08月09日の命日 - 芸術家・音楽家

1516年

ヒエロニムス・ボス

(1450 - 1516)

画家

初期フランドル派の画家。幻想的な作風で知られる。

1450年頃にネーデルラント（現オランダ）で生まれる。宗教的寓意や奇怪な幻想的風景を描く独自の画風。代表作に『快楽の園』三部作や『最後の審判』など。中世末期の信仰と世俗性を融合させた作品群は後世に影響。シュルレアリスムなど現代美術にも通じる先駆的要素を持つ。

1516年ヒエロニムス・ボス画家 1450年

1617年

ディオニシオ・ラッツァーリ

(1617 - 1617)

建築家、彫刻家

建築家彫刻家

17世紀イタリアの建築家・彫刻家。バロック様式の装飾に優れた作品を残した。

ディオニシオ・ラッツァーリは17世紀イタリアで活躍した建築家・彫刻家です。ナポリを拠点にバロック様式の教会や宮殿の設計を手がけ、精緻な石彫装飾で知られました。特にサン・ジェンナーロ大聖堂の改修や礼拝堂の装飾などで名声を博しました。建築と彫刻を融合させた独自の作風は後進に大きな影響を与えました。彼の作品はイタリア・バロック芸術の重要な遺産として今日も評価されています。

1617年ディオニシオ・ラッツァーリイタリア語版 1617年

天保8年7月9日

小俣蠖庵

(1765 - 1837)

篆刻家、日本画家、書家

篆刻家日本画家書家

江戸時代後期の篆刻家・日本画家・書家。印章と文人画で知られる。

小俣蠖庵（1765–1837）は江戸時代後期の篆刻家・日本画家・書家です。中国の青田石を用いた精緻な印章彫刻で名声を得ました。日本画では文人画風を取り入れ、山水や花鳥を題材にした作品を残しました。書道においても柔軟な筆致で多くの書風を学び、独自の表現を確立しました。弟子の育成にも力を注ぎ、後進の篆刻・書画文化の発展に寄与しました。

1837年天保 7月9日小俣蠖庵篆刻家日本画家書家 1765年

1919年

ルッジェーロ・レオンカヴァッロ

(1857 - 1919)

作曲家

イタリアの作曲家。オペラ『道化師（パリアッチ）』で名声を得た。

ルッジェーロ・レオンカヴァッロは1857年にナポリ近郊で生まれました。実在主義（ベリズモ）オペラの代表作『道化師（パリアッチ）』を作曲し、世界中で上演されました。豊かなメロディと劇的な構成で聴衆を魅了し、イタリア音楽界に大きな足跡を残しました。指揮者や音楽評論家としても活動し、後進の育成にも貢献しました。 1919年に没し、その作品は現在もオペラ・レパートリーの一つです。

ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲家 1857年

1937年

塚本靖

(1869 - 1937)

建築家

1937年塚本靖建築家 1869年

1943年

シャイム・スーティン

(1893 - 1943)

画家

ロシア出身のフランス画家。エコール・ド・パリを代表し、表現主義的な筆致で知られる。

シャイム・スーティンは1893年にベラルーシで生まれた画家です。若くしてパリに渡り、エコール・ド・パリの画家として知られるようになりました。激しい筆致と鮮烈な色彩で感情を表現し、肖像画や静物画を中心に制作しました。同時期の画家モディリアーニとも親交を結び、創作活動を共にしました。生前は限られた範囲でしか評価されませんでしたが、没後に高く評価され、20世紀美術における重要な画家とされます。1943年に逝去するまで、自己流の画風を追求し続けました。

1943年シャイム・スーティン画家 1893年

1955年

マリオン・バウアー

(1882 - 1955)

作曲家

アメリカの作曲家。20世紀初頭の現代音楽を推進した女性作曲家。

マリオン・バウアー（1882年 - 1955年）はアメリカの作曲家、音楽教育者、音楽評論家。スクリプス・カレッジで音楽を学び、作曲やピアノ教育に従事。彼女は教育活動を通じて多くの若手音楽家を指導し、現代音楽の普及に努めた。また、女性作曲家として自立を追求し、数多くの室内楽作品やピアノ曲を残した。批評家としても活躍し、音楽雑誌への寄稿を通じて新進作曲家を支援した。

1955年マリオン・バウアー 1882年

1966年

ヨースタ・ニューストレム

(1890 - 1966)

作曲家

作曲家として交響曲や室内楽作品を手掛けた北欧の作曲家。

ヨースタ・ニューストレム（1890年 - 1966年）は作曲家。交響曲や室内楽、合唱作品など多彩なジャンルの作品を発表。北欧音楽の伝統を受け継ぎつつ、新しい和声やリズムを導入した作風で知られる。教育者として後進の指導にも携わり、多くの音楽家を育成した。

1966年ヨースタ・ニューストレム 1890年

1974年

ビル・チェイス

(1934 - 1974)

トランペット奏者

アメリカのトランペット奏者。ジャズ・ロックバンド『チェイス』を結成し、革新的なサウンドを発信した。

1934年生まれ。早くからトランペットの才能を示し、スタジオミュージシャンとして数多くのレコーディングに参加。1971年に自身のバンド『チェイス』を結成し、ジャズとロックを融合させたエネルギッシュな演奏で注目を集める。代表曲『Get It On』などヒットを飛ばし、ライブパフォーマンスでも高い評価を得た。1974年の飛行機事故により急逝するも、その音楽は今なお愛され続けている。

1974年ビル・チェイスチェイス 1934年

1975年

木村卜堂

(1905 - 1975)

書家

日本の書家。伝統と個性を融合させた独自の書風で知られる。

1905年生まれ。幼い頃から書道を学び、古典の技法を基礎にしつつ新しい表現を探求した。数々の展覧会で高い評価を受け、近代書道の発展に寄与。後進の指導にも情熱を注ぎ、多くの門弟を育成した。柔らかな線と力強い筆致を合わせ持つ作風は、今日の書壇にも影響を与え続けている。1975年にこの世を去った。

1975年木村卜堂 1905年

1975年

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

(1906 - 1975)

作曲家

ロシアを代表する作曲家。深い感情と社会批評を内包した作品群で知られる。

1906年にサンクトペテルブルクで生まれる。若くして才能が認められ、交響曲第1番で評価を得る。ソビエト政権下で創作活動を続け、『交響曲第5番』などで体制への葛藤を象徴的に表現。室内楽や協奏曲、オペラにも傑作を残し、20世紀音楽に大きな足跡を刻んだ。晩年は国際的に称賛され、1975年にこの世を去るまで精力的に作曲活動を行った。

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ 1906年

1976年

小杉太一郎

(1927 - 1976)

作曲家

日本の作曲家。多彩な作品で映画音楽や舞台音楽に貢献した。

1927年生まれ。東京で音楽教育を受け、戦後すぐに作曲活動を開始。映画や演劇、テレビ番組のための音楽を手がけ、そのメロディアスで情感豊かな作風が多くの聴衆に愛された。教育者としても後進の指導に努め、日本の音楽文化の発展に寄与した。1976年に逝去。

1976年小杉太一郎 1927年