物詩『萩・万灯会』は、萩藩主毛利家菩提寺である大照院と東光寺が舞台で、8月13日の「迎え火」は大照院、8月15日の「送り火」が東光寺で行なわれる。「萩・万灯会」では、墓所にある500基を超える石灯籠に火が灯る。

萩市東光寺で行われる夏の送り火の祭り。 墓所の石灯籠に灯がともり、先祖を送る幻想的な光景が広がります。
山口県萩市にある東光寺で、毎年8月15日に「送り火」が行われる夏の伝統行事です。 同じく萩藩主毛利家の菩提寺である大照院で迎え火を灯した後、東光寺の墓所で500基を超える石灯籠に火がともります。 夜の闇に浮かび上がる石灯籠は、参拝する人々に先祖の霊をしのぶ静かなひとときを提供します。 幻想的な光の演出とともに、歴史ある萩の町並みを彩る風物詩として知られています。 観光客や地元住民が共に集い、夏の終わりを感じる風情豊かな祭りです。
日本 山口県 萩市 東光寺 毛利家 大照院 8月13日

精霊流し花火大会(姪浜花火大会)

国・地域: 日本

福岡県福岡市の愛宕浜マリナタウン海浜公園で開催される姪友会主催の花火大会。昭和63年(1988年)にお盆の精霊流しの行事として始まった。

福岡市愛宕浜で行われる精霊流しと花火の祭典。 お盆に先祖の霊を送る伝統行事として1988年に始まりました。
福岡県福岡市の愛宕浜マリナタウン海浜公園で開催される夏の風物詩です。 姪友会が主催し、昭和63年(1988年)にお盆の精霊流し行事としてスタート。 海辺に流し灯籠を浮かべ、その後に打ち上げられる花火が幻想的な夜を演出します。 地元住民や観光客が集い、先祖への感謝と供養を兼ねた地域の伝統を体感できます。 花火と灯籠の光が響き合う、夏の終わりを告げる一大イベントです。
日本 福岡県 福岡市 1988年