文政4年7月10日
伊能忠敬らによって作られた日本地図「大日本沿海輿地全図」が江戸幕府に献上される。
In 1821, cartographer Inō Tadataka presented his 'Complete Map of the Coastline of Japan' to the Tokugawa shogunate, offering the first precise national survey.
Created over nearly two decades of dedicated surveys, Inō Tadataka's Complete Map of the Coastline of Japan was formally presented to the shogunate on July 10, 1821. Utilizing Western triangulation methods, Tadataka mapped Japan's coastline with unprecedented accuracy. His charts corrected centuries-old errors and provided invaluable data for navigation, administration, and defense. The map project showcased the synthesis of traditional Japanese scholarship and modern surveying techniques. It stands as a landmark achievement in the history of cartography.
1821年
文政
7月10日
伊能忠敬
日本地図
大日本沿海輿地全図
江戸幕府
1839年
プルコヴォ天文台が設立される。
ロシア・プルコヴォ天文台が創設され、当時最新の天文観測施設としてヨーロッパで重要な役割を果たしました。
1839年、ロシア帝国サンクトペテルブルク近郊にプルコヴォ天文台が設立されました。
ニコライ1世の庇護のもと、当時最大級の望遠鏡や精密観測機器が導入されました。
観測台は経緯度経度の測定や星表作成、彗星観測など多岐にわたる研究を行い、天文学の発展に寄与。
その正確な時刻信号は鉄道や通信にも利用され、科学技術のインフラとしても機能しました。
後の世代の天文学者たちにとって重要な拠点であり、世界天文台のネットワーク強化にも貢献しました。
1839年
プルコヴォ天文台
1944年
IBM製作による世界初の大規模自動デジタルコンピュータHarvard Mark Iがハーバード大学に到着。
IBM製造のHarvard Mark Iがハーバード大学に到着し、世界初の大規模自動デジタルコンピュータが稼働準備を開始。
1944年8月7日、IBMが開発したHarvard Mark Iがアメリカ・ハーバード大学に到着しました。
正式名称はAutomatic Sequence Controlled Calculator(ASCC)で、全長約15mの大型機器でした。
パンチカードと紙テープを用いて計算を自動化し、天文計算や兵器開発に利用されました。
計算精度は当時の技術として飛躍的であり、後のコンピュータ技術の礎を築きました。
科学者のグレース・ホッパーらがプログラム開発に携わり、プログラミング概念の発展にも貢献しました。
1944年
IBM
コンピュータ
Harvard Mark I
ハーバード大学
1945年
日本海軍が開発した日本初の国産ジェット機「橘花」が初飛行。
日本海軍が開発した初の国産ジェット戦闘機「橘花」が初飛行し、航空技術の新時代を予感させました。
1945年8月7日、海軍技術研究所が開発したジェット機「橘花」が初飛行に成功しました。
橘花は日本初の国産ジェット戦闘機として、英国製ジェット機から技術を学びつつ設計されました。
推力は約750kgfのネ20ターボジェットエンジンを搭載し、比較的短距離離陸性能を実現しました。
戦局の悪化により量産化は叶わなかったものの、その試作機は戦後の航空研究に貴重なデータを提供しました。
橘花の開発は日本の航空工学発展におけるマイルストーンと位置づけられています。
日本海軍
橘花
1947年
コンティキ号がペルー ポリネシア8,300kmの筏による太平洋漂流実験に成功。
トール・ヘイエルダール率いるコンティキ号が、ペルーからポリネシアまで約8,300kmの筏漂流に成功した歴史的実験。
古代人の太平洋横断可能性を検証するために行われた冒険的な航海。
1947年8月7日、ノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダール率いる6名の探検隊がコンティキ号をペルーのチャンチャマヨ川河口から出航。
