08月10日の誕生日 | calendar.web-standard.org

1296年

ヨハン・フォン・ルクセンブルク

(1296 - 1346)

ボヘミア王、ルクセンブルク伯

ボヘミア王ルクセンブルク伯

ヨハン・フォン・ルクセンブルクは14世紀のボヘミア王、ルクセンブルク伯。父ヘンリー7世を継ぎ即位し、神聖ローマ帝国内外で影響力を振るった。

1296年に神聖ローマ皇帝ヘンリー7世の長子として誕生。若くしてボヘミア王に即位し、ルクセンブルク家の地位を高めた。欧州諸侯との同盟や婚姻政策を通じて領土拡大を図り、神聖ローマ帝国内で存在感を示した。父の死後も皇帝戴冠を目指し、イタリア遠征など積極的に外交・軍事活動を展開した。生涯の後半は失明しながらも戦場に赴いたことで『盲目王』と称された。 1346年のクレシーの戦いで戦死し、ルクセンブルク家の勢力均衡に大きな転機をもたらした。

1296年ヨハン・フォン・ルクセンブルクボヘミア王ルクセンブルク伯 1346年

1397年

アルブレヒト2世

(1397 - 1439)

神聖ローマ皇帝

アルブレヒト2世は15世紀初頭の神聖ローマ皇帝、オーストリア公。若くして皇帝位を継ぎ、ハプスブルク家の基盤を固めた。

1397年に生まれ、父アルブレヒト4世の後を継いでオーストリア公に就任。 1411年に皇帝ジギスムントの協力で神聖ローマ皇帝に選出される。ブルゴーニュやフランスとの外交に取り組み、ハプスブルク家の影響力を拡大した。 1439年、プラハ大学の保護を行いつつ病に倒れ急逝。在位期間は短かったが、その政策は後のハプスブルク帝国発展の礎となった。息子不在の急死によりハプスブルク家は一時的に混乱を迎えた。

1397年アルブレヒト2世神聖ローマ皇帝 1439年

1602年

ジル・ド・ロベルヴァル

(1602 - 1675)

数学者

ジル・ド・ロベルヴァルは17世紀フランスの数学者。解析幾何学や微分積分学の基礎研究を行い、ロベルヴァル天秤を考案したことで知られる。

1602年パリに生まれる。パリ大学で数学を学び、独自の解析手法を開発。多項式曲線の接線問題に取り組み、ロベルヴァル天秤を発明して質量測定に革新をもたらした。著書『La Géométrie Invariable』などを通じて解析幾何学の理論を発展させた。後進の教育にも力を注ぎ、コレージュ・ド・フランスの教授として活躍。 1675年に亡くなり、ニュートンやデカルトの業績にも影響を与えた。

1602年ジル・ド・ロベルヴァル数学者 1675年

享保17年6月20日

土屋篤直

(1732 - 1776)

土浦藩主

土屋篤直は江戸時代中期の土浦藩主。藩政を統治し、領民の生活向上に努めた大名です。

1732年に土屋氏の家系に生まれ、享保17年に第5代土浦藩主に就任。藩財政の再建や農業振興策を推進し、領民の安定した生活基盤を整えた。幕府への忠誠を維持しつつ、学問や芸術の保護にも力を注いだ。江戸との交流を通じて藩の文化水準を高めることにも貢献した。 1776年に没し、後任の藩主に政務を引き継いだ。

1732年享保 6月20日土屋篤直土浦藩主 1776年

明和8年6月30日

松平定剛

(1771 - 1843)

今治藩主

松平定剛は江戸時代中期の今治藩主で、藩政改革に取り組んだ大名です。

1771年、明和8年6月30日に誕生。伊予国今治藩第10代藩主として家督を継ぎ、藩政改革を推進。財政再建や水利事業に着手し、領民の負担軽減を図った。学問奨励政策を採用し、藩校の整備や人材育成に力を注いだ。 1843年に没し、今治藩の近代化へ歩みを進めた。

1771年明和 6月30日松平定剛今治藩主 1843年

天明2年7月2日

松平宗発

(1782 - 1840)

江戸幕府老中、宮津藩主

江戸幕府老中宮津藩主

松平宗発は江戸幕府老中および宮津藩主を務めた大名・幕臣です。

1782年に生まれ、老中として幕政の中枢を担う。同時に丹後国宮津藩第8代藩主として領政を執り、藩財政の安定化に努めた。幕府直轄事業の調整や諸大名との折衝を行い、幕政改革にも関与。学問や儒学の奨励を支援し、文化面での発展にも寄与した。 1840年に没し、その評価は幕末の混乱期を迎えるまで高く維持された。

