08月13日の命日 - 芸術家・音楽家

1523年

ヘラルト・ダヴィト

(1460 - 1523)

画家

ブルージュ派に属し、宗教画で名を馳せたフランドルの画家です。

ヘラルト・ダヴィト（1460年 - 1523年8月13日）は、北部フランドルのブルージュで活躍した画家です。聖母子像や祭壇画など宗教画を中心に制作し、精緻な色彩表現と細密描写で知られます。代表作に「マリアの生涯」を題材とした連作があり、後世の画家にも影響を与えました。ブルージュの画壇を支えた一人として評価され、彼の工房は多くの弟子を育てました。

1523年ヘラルト・ダヴィト画家 1460年

1755年

フランチェスコ・ドゥランテ

(1684 - 1755)

作曲家

イタリア・バロック音楽の作曲家としてナポリで活躍しました。

フランチェスコ・ドゥランテ（1684年 - 1755年8月13日）は、ナポリ楽派を代表するバロック期の作曲家です。彼はオラトリオや宗教曲を中心に作曲し、後進の音楽家を指導しました。ナポリの王立音楽院で教授職を務め、多くの著名作曲家を育成しました。その作品は華麗な旋律と厳格な調性構造を併せ持ち、18世紀の音楽発展に大きな影響を与えました。

1755年フランチェスコ・ドゥランテ作曲家 1684年

1841年

ベルンハルト・ロンベルク

(1767 - 1841)

チェリスト・作曲家

ドイツ出身のチェリスト・作曲家。革新的なチェロ作品を多く残し、演奏技術の発展に寄与した人物。

ベルンハルト・ロンベルク（1767-1841）は、ドイツのチェリスト・作曲家です。チェロ協奏曲や練習曲を多数作曲し、演奏技術の発展に貢献しました。ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、その表現力豊かな演奏は高く評価されました。指導者としても活躍し、多くのチェリストを育てたことで知られています。彼の作品は現在もチェロ奏者のレパートリーとして演奏され続けています。

1841年ベルンハルト・ロンベルクチェリスト 1767年

1863年

ウジェーヌ・ドラクロワ

(1798 - 1863)

画家

フランス・ロマン主義を代表する画家。大胆な色彩と動的な構図で知られる。

ウジェーヌ・ドラクロワ（1798-1863）は、フランスのロマン主義画家です。『民衆を導く自由の女神』など、歴史的・政治的主題を鮮やかな色彩で描いた作品で高く評価されました。大胆な筆致と劇的な表現により、後の印象派にも影響を与えました。 1830年の7月革命をテーマにした作品群は、その情熱的な描写で人々を魅了しました。生涯を通じて多くの名作を残し、画壇に大きな足跡を残しました。

1863年ウジェーヌ・ドラクロワ 1798年

1887年

ジュール・パドルー

(1819 - 1887)

指揮者

フランスの指揮者。コンセール・ポピュレールを創設し、クラシック音楽の普及に努めた。

ジュール・パドルー（1819-1887）はフランスの指揮者です。 1861年にコンセール・ポピュレールを創設し、主に中低所得者層にクラシック音楽を提供しました。ベートーヴェンやモーツァルトなどの作品を演奏し、市民への音楽教育を推進しました。パリ音楽院の教授として後進の育成にも携わりました。音楽公演の民主化に貢献し、フランス音楽界に新しい潮流をもたらしました。

1887年ジュール・パドルー指揮者 1819年

1896年

ジョン・エヴァレット・ミレー

(1829 - 1896)

画家

イギリスの画家でプレラファエライト兄弟団を結成。自然主義的な美意識と緻密な筆致で知られ、代表作に『オフィーリア』がある。

ジョン・エヴァレット・ミレー（1829-1896）は、イギリスの画家でプレラファエライト兄弟団の創設メンバー。中世や宗教的な題材を自然主義的に描く独自のスタイルを確立した。彼の絵画は色彩豊かで光の表現に優れ、写実性と詩情を兼ね備えている。代表作『オフィーリア』は水面に浮かぶシェイクスピアの登場人物を鮮やかに描写し、世界的に高く評価された。 1895年にはバーミンガムのロイヤルアカデミー賞を受賞し、1896年に初のナイト爵を授与されている。現在も主要美術館で展示され、多くの人々を魅了し続けている。

ジョン・エヴァレット・ミレー 1829年

1912年

ジュール・マスネ

(1842 - 1912)

