1173年

ピサの斜塔が着工される。

1173年にイタリアのピサで世界的に有名なピサの斜塔の建設が始まった。
建設はピサ大聖堂の鐘楼として企画され、設計者はベオンネ・ディ・ジョバンニともされる。 1173年8月9日、石材を積み始めたのが公式な起工日とされる。 地盤が弱く軟弱であったため建設早期から傾きが発生し、塔の独特な姿が形成された。 建築は度重なる戦乱や資金難により200年以上かけて数期に分けて行われた。 現在は世界遺産「ピサのドゥオーモ広場」の一部として観光名所となっている。
1173年 ピサの斜塔
1854年

ヘンリー・デイヴィッド・ソローの『ウォールデン 森の生活』が刊行。

1854年にヘンリー・デイヴィッド・ソローの著作『ウォールデン 森の生活』が刊行され、自然哲学や個人主義を説く名著として評価された。
ソローはマサチューセッツ州コンコード近郊の森の中に小屋を建て、自給自足の生活を実践。 その体験から得た自然観や自己探求の思索を文章化。 森での2年間の生活を通し、産業社会への批判や個人の自由を訴えた。 世紀を超え環境文学やトランセンデンタリズムの古典として高い評価を受ける。 植民地時代以降のアメリカ文学に大きな影響を与え、現代でも読み継がれている。
1854年 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ウォールデン 森の生活
1946年

バレエ『白鳥の湖』が日本初演。

チャイコフスキー作曲のバレエ『白鳥の湖』が日本で初めて上演された日です。
1946年8月9日、日本で初めてバレエ『白鳥の湖』が上演されました。 チャイコフスキーの代表作として知られる本作は、美しい音楽と優雅な舞踊で観客を魅了しました。 戦後の文化復興の一環として行われた初演は大きな注目を集め、日本のバレエ界の発展に寄与しました。 以降、国内各地で上演が続き、多くの舞踊団が本作品をレパートリーに加えています。 日本のモダンバレエの礎を築いた歴史的な舞台です。
白鳥の湖
1996年

セガサターン用ソフト『デスクリムゾン』発売。その内容からオカルトゲームブームの火付け役となる。

セガサターン向けホラーゲーム『デスクリムゾン』が発売され、その独特な演出が話題となりました。
1996年にセガから発売された『デスクリムゾン』は、実写映像を多用したオカルトホラーゲームです。 プレイヤーは霊の謎を解きながら探索を進め、当時としては斬新な演出が特徴でした。 ゲーム内容の賛否が大きく分かれたものの、その衝撃的な演出がメディアで取り上げられ、オカルトゲームブームの火付け役となりました。 以後、同様のホラー要素を取り入れたゲームや作品が多数登場するきっかけとなりました。
1996年 セガサターン デスクリムゾン