1782年天明 7月2日松平宗発江戸幕府老中宮津藩主 1840年

天明3年7月13日

加藤泰儔

(1783 - 1872)

新谷藩主

加藤泰儔は新谷藩主として幕末期の藩政を担った大名です。明治維新を間近に見届けた人物でもあります。

1783年に新谷藩第7代藩主として家督を継ぐ。藩内の財政再建と農村振興策を推進し、領民の生活安定に努めた。幕末の動乱期には幕府との調整や地方行政の維持に力を注いだ。明治維新後も肩書を保持しつつ、新政府への協力を模索した。 1872年に没し、激動の時代を生き抜いた大名として知られる。

1783年 7月13日加藤泰儔新谷藩主 1872年

1799年

サミュエル・ディキンソン・ハバード

(1799 - 1855)

アメリカ合衆国郵政長官

サミュエル・ディキンソン・ハバードは19世紀中葉のアメリカ合衆国郵政長官。郵便制度の整備と拡充を推進した人物です。

1799年に生まれ、政界入り後に郵政長官として任命される。在任中、郵便路線の拡大や料金制度の改定を通じて通信網の近代化を図った。郵便局の組織改革に着手し、効率的な運営体制の整備を支援。遠隔地への郵便配送を強化し、国内外の情報流通に寄与した。 1855年に退任し、同年に没するまで公共サービスの発展に尽力した。

1799年サミュエル・ディキンソン・ハバードアメリカ合衆国郵政長官 1855年

1806年

ユリウス・ワイスバッハ

(1806 - 1871)

数学者、工学者

数学者工学者

ユリウス・ワイスバッハは19世紀ドイツの数学者・工学者。熱力学や水理学の研究で知られ、工学教育に影響を与えました。

1806年に生まれ、ライプツィヒ大学で数学と工学を学ぶ。工学分野において解析力学の手法を応用し、機械設計理論の基礎を築いた。水理学や鉱業技術の研究を行い、産業界での実用化に貢献した。大学教授として多くの学生を指導し、ドイツ工学教育の発展に寄与した。 1871年に没し、その業績は後世の技術者や研究者に受け継がれた。

1806年ユリウス・ワイスバッハ工学者 1871年

1810年

カミッロ・ベンソ・ディ・カヴール

(1810 - 1861)

イタリア王国初代首相

カミッロ・ベンソ・ディ・カヴールはイタリア統一を実現した初代首相。外交と経済改革で王国の礎を築いた政治家です。

1810年にサヴォイア公国で生まれ、貴族階級として教育を受ける。 1852年にサルデーニャ王国の首相に就任し、自由貿易や鉄道建設など経済改革を推進。フランスやイギリスとの同盟を巧みに操り、イタリア統一運動を外交的に主導。 1861年に初代イタリア王国首相となり、統一後の政府運営に着手。同年6月、病に倒れて急逝。わずかな在任期間ながら、近代イタリアの基盤を築いた。

1810年カミッロ・ベンソ・ディ・カヴールイタリア王国首相 1861年

1814年

アンリ・ネスレ

(1814 - 1890)

実業家

薬剤師出身のスイスの実業家。乳児用粉ミルクを開発し、ネスレ社の基盤を築いた。

アンリ・ネスレは1814年にドイツ系移民の家系に生まれた。 1867年に乳児用粉ミルク「ファリーヌ・ラクテ」を開発し、大きな成功を収める。その後、食品製造会社を設立して製品の品質管理と普及に努めた。栄養学の研究を重ね、乳児栄養の分野に革新をもたらした。 1890年に没し、今日のネスレ社の礎を築いた功績は世界的に高く評価されている。

1814年アンリ・ネスレ実業家ネスレ 1890年

文政6年7月5日

池田慶政

(1823 - 1893)

岡山藩主

江戸時代後期から明治時代初期の岡山藩主。維新期に藩政改革を推進した。

池田慶政は1823年に岡山藩主池田斉敏の長男として生まれた。 1849年に第14代藩主を継承し、農政改革や殖産興業を推進した。尊王攘夷運動の影響を受けつつも、藩内の財政再建に取り組んだ。明治維新後は華族に列せられ、貴族院議員として国政にも参画した。 1893年に没し、岡山地域の近代化に貢献した功績が知られている。

1823年文政 7月5日池田慶政岡山藩主 1893年