08月11日の命日 - 芸術家・音楽家

1494年

ハンス・メムリンク

(1430 - 1494)

画家

15世紀フランドル派の画家で、繊細な肖像画や宗教画で知られた芸術家。

1430年頃にドイツ系商人の家庭に生まれる。ハンザ同盟都市で修行し、ブルッヘに工房を構えた。豊かな色彩と緻密な描写を特徴とする宗教画や肖像画を制作。『ヤン・ドゥージェの肖像』など肖像美術の名作を残した。市民や貴族から高い評価を受け、注文が絶えなかった。 1494年に没し、フランドル絵画黄金時代を代表する一人となった。

1494年ハンス・メムリンク画家 1430年

1563年

バルトロメー・デ・エスコベド

(1500 - 1563)

作曲家

16世紀スペインのルネサンス期作曲家で、対位法に優れた宗教音楽を残した。

約1500年にスペインのセビリア近郊で生まれる。聖歌隊員として研鑽を積みつつ対位法を研究。ミサ曲やモテットなどの宗教曲を中心に制作した。技巧的な声部の重なりと美しい旋律が特徴的。宮廷や教会で広く演奏され、同時代の作曲家にも影響を与えた。 1563年に没し、ルネサンス音楽研究における重要人物とされる。

1563年バルトロメー・デ・エスコベド作曲家 1500年

1614年

ラヴィニア・フォンターナ

(1525 - 1614)

画家

16世紀イタリアで活躍した女流画家で、初期バロック期の代表的な人物。

1525年生まれとされるラヴィニア・フォンターナは、イタリア・ボローニャを拠点に活動した女流画家である。宗教画や肖像画を中心に制作し、緻密な筆致と色彩感覚が特徴的である。女性画家としては異例の宮廷や貴族からの依頼を受けたことでも知られる。当時の絵画界において地位を確立し、後続の女性芸術家に道を開いた先駆者である。 1614年に没後、その功績は歴史に刻まれている。

1614年ラヴィニア・フォンターナ画家 1525年

1714年

クリストフェル・ピールソン

(1631 - 1714)

画家

17世紀スカンディナヴィアで活動した画家。

1631年に生まれたクリストフェル・ピールソンは、北欧地域を中心に活動したバロック期の画家である。宗教画や肖像画を手掛け、豊かな色彩表現と細密な描写が特色である。宮廷や教会からの依頼を受け、多彩な作品を残した。 1714年に没したが、その作品は現在も美術館や個人コレクションで評価され続けている。

1714年クリストフェル・ピールソン 1631年

1883年

エドゥアール・デュビュフ

(1819 - 1883)

画家

19世紀の画家。肖像画をはじめとする作品を制作し、細密な描写で知られた。

エドゥアール・デュビュフ（1819年-1883年）は19世紀の画家で、肖像画をはじめとする作品を制作した。細密な描写に定評があり、当時の美術界で高く評価を受けた。1883年に没し、生涯を閉じた。

1883年エドゥアール・デュビュフ 1819年

1939年

アルフォンス・オスベール

(1857 - 1939)

画家

フランスの象徴主義画家。幻想的で詩的な風景画を得意とした。

アルフォンス・オスベール（1857–1939）は、象徴主義運動を代表するフランスの画家。パリの美術学校で学び、サロンに度々出品し注目を浴びた。神話的・夢幻的なモチーフを用い、光と色彩の表現に独自の世界観を築いた。主要な作品には『月夜』や『霧の中の森』などがあり、その詩情あふれる画風は多くの画家に影響を与えた。晩年には装飾美術の分野にも携わり、象徴派の重要人物として評価されています。

1939年アルフォンス・オスベール画家 1857年

1956年

ジャクソン・ポロック

(1912 - 1956)

