寛政11年7月12日
人形浄瑠璃『絵本太功記』が大坂豊竹座で初演。
大坂豊竹座で人形浄瑠璃『絵本太功記』が初演され、文楽の名作が誕生した文化史的イベント。
1799年8月12日(寛政11年)、大阪の豊竹座において人形浄瑠璃(文楽)の演目『絵本太功記』が初めて上演されました。本作は近松門左衛門らによって脚本化され、豊竹座の観客を魅了する大作となります。豊臣秀吉の出世物語を題材にした劇は、緻密な語りと人形遣いの技術が高く評価され、以後の文楽上演の定番演目となりました。『絵本太功記』は後の歌舞伎にも取り入れられ、江戸時代後期の演劇文化に大きな影響を与えました。現在も多くの劇場で上演され続ける名作です。
1799年
寛政
7月12日
絵本太功記