08月12日

1763年

オロフ・フォン・ダーリン

(1708 - 1763)

貴族、詩人、歴史家

貴族 詩人 歴史家

スウェーデンの詩人・歴史家で、週刊誌『Svenska Argus』の創刊を通じて近代スウェーデン文学を切り拓いた。

1708年にストックホルム近郊で生まれ、貴族の身分を背景に学問と文芸活動に従事した。1732年に週刊誌『Svenska Argus』を創刊し、平易な文体で社会風刺や文化批評を行った。これにより古典主義的な文体から脱却し、近代的なスウェーデン語表現を確立した。歴史家としてもスウェーデン史に関する著作を執筆し、国民意識の醸成に寄与した。その功績により1763年の没後も文学・歴史両面で評価され続けている。

1763年 オロフ・フォン・ダーリン 英語版 1708年

1827年

ウィリアム・ブレイク

(1757 - 1827)

版画家、詩人

版画家 詩人

イギリスの詩人・版画家で、幻想的な詩と独自の版画技法を融合させた作品で知られる。

1757年にロンドンで生まれ、版画工房で技術を学んだ。独自の手彩色版画法『イルミネイテッド・プリンティング』を開発し、詩と融合させた作品を制作した。代表作に詩集『天真と経験の歌』や叙事詩『ミルトン』があり、象徴的で幻視的な世界観を描いた。生前は評価が限られていたが、没後にロマン派や象徴主義に多大な影響を与えたと再評価された。1827年の没後、その革新的表現は現代芸術にも影響を及ぼしている。

1827年 ウィリアム・ブレイク 版画家 詩人 1757年

1891年

ジェイムズ・ラッセル・ローウェル

(1819 - 1891)

詩人

詩人

アメリカの詩人、エッセイスト、外交官。ロマン主義詩人として知られる。

ジェイムズ・ラッセル・ローウェルは1819年に生まれ、アメリカ文学の発展に寄与したロマン主義詩人です。代表作『ハリオット』や『ナイアガラ』では自然と人間の葛藤を繊細に表現しました。エッセイストとしても活躍し、『ハーバード大学祝賀論文』などの随筆で高い評価を得ました。後に外交官としてスペインやイギリスに駐在し、文筆活動と公務を両立させました。1891年に逝去しましたが、その多彩な業績は今日まで記憶されています。

1891年 ジェイムズ・ラッセル・ローウェル 1819年

1955年

トーマス・マン

(1875 - 1955)

小説家

小説家

ドイツの小説家で、『魔の山』や『ブッデンブローク家の人々』で知られ、ノーベル賞を受賞した。

トーマス・マンは1875年にリューベックで生まれ、1901年に小説『ブッデンブローク家の人々』で文壇に登場した。1924年の『魔の山』や1912年の中編『ベニスに死す』など、人間の内面と時代精神を鋭く描き出した作品で知られる。1929年にノーベル文学賞を受賞し、国際的な評価を確立した。ナチス政権下では反体制的立場を取って亡命し、アメリカで活動を続けた。戦後はドイツに帰国し、文学教育や文化復興に寄与した。1955年に逝去し、その業績は現代文学にも大きな影響を与え続けている。

1955年 トーマス・マン 小説家 1875年

1964年

イアン・フレミング

(1908 - 1964)

小説家

小説家

英国の小説家で、諜報員ジェームズ・ボンドシリーズの生みの親として知られる。

1908年にロンドンで生まれる。 第二次世界大戦中に海軍情報諜報部で勤務し、スパイ技術を学ぶ。 1953年に『カジノ・ロワイヤル』でボンドシリーズを開始。 『ゴールドフィンガー』など世界的ベストセラーを多数執筆。 映画化もされ、ポップカルチャーに大きな影響を与える。 1964年にロンドンで没。

1964年 イアン・フレミング 1908年

1970年

西條八十

(1892 - 1970)

