08月08日の誕生日 - 科学者・研究者

1839年

オットー・フィンシュ

(1839 - 1917)

民俗学者・博物学者、探検家

民俗学者・博物学者探検家

ドイツの民俗学者・博物学者で、19世紀に南太平洋地域を探検しました。

オットー・フィンシュ（1839年–1917年）はドイツの民俗学者・博物学者および探検家です。1865年以降、サモア諸島やニューギニア島を中心に数度の探検を行い、先住民族の生活文化や動植物の標本を大量に収集しました。帰国後はハンブルク動物学博物館の学芸員を務め、研究成果をまとめて民族誌や博物学書を多く刊行しました。彼のフィールドワークは、19世紀後半の民族学と動物分類学の発展に寄与し、多くの種の記載に貢献しました。晩年はドイツ科学アカデミーの会員として後進の育成にも携わりました。

1839年オットー・フィンシュ民俗学者博物学者探検家 1917年

1857年

ヘンリー・フェアフィールド・オズボーン

(1857 - 1935)

古生物学者、地質学者

古生物学者地質学者

アメリカの古生物学者・地質学者。恐竜の研究で知られます。

ヘンリー・フェアフィールド・オズボーン（1857年–1935年）はコロンビア大学で古生物学を教え、アメリカ自然史博物館の館長を務めた地質学者です。新種の恐竜をいくつも命名し、特にティラノサウルス属の研究で名声を得ました。化石の比較解剖学を用いて脊椎動物の進化過程を解明し、演繹法的手法を古生物学に導入しました。また人種や優生学に関する論文も発表し、当時の学界で影響力を持ちました。非営利組織への研究助成や博物館建設にも寄与し、後進の育成を支援しました。晩年は科学史や教育の普及に努めました。

ヘンリー・フェアフィールド・オズボーン古生物学者地質学者 1935年

1861年

ウィリアム・ベイトソン

(1861 - 1926)

遺伝学者

イギリスの遺伝学者。メンデルの法則を再評価し、遺伝学という学問を確立した先駆者。

ウィリアム・ベイトソンはメンデルの遺伝法則に着目し、1905年に「遺伝学（genetics）」という用語を初めて使用しました。動物の形質を研究対象に取り入れ、優性と劣性の概念を体系化。鶏を用いた実験で形質の分離を確認し、広く実証的なアプローチを導入しました。多くの研究者を育成し、20世紀初頭の遺伝学界を牽引。その功績により、遺伝学の父とも称されます。

1861年ウィリアム・ベイトソン遺伝学者 1926年

1897年

ニコラス・ポッペ

(1897 - 1991)

言語学者

ニコラス・ポッペはモンゴル語をはじめとするアルタイ諸語の研究で知られる言語学者。長年にわたり言語類型論や歴史言語学にも貢献した。

ニコラス・ポッペは、1897年にロシア帝国で生まれた言語学者。モンゴル語やトルコ語などアルタイ諸語の史的研究を専門とし、多数の論文を発表した。戦後、ヨーロッパやアメリカで教鞭をとり、若手研究者の育成にも力を注いだ。言語類型論の分野でも先駆的な業績を残し、学界に大きな影響を与えた。 1991年に亡くなったが、彼の著作は現在も研究の基盤として引用され続けている。

1897年ニコラス・ポッペ言語学者 1991年

1901年

アーネスト・ローレンス

(1901 - 1958)

物理学者

アーネスト・ローレンスはサイクロトロンを発明し、1939年にノーベル物理学賞を受賞したアメリカの物理学者。

アーネスト・オーウェン・ローレンスは、1901年にアメリカで生まれた物理学者。 1930年代にサイクロトロン（回転型粒子加速器）を開発し、原子核研究に革命をもたらした。 1939年にはこの業績によりノーベル物理学賞を受賞。第二次世界大戦中はマンハッタン計画にも関わり、核研究を主導した。 1958年に死去したが、サイクロトロン技術は現在の加速器研究の基盤となっている。

1901年アーネスト・ローレンス物理学者 1958年

1902年

ポール・ディラック

(1902 - 1984)

物理学者

ポール・ディラックは量子力学のパイオニアで、ディラック方程式を提唱し反物質の存在を予言した理論物理学者。

ポール・A・M・ディラックは、1902年にイギリスで生まれた理論物理学者。 1920年代にディラック方程式を発表し、電子の相対論的理論を構築した。反物質の存在を予言し、量子力学の発展に大きく貢献した。 1933年にはノーベル物理学賞を受賞し、ケンブリッジ大学やプリンストン高等研究所で研究と教育に従事した。 1984年に逝去するまで、物理学界に多大な影響を与え続けた。

1902年ポール・ディラック 1984年

1926年

古田武彦

(1926 - 2015)

思想史学者、古代史研究家

思想史学者古代史研究家

思想史学者・古代史研究家。日本古代史の謎に挑みました。

1926年8月8日に生まれる。思想史や古代史の研究を通じて、新しい歴史観を提唱しました。特に九州説をはじめとする独自の文明起源論で議論を呼びました。多数の著作や論文を発表し、学術界に大きな影響を与えました。講演活動やテレビ出演でも一般向けに歴史を解説しました。 2015年に89歳で死去しました。

1926年古田武彦思想史 2015年

1931年

ロジャー・ペンローズ

数理物理学者

イギリスの数理物理学者・数学者で、一般相対論や宇宙論の研究で知られる。ノーベル賞受賞者。

ロジャー・ペンローズ（1931-）はイギリスの数学者・数理物理学者。ケンブリッジ大学で学び、一般相対論における特異点の研究で業績を上げた。ホーキングと共同で宇宙の特異点定理を提唱し、ペンローズ・ダイアグラムやツイスター理論を発展させた。非周期的なペンローズ・タイルの発見でも知られ、結晶学や数学的パズルにも影響を与えた。 2020年にはブラックホール形成の研究に対してノーベル物理学賞を受賞した。オックスフォード大学名誉教授として後進の指導にも携わっている。

1931年ロジャー・ペンローズ数理物理学者

1953年

緑川信之

図書館情報学研究者

日本の図書館情報学研究者。デジタル図書館の発展に貢献。

1953年生まれ。図書館情報学を専門とし、学術誌や研究会で論文を発表。図書館の蔵書管理システムやメタデータ標準の整備に取り組む。デジタル化の進展に伴い、オンラインアーカイブの構築やアクセス性向上を推進。大学教員として多くの学生を指導し、後進の育成にも寄与。日本国内外の学会で講演を行い、図書館情報学領域の国際的発展に貢献。

緑川信之図書館情報学研究者