08月08日の命日 - 科学者・研究者

1553年

ジローラモ・フラカストロ

(1478 - 1553)

科学者

イタリアの医学者・詩人で、梅毒の命名者として知られる。

ジローラモ・フラカストロはイタリア・パドヴァで活躍したルネサンス期の医学者です。彼は詩『Syphilis』で病名「梅毒」を初めて使用しました。また、感染症の伝播に関する先駆的研究を行い、病原体が媒介物を介して拡散する説（fomes説）を提唱しました。彼の業績は近代疫学の基礎となり、公衆衛生の発展に大きく寄与しました。多才な学者として詩や医学書を著し、その影響はヨーロッパ全域に広がりました。

1553年ジローラモ・フラカストロ科学者 1478年

元文元年7月2日

荷田春満

(1669 - 1736)

国学者

江戸時代前期から中期に活躍した国学の先駆者。

荷田春満は江戸時代の国学者で、日本古典の研究を通じて国学の基礎を築きました。特に『和名抄』や『古事記』などの古典資料を体系的に整理し、国語学や歴史学の発展に寄与しました。京都を拠点に活動し、多くの門人を育成しました。また、漢学にも通じており、漢籍の研究も行いました。彼の功績は後の本居宣長らに大きな影響を与え、国学の隆盛を支えました。

1736年元文 7月2日荷田春満国学者 1669年

享和元年6月29日

細井平洲

(1728 - 1801)

儒学者

江戸時代の儒学者・教育者で、藩校改革に尽力した思想家。

細井平洲は1728年に紀州藩に生まれ、実学的な儒学を重視した教育者として知られます。藩校や私塾での指導を通じて、有能な人材育成を目指し、礼儀や道徳教育を重視しました。実践的な学問として数学や地理、農業なども取り入れたカリキュラムを推進しました。著書『平洲語録』などで教えをまとめ、多くの門弟を育成しました。その影響は幕末維新の志士たちにも及び、日本近代化の基礎を築きました。

1801年享和 6月29日細井平洲儒学者 1728年

1828年

カール・ツンベルク

(1743 - 1828)

植物学者

スウェーデンの植物学者。リンネの弟子として多くの植物を分類研究した。

1743年にスウェーデンで生まれた植物学者。リンネの門下生として植物分類学を学び、1787年にオランダ東インド会社の医師として日本へ渡航し、長崎で膨大な標本を採取した。南アフリカやアジア各地でも調査を行い、その研究範囲は広い。その成果は著書で発表され、植物地理学の発展に寄与した。1828年にヨーロッパで没し、今日まで多くの標本や業績が評価されている。

1828年カール・ツンベルク植物学者 1743年

1897年

ヤーコプ・ブルクハルト

(1818 - 1897)

歴史家

スイスの歴史家。ルネサンス研究の先駆者として知られる。

1818年にスイスのバーゼルで生まれた歴史家。バーゼル大学で教授を務め、文化史の視点を芸術史に導入した。『イタリア・ルネサンスの文化』などの著作でルネサンス期の社会・芸術を解明した。文化史という学際的手法を確立し、20世紀の史学に大きな影響を与えた。1897年に没し、その業績は今日も高く評価されている。

1897年ヤーコプ・ブルクハルト歴史家 1818年

1899年

矢田部良吉

(1851 - 1899)

植物学者

日本の植物学者。明治期の植物分類学の基礎を築いた。

1851年に日本で生まれた植物学者。欧米に留学し、最新の植物学を学んで日本に紹介した。東京帝国大学の教授として多くの研究者を育成した。日本産植物の分類・命名に貢献し、標本収集や図鑑作成を行った。1899年に没し、その業績は後世に受け継がれている。

1899年矢田部良吉 1851年

1909年

ジョセフ・フレデリック・ホワイトエイブス

(1835 - 1909)

古生物学者

イギリス生まれの古生物学者。カナダで先駆的研究を行う。

1835年にイングランドで生まれ、後にカナダに渡る。カナダ地質調査所（Geological Survey of Canada）に所属し、カナダ東部の海洋生物化石の研究を推進した。主に腕足動物や貝類の分類・形態研究で功績を残し、北米古生物学の発展に寄与した。多くの化石標本を収集・記述し、その成果は学術誌に多数発表された。教育者としても活動し、大学で講義を行うなど後進の育成に努めた。 1909年に74歳で没したが、その業績は現在も古生物学の基礎資料として重要視されている。

1909年ジョセフ・フレデリック・ホワイトエイブス英語版 1835年

1962年

柳田國男

(1875 - 1962)

民俗学者

日本の民俗学者。民俗学の父と称され、民衆文化の研究で先駆的な業績を残した。

柳田國男（1875-1962）は日本の民俗学者で、民俗学の基礎を築いたパイオニア。紀州（現和歌山県）出身で、『遠野物語』などの民話採集を通じて地域文化の重要性を訴え、『民俗学』という学問名を確立した。農村社会や伝承行事、神話・伝説の研究で知られ、民俗学用語を多数提唱した。多くの著作で庶民の生活と信仰を丁寧に描写し、幅広い層に影響を与えた。

1962年柳田國男 1875年

1970年

長井真琴

(1881 - 1970)

仏教学者

日本の仏教学者。仏教研究の発展に貢献した。

長井真琴（1881-1970）は日本の仏教学者で、主に大乗仏教の研究を行った。東京大学文学部で学び、その後助教授として教壇に立つ。原典研究に基づく厳密な学術方法を用い、仏典の翻訳や注釈を手がけた。仏教思想の現代的意義を探求し、多くの著作を発表した。学会活動や国際学術交流を通じて、世界的な仏教学研究に貢献した。

1970年長井真琴 1881年

1996年

ネヴィル・モット

(1905 - 1996)

物理学者

イギリスの物理学者。1905年生まれ、1996年没。

ネヴィル・モットはイギリス出身の物理学者。1905年に生まれ、1996年に逝去した。固体物理学の研究に生涯をささげ、電子構造に関する理論を発展させた。その業績により1977年にノーベル物理学賞を受賞し、現代物理学に大きな影響を与えた。学術界で高く評価される研究者である。

1996年ネヴィル・モット物理学者 1905年

2001年

小葉田淳

(1905 - 2001)

歴史学者

日本の歴史学者。日本史の研究に生涯を捧げた。

1905年に生まれ、日本の歴史学者として活動した。生涯を通じて日本史の研究を続け、多くの論文を執筆した。著作を通じて歴史学界に貢献し、後進の育成にも尽力した。主な研究分野や著作の詳細は不明であるが、その功績は評価されている。2001年8月8日に逝去した。

小葉田淳歴史学者 1905年

2002年

降旗武彦

(1922 - 2002)

経営学者、京都大学名誉教授

経営学者京都大学名誉教授

日本の経営学者。京都大学名誉教授。

1922年に生まれ、日本の経営学者として活動した。京都大学で経営学の研究と教育に従事し、名誉教授に就任した。論文や著書を通じて、経営理論の発展に寄与した。多くの学生を指導し、後進の育成に尽力した。2002年8月8日に逝去した。

2002年降旗武彦京都大学 1922年