08月08日の誕生日 | calendar.web-standard.org

承暦3年7月3日

堀河天皇

(1079 - 1107)

第73代天皇

平安時代中期の第73代天皇。父は上皇・白河天皇で、7歳で即位しました。

堀河天皇（1079年–1107年）は平安時代中期の天皇で、白河上皇の息子として生まれました。1087年に幼くして即位し、17年余りの治世を送りました。父の白河上皇による院政下で政治が行われたため、実質的な政務は上皇が担いました。学問や文化を奨励し、貴族社会の安定に寄与したとされています。28歳で崩御し、若くして世を去りました。

1079年承暦 7月3日堀河天皇天皇 1107年

1694年

フランシス・ハッチソン

(1694 - 1746)

哲学者

スコットランドの哲学者で、功利主義の先駆者の一人とされています。

フランシス・ハッチソン（1694年–1746年）は英国経験論に影響を与えたスコットランドの哲学者です。グラスゴー大学で教育者として活躍し、人間の道徳感情や美的感覚の起源を探求しました。代表作『人間の理性記憶についての探求』では、人間の知覚と判断の基礎にある自然法則を論じました。彼の思想はデイヴィッド・ヒュームやアダム・スミスらの啓蒙思想家に影響を与えました。功利主義的な道徳観の先駆となり、近代倫理学の発展に寄与しました。

1694年フランシス・ハッチソン 1746年

宝永6年7月3日

徳川家継

(1709 - 1716)

江戸幕府第7代将軍

江戸幕府第7代将軍。幼くして就任し、6歳で崩御しました。

徳川家継（1709年–1716年）は第7代江戸幕府将軍としてわずか3歳で征夷大将軍に就任しました。父は第6代将軍・徳川家宣です。在位中は側近や老中による補佐で政務が運営されました。幼少の将軍として幕府権力は家宣側近により維持され、将軍継嗣の不安定さが課題となりました。1716年に急逝し、享年6歳であったため、後継を巡る混乱が一時的に生じました。短い治世でしたが、幕府内部の権力構造を示す事例として歴史に残っています。

1709年宝永 7月3日徳川家継江戸幕府将軍 1716年

寛保元年6月27日

宗義暢

(1741 - 1778)

第10代対馬国府中藩主

江戸時代後期の対馬府中藩第10代藩主。朝鮮通信使の接遇で知られます。

宗義暢（1741年–1778年）は対馬府中藩第10代藩主として藩政を担いました。対馬藩は朝鮮との外交窓口として朝鮮通信使を迎える役割があり、義暢もその接遇を務めました。藩内では財政再建や領民救済に取り組み、検地や減税などの改革を行いました。また文化・学問を奨励し、藩校の充実を図りました。37歳で早逝しましたが、対馬藩の基盤強化に貢献した人物とされます。

1741年寛保 6月27日宗義暢対馬国府中藩主 1778年

明和元年7月11日

上杉治広

(1764 - 1822)

第10代出羽国米沢藩主

出羽国米沢藩第10代藩主。藩政改革と学問奨励に尽力しました。

上杉治広（1764年–1822年）は米沢藩第10代藩主として、藩政の立て直しに携わりました。財政難に直面した藩を再生させるため、検地や倹約令を実施し、財源確保に努めました。また藩校『興譲館』の運営を強化し、藩士の教育水準向上を図りました。和歌や書道を嗜み、藩内文化の振興にも貢献しました。58歳で没し、その治世は米沢藩の近世末期を支えた時代として評価されています。

1764年明和 7月11日上杉治広出羽国米沢藩主 1822年

寛政10年6月26日

松平光庸

(1798 - 1878)

第8代信濃国松本藩主

信濃国松本藩第8代藩主。幕末期の藩政改革を推進しました。

松平光庸（1798年–1878年）は松本藩第8代藩主として、幕末期に藩政の刷新を図りました。財政再建や殖産興業の奨励に努め、藩内の近代化を進めました。また、藩校での蘭学教育や洋学導入を支援し、人材育成にも力を注ぎました。戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に参加しましたが、後に恭順して明治維新後は華族に列せられました。明治政府での活動は少なかったものの、藩政改革者として評価されています。

1798年寛政 6月26日松平光庸信濃国松本藩主 1878年

1838年

ゲオルク

(1838 - 1904)