画家

アメリカの抽象表現主義の画家。ドリップ技法で知られ、20世紀美術に大きな影響を与えた。

1912年にアメリカ・ワイオミング州で生まれた。 1940年代以降、床置きのキャンバスに絵具を滴らせる独自のドリップ技法を開発。躍動感あふれる筆致とジェスチャー表現で抽象表現主義を牽引した。ニューヨーク派を代表する存在として国際的評価を獲得。私生活ではアルコール依存に苦しみながらも創作を続け、多くの傑作を残した。 1956年の交通事故で44歳という若さで亡くなったが、その革新的手法は現在も多くのアーティストに影響を与えている。

1956年ジャクソン・ポロック 1912年

1961年

ヨハンナ・ゼンフター

(1879 - 1961)

作曲家

ドイツの作曲家・ピアニスト。ロマン派音楽の伝統を受け継いだ作品で知られる。

1879年にドイツで生まれ、作曲とピアノを学んだ。ヨハン・エルンスト・フォン・ビールやアルベルト・アーンに師事。交響曲や室内楽、ピアノ曲など多彩な作品を残した。伝統的なロマン主義様式を継承しつつ、豊かな和声と歌心を追求。教会音楽や教育にも携わり、多くの女性音楽家の育成に尽力。 1961年に逝去したが、近年再評価が進み、録音も増えている。

1961年ヨハンナ・ゼンフター 1879年

1962年

大和田愛羅

(1886 - 1962)

音楽家、声楽家、教育家

音楽家声楽家教育家

日本の音楽家・声楽家。後進の育成に尽力した声楽教育の先駆者。

1886年に生まれ、日本で声楽を学ぶ。オペラやコンサートで活躍したソプラノ歌手として高い評価を受ける。声楽教育者として多くの弟子を育成し、新しい発声法を導入。日本声楽会の発展に寄与し、女性音楽家の地位向上に貢献。晩年まで教育活動を続け、その理念は現在も受け継がれている。 1962年に逝去した。

1962年大和田愛羅 1886年

1974年

コンプトン・ベネット

(1900 - 1974)

画監督、脚本家、プロデューサー

画監督脚本家プロデューサー

イギリスの映画監督・脚本家・プロデューサーとして活躍した。

コンプトン・ベネット（Compton Bennett）は、イギリスの映画監督・脚本家・プロデューサーである。 1900年に生まれ、主にイギリス映画界で脚本や監督を務めた。戦後の英国映画で活躍し、心理ドラマから冒険活劇まで幅広いジャンルを手がけた。代表作には『第七のヴェール』（The Seventh Veil、1945年）や『キング・ソロモンの宝物』（King Solomon's Mines、1950年）がある。プロデューサーとしても編集や演出に携わり、映画制作の多方面で貢献した。 1974年に逝去し、その映像美学は今なお評価されている。

コンプトン・ベネット英語版 1900年

1974年

ヤン・チヒョルト

(1902 - 1974)

タイポグラファー

ドイツのタイポグラファー・デザイナーで、モダンタイポグラフィの先駆者。

ヤン・チヒョルト（Jan Tschichold）は、ドイツ出身のタイポグラファー・グラフィックデザイナーである。 1920年代に活躍し、新興タイポグラフィ（ニュー・タイポグラフィ）の理論を確立した。『新しき印刷』などの著作を通じて、シンプルで機能的なデザイン美学を提唱した。後年は伝統的な美意識に回帰しつつも、欧米の出版物の文字組版に大きな影響を与えた。 1974年に逝去したが、彼のデザイン思想は現代のタイポグラフィやグラフィックデザインの基礎となっている。

ヤン・チヒョルトタイポグラファー 1902年

1983年

山本薩夫

(1910 - 1983)

映画監督

日本の映画監督として多様な作品を手がけた。

山本薩夫（やまもとさつお）は、日本の映画監督である。 1910年に東京で生まれ、戦後の日本映画界でキャリアを重ねた。社会派ドラマやドキュメンタリーなど多様なジャンルで作品を発表した。リアリズムを追求した演出と人間ドラマの描写に定評があり、国内外で高く評価された。 1983年に逝去するまで、映画制作に情熱を注ぎ続けた。

1983年山本薩夫映画監督 1910年