08月14日の誕生日 - 科学者・研究者

1777年

ハンス・クリスティアン・エルステッド

(1777 - 1851)

物理学者、化学者

物理学者化学者

デンマークの物理学者、化学者。1820年に電流が磁場を生じる現象を発見した。

ハンス・クリスティアン・エルステッド（1777-1851）は電磁気学の先駆者で、1820年に電流が磁針を偏向させる現象を発見した。この実験はマクスウェールの電磁理論確立に大きな影響を与えた。化学分野でも研究を行い、アルミニウムの探求などに寄与した。コペンハーゲン大学で教鞭を執り、多くの弟子を育成した。自然科学の普及活動にも尽力し、一般向け講演や著作を通じて科学啓蒙を行った。名誉ある賞も数多く受賞し、デンマーク科学界の中心的人物となった。

1777年ハンス・クリスティアン・エルステッド物理学者化学者 1851年

1792年

ジョン・ビグスビー

(1792 - 1881)

医師、地質学者

医師地質学者

イギリス出身の医師で地質学者。北アメリカの地質調査で知られる。

ジョン・ビグスビー（1792-1881）はイギリス生まれの医師かつ地質学者で、カナダやアメリカ中西部の地質調査を行った。軍医として北アメリカに渡り、現地の地質構造や鉱物資源を詳細に記録した。ビグスバイ渓谷（Bigsby Medal）の命名など、彼の業績は地質学界で高く評価されている。英国地質学会のフェローに選出され、数多くの論文を発表した。後年はロンドンで診療活動を継続しながら科学研究に従事した。

1792年ジョン・ビグスビー医師地質学者 1881年

1840年

リヒャルト・フォン・クラフト＝エビング

(1840 - 1902)

精神医学者

ドイツの精神医学者。性科学の先駆者で『異常性愛』を著した。

リヒャルト・フォン・クラフト＝エビング（1840-1902）は精神医学と性科学の分野で画期的な研究を行った。1886年に『Psychopathia Sexualis（異常性愛）』を出版し、性的逸脱行動の医学的分析を試みたことで有名。彼の著作は精神医学や法医学に大きな影響を与え、当時の性道徳と医学の議論を喚起した。精神疾患の診断基準整備にも寄与し、近代精神医学の発展に貢献した。後世の性科学研究やLGBTQの歴史研究においても重要な資料とされている。

1840年リヒャルト・フォン・クラフト＝エビング精神医学者 1902年

1842年

ジャン・ガストン・ダルブー

(1842 - 1917)

数学者

フランスの数学者。微分幾何学や解析学の分野で業績を残し、ダルブー写像やダルブーの定理で知られる。

1842年にフランスで生まれる。パリ大学で教鞭をとり、多くの後進を育成した。微分幾何学においてダルブー写像やダルブーの定理を提唱。解析学や楕円積分の研究でも貢献を果たした。数学教育の普及にも尽力し、数多くの著書を執筆した。 1917年に亡くなるまで、フランス数学界を牽引した。

1842年ジャン・ガストン・ダルブー数学者 1917年

1860年

アーネスト・トンプソン・シートン

(1860 - 1946)

動物学者

カナダ出身の動物学者・作家で、アメリカのボーイスカウト運動創始者の一人。

1860年にカナダで生まれる。野生動物の行動を観察し、それをもとに多くの著作を発表した。優れた野外活動家として知られ、1902年にWoodcraft Indiansを設立。ボーイスカウト運動の普及に尽力し、青少年教育に大きな影響を与えた。芸術的なイラストも手がけ、動物画家としても高い評価を受けた。 1946年にその生涯を閉じた。

1860年アーネスト・トンプソン・シートン 1946年

1878年

一戸直蔵

(1878 - 1920)

天文学者

明治～大正期に活動した日本の天文学者。

1878年一戸直蔵天文学者 1920年

1883年

アーネスト・E・ジャスト

(1883 - 1941)

生物学者

アフリカ系アメリカ人の生物学者で、発生生物学の先駆者。

1883年にアメリカで生まれる。ダートマス大学やハワード大学で学問を修めた。海洋生物学実験室で卵母細胞の表面電位を研究。細胞外マトリックスの役割を解明し、生理的発生学に貢献。人種差別の中で研究を続け、多くの論文を発表した。 1941年に世界を去ったが、その業績は高く評価されている。

1883年アーネスト・E・ジャスト生物学者 1941年

1932年

亀井俊介

(1932 - 2023)

比較文学者、アメリカ文学者

比較文学者アメリカ文学者

1932年亀井俊介比較文学者アメリカ文学者 2023年

1933年

リヒャルト・R・エルンスト

(1933 - 2021)

化学者

スイスの物理化学者。核磁気共鳴(NMR)分光法の研究で1991年にノーベル化学賞を受賞。

リヒャルト・R・エルンストは1933年8月14日にスイス・バーゼル近郊で生まれた。フランス国立科学研究センター(CNRS)などで研究を重ね、核磁気共鳴(NMR)分光法の原理を大きく発展させた。 1991年にこの貢献によりノーベル化学賞を受賞。その技術は現在も医療用MRIなど幅広い分野で応用されている。 2021年に87歳で逝去した。

1933年リヒャルト・R・エルンスト化学者 2021年

1934年

水野正好

(1934 - 2015)

考古学者

水野正好考古学者 2015年