詩人

詩人

昭和期に活躍した日本の詩人で、多くの詩集を発表し大衆にも親しまれた。

1892年に東京で生まれる。 耽美主義的な詩風で知られ、詩集『十字架』などを発表。 童謡や唱歌の作詞も手がけ、幅広い世代に支持される。 詩壇の重鎮として後進の指導にも尽力。 1970年に没し、日本文学史に名を残す。

1970年 西條八十 1892年

1980年

立原正秋

(1926 - 1980)

小説家

小説家

人間の内面を繊細に描いた短編で知られる日本の小説家。

1926年に東京で生まれた立原正秋は、戦後日本文学を代表する短編作家の一人です。詩的で透明感のある文体と、人物の深い心理描写が特徴です。数多くの短編集を発表し、その作品は批評家からも高く評価されました。戦後の社会や人間関係を鋭く捉えた筆致は後進の作家にも影響を与えました。1980年8月12日に急逝し、惜しまれつつもその文学生涯は今も読み継がれています。

1980年 立原正秋 1926年

1985年

津村秀夫

(1907 - 1985)

映画評論家

映画評論家

戦後日本映画の発展に寄与した、鋭い洞察力を持つ映画評論家。

1907年に生まれた津村秀夫は、日本映画の黄金期を批評的視点で見つめ、多数の評論を執筆しました。雑誌や新聞での論考を通じて、新人監督や新作映画を積極的に紹介し、映像文化の普及に貢献しました。評論集や著書も多く出版し、理論的な映画研究の基盤を築きました。また、講演やセミナーを通じて後進の映画ファンや研究者を指導しました。1985年8月12日に逝去し、その功績は今も映画界で語り継がれています。

1985年 津村秀夫 映画評論家 1907年

1991年

原百代

(1912 - 1991)

作家、翻訳家

作家 翻訳家

日本の作家・翻訳家。英文学を中心に海外作品の日本語訳を多数手掛けた。

1912年に生まれた日本の作家・翻訳家。 英文学を中心に児童文学や現代小説の翻訳を数多く手掛け、多くの海外作品を日本に紹介。 原文のニュアンスを活かした訳文は高く評価された。 自身でもエッセイや短編小説を発表し、作家としての才能を発揮。 文学作品を通じて異文化交流に貢献。 1991年8月12日に逝去した。

1991年 原百代 1912年

1992年

中上健次

(1946 - 1992)

小説家、詩人、評論家

小説家 詩人 評論家

日本の小説家・詩人・評論家。独特の文体で紀州を舞台にした作品を発表した。

1946年和歌山県に生まれた小説家・詩人・評論家。 1982年の小説『岬』で文壇デビューし、存在の孤独を描く作風で注目を集めた。 地域性や土着文化を重視した作品群で紀州文学を牽引。 詩や評論でも鋭い社会洞察を示し、多くの若手作家に影響を与えた。 その激烈な文体とテーマ性が特徴的である。 1992年8月12日に急逝した。

中上健次 評論家 1946年

2001年

ピエール・クロソウスキー

(1905 - 2001)

小説家、画家、思想家、翻訳者

小説家 画家 思想家 翻訳者

フランスの小説家、画家、思想家、翻訳者として多彩な活動を展開した人物。

ピエール・クロソウスキーは1905年にフランスで生まれ、小説家として文学界に登場した。 画家としてもエロティックなテーマを扱った作品で知られ、前衛的な表現を追求した。 思想家としてニーチェやサド侯爵の研究を行い、哲学的著作を発表した。 翻訳者として英独文学をフランス語に紹介し、幅広い文芸交流に貢献した。 実兄は画家バルテュスであり、芸術一家の一員として影響を受け合った。 2001年8月12日にその多才な生涯を終え、今なお評価され続けている。

2001年 ピエール・クロソウスキー 小説家 思想家 翻訳者 1905年

2008年

伊藤白潮

(1926 - 2008)

俳人

俳人

1926年生まれの俳人。

伊藤白潮 1926年