作曲家

フランスの作曲家。繊細なオペラ作品で知られ、代表作『マノン』『タイス』を生み出した。

ジュール・マスネ（1842-1912）は、19世紀末から20世紀初頭に活躍したフランスの作曲家。パリ音楽院で学び、ロマン派の伝統を受け継ぎつつも色彩豊かなオーケストレーションを追求。代表作オペラ『マノン』や『タイス』は、感情表現の深さと美しいメロディで高い評価を得た。教壇にも立ち、多くの後進を指導。彼の弟子にはラヴェルやホフマンスタールがいる。その作品は世界各地で上演され続け、フランス・オペラ界に大きな足跡を残した。

ジュール・マスネ 1842年

1945年

松本英一

(1895 - 1945)

映画監督

日本の映画監督。戦前の映画界でサイレントからトーキーへの移行期を支えた。

松本英一（1895年 - 1945年）は日本の映画監督である。 1920年代から40年代にかけて活動し、サイレント映画の時代からトーキーへの移行を経験。ドキュメンタリーや劇映画など幅広いジャンルの作品を手がけた。日本映画の技術的・表現的発展に寄与し、後進の監督に影響を与えた。生涯に渡り数十本の作品を監督し、映画史に名を残した。

1945年松本英一映画監督 1895年

1969年

2代目玉川勝太郎

(1896 - 1969)

浪曲師

2代目玉川勝太郎は、日本の浪曲師として活躍し、浪曲という伝統的な語り芸を大衆に広めた人物です。名跡を継承し、戦前から戦後にかけて舞台やラジオで人気を博しました。

2代目玉川勝太郎（1896年-1969年）は、浪曲の世界において重要な役割を果たした名人です。若年より師匠のもとで修業を重ね、2代目の名跡を襲名後は浅草をはじめ各地の寄席で活躍しました。独特の節回しと張り扇の技術で聴衆を魅了し、戦後の浪曲ブームを支えました。またラジオ番組やレコード録音にも取り組み、家庭への普及に貢献しました。晩年は門弟の育成に力を入れ、後進の指導を通じて浪曲の伝統を次世代に継承しました。

1969年玉川勝太郎浪曲師 1896年

1969年

ジャコー・ド・バンドリン

(1918 - 1969)

マンドリン奏者

ジャコー・ド・バンドリンは、世界を魅了したマンドリン奏者で、繊細な技巧と豊かな音色で知られました。演奏会や録音活動を通じてマンドリン音楽の普及に貢献しました。

ジャコー・ド・バンドリン（1918年-1969年）は、マンドリン奏者として国際的に活躍した音楽家です。戦後の混乱期に演奏活動を開始し、その後ヨーロッパ各地やアジアでリサイタルを開催しました。レコード録音にも力を入れ、独特の左手技法と表現力豊かな演奏で多くのファンを獲得しました。また、後進の指導にも尽力し、マンドリン教室を主宰するなど教育者としての顔も持ちました。彼の録音は今も演奏家の手本として参照されています。

ジャコー・ド・バンドリンマンドリン 1918年

1971年

キング・カーティス

(1934 - 1971)

サクソフォーン奏者

キング・カーティスは、アメリカを代表するサクソフォーン奏者で、ソウルやR&Bセッションで数々の名演奏を残しました。力強い音色と情熱的なソロが特徴です。

キング・カーティス（1934年-1971年）は、アメリカのサクソフォーン奏者として、ソウル・R&Bシーンを支えた重要人物です。サム・クックやアレサ・フランクリンの専属バンドでリードサックスを担当し、多くのヒット曲に華麗なソロを提供しました。1960年代には自身の名前を冠したバンドを結成し、ライブアルバムを発表しました。彼の演奏スタイルは力強くエモーショナルで、後進の演奏家に大きな影響を与え続けています。1971年に悲劇的な事件で急逝しましたが、その音楽的功績は永く語り継がれています。

1971年キング・カーティスサクソフォーン 1934年

1979年

ヨハンナ・マルツィ

(1924 - 1979)

ヴァイオリニスト

ヨハンナ・マルツィは、ハンガリー出身のヴァイオリニストで、豊かな音色と繊細な表現力で国際的に高い評価を受けました。

ヨハンナ・マルツィ（1924年-1979年）は、ハンガリーの名門音楽家の家に生まれ、幼少期からヴァイオリンの才能を発揮しました。戦後はヨーロッパ各地でリサイタルを開催し、その優雅で深い音色が聴衆を魅了しました。レコーディングにも力を入れ、多くの名演奏を残しました。室内楽奏者としても活躍し、多彩なレパートリーを披露しました。教育者として後進の指導にも携わり、世界中のヴァイオリニストに影響を与え続けています。

ヨハンナ・マルツィヴァイオリニスト 1924年