1953年

神奈川県鎌倉市由比ガ浜の海岸に海上保安庁のヘリコプターが墜落。乗員と海水浴客2人が死亡、重軽傷13人。

神奈川県鎌倉市由比ガ浜の海岸で海上保安庁のヘリコプターが墜落し、多数の死傷者が出た事故です。
1953年8月9日、海上保安庁のヘリコプターが神奈川県鎌倉市由比ガ浜の海岸に墜落しました。 墜落地点では海水浴客も巻き込まれ、乗員を含む3名が死亡、13名が重軽傷を負いました。 原因は機体トラブルとされ、その後の安全対策強化につながりました。 戦後まもない時期の海上救助活動に用いられた航空機の安全性が改めて問われる契機となりました。 地域住民や観光客にも大きな衝撃を与え、海岸の安全管理体制が見直されました。
1953年 神奈川県 鎌倉市 由比ガ浜 海上保安庁 ヘリコプター 海水浴
1961年

熊本県の新日本窒素水俣工場でタンクが爆発する事故。死者・行方不明者12人。

熊本県の化学工場でタンクが爆発し、多数の死傷者が出た大事故です。
1961年8月9日、熊本県水俣市にあった新日本窒素水俣工場で原料タンクの爆発事故が発生しました。 爆発の衝撃で工場内外に飛散した破片により、12名が死亡または行方不明となりました。 事故原因は作業手順の不備や設備老朽化とされ、その後の安全対策強化の契機となりました。 地域社会に衝撃を与え、工場周辺住民からの不安の声が高まりました。 この事件は日本の産業安全史における重要な教訓となっています。
1961年 熊本県 新日本窒素
2004年

関西電力美浜発電所で高温の蒸気が漏れ出る事故。作業員11名のうち5人が全身やけどで死亡し、日本の運転中の原発で初の死亡事故となる。

美浜発電所で高温蒸気が漏れ、作業員が死亡する深刻な事故が発生しました。
2004年8月9日、関西電力美浜発電所の配管から高温蒸気が漏れ出し、作業員5人が全身に重度のやけどを負い死亡しました。 これは日本の稼働中原子力発電所で初の死亡事故であり、原子力安全対策の脆弱性を浮き彫りにしました。 事故後、原子力安全・保安院の立入調査や作業手順の見直しが行われ、関西電力には厳しい監査と再発防止策の提出が求められました。 原発事故のリスクを改めて認識させる出来事となり、安全文化醸成の重要性が指摘されました。
2004年 関西電力 美浜発電所
2009年

台風9号の影響により兵庫県佐用町の佐用川が氾濫。山崩れなどの被害を受け、死者行方不明者20人。

台風9号による大雨で佐用川が氾濫し、兵庫県佐用町で大規模な被害が発生しました。
2009年8月9日、台風9号の接近に伴う集中豪雨で兵庫県佐用町の佐用川が氾濫しました。 氾濫による浸水や土砂崩れが発生し、住家や道路が被害を受け、死者・行方不明者合わせて約20人となりました。 救助活動は増水する河川や地すべりの危険と戦いながら行われ、被災地では自衛隊や消防が懸命な捜索を続けました。 住宅再建やインフラ復旧には長い時間を要し、被災者の生活再建支援が大きな課題となりました。
2009年 台風9号 兵庫県 佐用町
2013年

翌日にかけて秋田・岩手豪雨が発生。両県で8人が死亡。

秋田・岩手を襲った豪雨で土砂崩れなどが発生し、8人が死亡しました。
2013年8月9日から10日にかけて、秋田県と岩手県の山間部を中心に局地的な豪雨が発生しました。 短時間に1時間当たり100ミリを超える猛烈な雨が観測され、河川の氾濫や土砂災害を誘発しました。 被災地では土砂崩れで住宅が倒壊し、道路や橋も寸断される深刻な被害が出ました。 警察や消防、自衛隊による救助活動が展開されましたが、死者は8人にのぼりました。 地質や治水対策の見直しが求められる出来事となりました。
秋田・岩手豪雨