08月09日の誕生日 - 科学者・研究者

1759年

ヨハン・クリストフ・グーツ・ムーツ

(1759 - 1839)

教育学者

ドイツの教育学者で、近代体育教育の基礎を築いた先駆者。

1759年にドイツで生まれ、教育改革に関心を持った。1793年に刊行した『青年のための体育』で体系的な体育教育法を提案。身心の調和を重視し、体育を学校教育に取り入れる重要性を説いた。近代オリンピック発祥にも影響を与えたとされる。1839年に没するまで、多くの教育者に影響を与えた。

1759年ヨハン・クリストフ・グーツ・ムーツ教育学者 1839年

1776年

アメデオ・アボガドロ

(1776 - 1856)

物理学者、化学者

物理学者化学者

イタリアの物理学者・化学者で、アボガドロの法則を提唱した人物。

1776年にイタリアのトリノで生まれる。1811年に分子同数質量の概念を示したアボガドロの法則を発表。気体の体積と分子数の関係を理論化し、原子論の発展に寄与した。アボガドロ定数の発見に繋がる業績は現代科学に欠かせない。1856年に没し、その功績は化学教育でも重要視されている。

1776年アメデオ・アボガドロ物理学者化学者 1856年

1819年

ウィリアム・T・G・モートン

(1819 - 1868)

歯科医師、医学者

歯科医師医学者

アメリカの歯科医師・医学者で、公衆の前で初めてエーテル麻酔を実演した。

1819年にマサチューセッツ州で生まれた歯科医師。1846年にボストン総合病院でエーテル麻酔のデモンストレーションを初めて公開。これにより近代麻酔学が確立し、痛みの少ない手術の実現に貢献。生涯を通じて麻酔法の普及と改良に尽力した。1868年に没し、その功績は医学史に刻まれている。

1819年ウィリアム・T・G・モートン歯科医師医学者 1868年

1896年

ジャン・ピアジェ

(1896 - 1980)

心理学者

スイスの心理学者・認知発達理論の創始者。発達段階説で子どもの認知を解明した。

ジャン・ピアジェ（1896-1980）は、スイス出身の心理学者。子どもの認知発達段階を研究し、センソリモーター期や前操作期などの理論を提唱した。ジュネーブ大学で学び、遺伝認識論（ジェネティック・エピステモロジー）を確立した。主要著作に『子どもの言語と思考』『認識の誕生』などがある。教育心理学や発達心理学の基礎を築き、世界中の教育現場に影響を与えた。晩年まで研究を続け、1980年に逝去した。

1896年ジャン・ピアジェ心理学者 1980年

1896年

エーリヒ・ヒュッケル

(1896 - 1980)

化学者

ドイツの物理化学者。デバイ＝ヒュッケル理論で電解質の振る舞いを明らかにした。

エーリヒ・ヒュッケル（1896-1980）は、ドイツの物理化学者。電解質溶液のイオン相互作用を説明するデバイ＝ヒュッケル理論を独自に提唱した。ライプツィヒ大学などで教鞭を執り、物理化学の教育・研究に貢献した。トン可視化や分子間力の研究でも業績を残した。戦後のドイツ化学界の再建にも携わり、多くの後進を育成した。 1980年に逝去した。

エーリヒ・ヒュッケル化学者 1980年

1901年

杉本栄一

(1901 - 1952)

経済学者

1901年杉本栄一経済学者 1952年

1911年

ウィリアム・ファウラー

(1911 - 1996)

物理学者

アメリカの物理学者。1983年にノーベル物理学賞を受賞した核合成研究の先駆者。

ウィリアム・アルフレッド・ファウラー（1911年–1996年）はアメリカの物理学者・天体物理学者。星内部での核反応と元素合成の研究を行い、元素の起源解明に大きく貢献した。1983年に同研究によりノーベル物理学賞を単独で受賞した。カリフォルニア工科大学で教鞭を執り、多くの研究者を指導。業績は宇宙物理学や核天文学の基礎となり、現在でも高く評価されている。

1911年ウィリアム・ファウラー物理学者 1996年

1915年

マイケル・ヤング

(1915 - 2002)

社会学者

イギリスの社会学者であり、社会改革を提唱した人物です。

1915年に生まれたマイケル・ヤングは『才能主義の台頭』で「メリトクラシー」という言葉を提唱し、社会階層の問題に光を当てました。1970年代にはオープン大学（Open University）設立に尽力し、教育の機会均等を推進。消費者協会（Consumers' Association）の創設にも携わり、市民社会の活性化に寄与しました。著書や講演を通じて社会政策の重要性を訴え、幅広い分野で影響を残しました。2002年に87歳で逝去しました。

1915年マイケル・ヤング社会学者 2002年

1927年

マービン・ミンスキー

(1927 - 2016)

コンピュータ科学者

アメリカのコンピュータ科学者。人工知能研究のパイオニアです。

1927年に生まれたマービン・ミンスキーは、MITで人工知能（AI）研究所を設立し、知能の仕組み解明に挑みました。認知科学やロボティクスなど、多分野にまたがる研究を推進し、多数の論文を発表。著書『心の社会』などで集合知の概念を提唱し、AI哲学に大きな影響を与えました。教育者としても後進の育成に尽力し、多くの研究者を輩出。2016年に88歳で逝去しました。

マービン・ミンスキーコンピュータ科学 2016年

1939年

ロマーノ・プローディ

経済学者、イタリア第75・79代首相、民主党議長

経済学者イタリア第75・79代首相民主党議長

イタリアの経済学者・政治家。2度にわたり首相を務め、欧州委員会委員長も歴任。

ロマーノ・プローディは1939年8月9日イタリアで生まれ。経済学者として大学教授を経て、1996年から1998年、2006年から2008年に第75・79代イタリア首相を務めた。1999年から2004年には欧州委員会委員長としてEUの統合と拡大を推進。中道左派連合の指導者として国政改革や財政再建を推進し、国際的にも影響力を発揮した。民主党議長として党の結成にも関わり、イタリア政治に長年貢献している。

1939年ロマーノ・プローディイタリア首相民主党議長

1941年

アルフレッド・エイホ

計算機科学研究者

カナダの計算機科学者。コンパイラ理論とプログラミング言語の研究で著名。

アルフレッド・エイホは1941年8月9日カナダで生まれ。プログラミング言語論とコンパイラ理論の権威で、ジェフリー・ウルマンと共著の教科書『コンパイラ原理（通称ドラゴンブック）』は名著とされる。AWK言語の開発にも携わり、アルゴリズム研究に多大な貢献を果たした。プリンストン大学で教授を務め、多くの研究者を育成。2020年にはジェフリー・ウルマンとともにACMチューリング賞を受賞し、計算機科学界における功績が国際的に評価された。

アルフレッド・エイホ計算機科学

1953年

ジャン・マルセル・ティロール

経済学者

フランスの経済学者。 2014年にノーベル経済学賞を受賞し、産業組織論やゲーム理論で世界的に活躍。

ジャン・マルセル・ティロールは1953年にフランスで生まれ、パリ政治学院で学位取得。大学院では産業組織論を専攻し、市場競争と規制に関する理論を発展させた。特にゲーム理論を応用した独占禁止政策や規制緩和の研究で国際的評価を得る。 2007年からトゥールーズ大学エコール・ド・エコノミー教授を務め、後進の育成にも注力。 2014年には市場のパワーと規制のバランス研究によりノーベル経済学賞を受賞し、世界経済に影響を与え続けている。

1953年ジャン・マルセル・ティロール