全長15m、植物繊維とバルサ材で製作された原始的筏で、太平洋を実際に渡ることで古代人の航海技術を再現・検証した。
漂流は約53日間に及び、約8,300kmを航行し、11月30日にポリネシアのラロワ島近くに到着。
この成功は学術界や一般の注目を集め、トール・ヘイエルダールの冒険譚は後にベストセラーとなった。
太平洋の島嶼間の交流や、古代の航法技術に関する研究に大きな影響を与えた。
1947年
コンティキ号
筏
1955年
東京通信工業(現在のソニー)が日本初のトランジスタラジオTR 55を発売。
東京通信工業(現ソニー)が日本初のトランジスタラジオ『TR-55』を発売し、家電産業に革新をもたらした。
1955年8月7日、東京通信工業(現ソニー)は世界最小クラスのトランジスタラジオ『TR-55』を日本国内で発売した。
TR-55は本格的なトランジスタを採用し、従来の真空管ラジオに比べて小型・軽量・低消費電力を実現。
携帯性を重視したデザインで、一般家庭のみならずアウトドアや災害時の情報端末としても注目を集めた。
発売当初は高価であったものの、その後の技術改良と大量生産によって価格が下がり、日本のラジオ普及率向上に寄与した。
この製品の成功は、ソニーを世界的なエレクトロニクスメーカーへと成長させる契機となった。
1955年
ソニー
トランジスタラジオ
1959年
アメリカの地球観測衛星エクスプローラー6号が打ち上げ。
1959年8月7日、アメリカが地球観測衛星エクスプローラー6号を打ち上げ、初めて宇宙から地球を撮影した。
1959年8月7日、アメリカ陸軍通信技術局(RTC)がエクスプローラー6号を打ち上げ。
衛星にはスキャン赤外線放射計やビデオカメラ装置を搭載し、地球の雲システムや温度分布を観測することが目的だった。
4時間後の北太平洋上空で、粗いながらも初の地球写真を取得。
画像は数ドットの解像度ながら、宇宙から地球を視覚的に捉えた歴史的成果となった。
この成果は気象衛星開発の先駆けとなり、後の全球気象観測衛星プログラムにつながった。
1959年
エクスプローラー6号
1971年
アメリカの有人月宇宙船アポロ15号が地球に帰還。
アポロ15号が月探査を終えて無事地球に帰還。
1971年7月26日に打ち上げられたアポロ15号は、4度目の有人月着陸ミッションとして月面車を用いた探査を行いました。
デイヴィッド・スコット船長、アルフレッド・ウォーデン操縦士、ジェームズ・アーヴィン搭乗員の3名は月表面で岩石採集や写真撮影を実施。
約12日間のミッションを終えたアポロ15号は、8月7日に太平洋上の着水地点に無事帰還しました。
この成功により、月面での長期滞在と科学調査の有効性が実証されました。
アポロ15号
1976年
アメリカの火星探査機バイキング2号が火星の軌道に投入。
Viking 2号探査機が火星の周回軌道に投入される。
NASAの火星探査機バイキング2号は、1975年9月9日に打ち上げられました。
8月7日(UTC)に火星周回軌道への投入に成功し、火星の大気や表面の撮影を開始。
オービターは高解像度カメラや分光計を用いて詳細なデータを収集し、後続のランダー着陸に向けた環境評価を支援。
こうした観測結果は、火星探査の基礎研究や将来の有人ミッション計画に大きく寄与しました。
1976年
バイキング2号
火星
1985年
毛利衛・内藤千秋・土井隆雄の3名が日本人初の宇宙飛行士に選ばれる。
毛利、内藤、土井の3名が日本人初の宇宙飛行士に選抜。
1985年8月7日、NASAの宇宙飛行士候補として毛利衛、内藤千秋、土井隆雄の3名が選抜され、日本人初の宇宙飛行士となることが決定しました。
彼らはアメリカで厳しい訓練を受ける最初の日本人チームで、スペースシャトル計画への参加を目指しました。
選抜により日本の有人宇宙開発に新たな一歩が刻まれ、国内で大きな注目を集めました。
1985年
毛利衛
内藤千秋
土井隆雄
宇宙飛行士
2006年
兵庫県丹波市の篠山層群より、白亜紀の恐竜であるティタノサウルスのほぼ全身の化石が発見され、後に丹波竜と命名される。
2006年、兵庫県丹波市で白亜紀のティタノサウルス類ほぼ全身の化石が発見され、『丹波竜』と命名されました。
2006年8月7日、兵庫県丹波市の篠山層群で白亜紀後期のティタノサウルス類とされるほぼ全身骨格の化石が発見されました。
発見された化石は世界的にも保存状態が良く、骨格研究に多大な貢献が期待されています。
調査チームはこの個体を『丹波竜』と命名し、地質時代や生態の解析を進めています。
化石は現在、現地の博物館で展示され、国内外から注目を集めています。
この発見は恐竜研究に新たな知見をもたらし、日本の古生物学史における重要な地位を占めています。
2006年
兵庫県
丹波市
白亜紀
恐竜
ティタノサウルス
化石
丹波竜