ザクセン王国第6代国王

ザクセン王国の第6代国王。短い治世の中で文化振興に努めました。

ゲオルク（1838年–1904年）はドイツのザクセン王国第6代国王として、1902年に兄アルベルトの後を継ぎました。治世はわずか2年に満たないものでしたが、芸術や教育の支援に力を注ぎました。在位以前は摂政として国内政治に関与し、軍備改革や鉄道網の整備を推進しました。また、博物館や美術館の整備を奨励し、文化都市ドレスデンの発展に寄与しました。1904年に急逝し、その治世は短命に終わりました。

1838年ゲオルクザクセン王国 1904年

1839年

オットー・フィンシュ

(1839 - 1917)

民俗学者・博物学者、探検家

民俗学者・博物学者探検家

ドイツの民俗学者・博物学者で、19世紀に南太平洋地域を探検しました。

オットー・フィンシュ（1839年–1917年）はドイツの民俗学者・博物学者および探検家です。1865年以降、サモア諸島やニューギニア島を中心に数度の探検を行い、先住民族の生活文化や動植物の標本を大量に収集しました。帰国後はハンブルク動物学博物館の学芸員を務め、研究成果をまとめて民族誌や博物学書を多く刊行しました。彼のフィールドワークは、19世紀後半の民族学と動物分類学の発展に寄与し、多くの種の記載に貢献しました。晩年はドイツ科学アカデミーの会員として後進の育成にも携わりました。

1839年オットー・フィンシュ民俗学者博物学者探検家 1917年

1857年

セシル・シャミナード

(1857 - 1944)

作曲家、ピアニスト

作曲家ピアニスト

フランスの作曲家・ピアニスト。優雅なピアノ小品で国際的に活躍しました。

セシル・シャミナード（1857年–1944年）はパリ音楽院で学んだフランスの作曲家・ピアニストです。ロマン派と印象派が融合した独自の作風を持ち、多くのピアノ小品や歌曲を作曲しました。特に『オータム』や『セレナーデ』などは広く知られ、19世紀末から20世紀初頭にかけて世界各地で演奏されました。1913年にはフランス政府からレジオンドヌール勲章を授与されています。演奏家としても活躍し、その繊細なタッチと豊かな表現力で高く評価されました。晩年も作曲活動を続け、長寿を全うしました。

1857年セシル・シャミナード作曲家ピアニスト 1944年

1857年

ヘンリー・フェアフィールド・オズボーン

(1857 - 1935)

古生物学者、地質学者

古生物学者地質学者

アメリカの古生物学者・地質学者。恐竜の研究で知られます。

ヘンリー・フェアフィールド・オズボーン（1857年–1935年）はコロンビア大学で古生物学を教え、アメリカ自然史博物館の館長を務めた地質学者です。新種の恐竜をいくつも命名し、特にティラノサウルス属の研究で名声を得ました。化石の比較解剖学を用いて脊椎動物の進化過程を解明し、演繹法的手法を古生物学に導入しました。また人種や優生学に関する論文も発表し、当時の学界で影響力を持ちました。非営利組織への研究助成や博物館建設にも寄与し、後進の育成を支援しました。晩年は科学史や教育の普及に努めました。

ヘンリー・フェアフィールド・オズボーン古生物学者地質学者 1935年

1861年

ウィリアム・ベイトソン

(1861 - 1926)

遺伝学者

イギリスの遺伝学者。メンデルの法則を再評価し、遺伝学という学問を確立した先駆者。

ウィリアム・ベイトソンはメンデルの遺伝法則に着目し、1905年に「遺伝学（genetics）」という用語を初めて使用しました。動物の形質を研究対象に取り入れ、優性と劣性の概念を体系化。鶏を用いた実験で形質の分離を確認し、広く実証的なアプローチを導入しました。多くの研究者を育成し、20世紀初頭の遺伝学界を牽引。その功績により、遺伝学の父とも称されます。

1861年ウィリアム・ベイトソン遺伝学者 1926年

1864年

トード・ラムゼイ

(1864 - 1906)

元プロ野球選手

アメリカのプロ野球選手（投手）。1880年代に独特のカーブ投法で活躍した投手として知られる。

ジョン・“トード”・ラムゼイは、1880年代後半に活動したプロ野球の投手です。セントルイス・マルーンズ（後のカージナルス）でプレーし、1886年に177奪三振を記録。特にカーブボールを駆使した投球で打者を翻弄し、当時の最多奪三振記録を樹立。 1901年まで現役を続け、その後も野球界に名を残しました。 1906年に44歳で没しましたが、その豪快な投球スタイルはいまも語り草となっています。

1864年トード・ラムゼイプロ野球選手 1906年