08月07日の命日 - 科学者・研究者

1782年

アンドレアス・ジギスムント・マルクグラフ

(1709 - 1782)

化学者

ドイツの化学者。天然物化学と金属化学の研究を開拓した。

1709年にベルリンで生まれる。ハレ大学で化学を研究し、金属抽出法を改良。 1747年にブドウ糖（グルコース）を初めて単離し、糖化学の基礎を築く。リンや亜鉛の抽出・精製法を開発し、多数の論文を発表。 1782年8月7日に没し、18世紀の化学発展に大きく貢献した。

1782年アンドレアス・ジギスムント・マルクグラフ英語版 1709年

1817年

ピエール＝サミュエル・デュ・ポン・ド・ヌムール

(1739 - 1817)

ジャーナリスト、重農主義の経済思想家、政治家

ジャーナリスト重農主義の経済思想家政治家

フランスの重農主義経済学者、ジャーナリスト、政治家。デュポン家の始祖。

ピエール＝サミュエル・デュ・ポン・ド・ヌムールは1739年にフランスで生まれた。重農主義を唱えた経済思想家として知られ、農業中心の経済理論を提唱した。フランス革命期には政治顧問や国庫監査官を歴任し、国政に影響を与えた。王政崩壊後はアメリカに亡命し、後のデュポン家を設立する基盤を築いた。 1817年にパリで逝去し、その思想と実業家としての遺産が後世に受け継がれた。

1817年ピエール＝サミュエル・デュ・ポン・ド・ヌムール 1739年

1834年

ジョゼフ・マリー・ジャカール

(1752 - 1834)

発明家

フランスの発明家・機械技術者。ジャカード織機を発明した。

ジョゼフ・マリー・ジャカールは1752年にフランスで生まれた。パンチカードを利用した自動織機『ジャカード織機』を考案し、1801年に特許を取得した。この技術は織物工業に革命をもたらし、産業革命を加速させた。後のコンピューターのプログラム概念にも影響を与えたとされる。 1834年に没し、その革新的機械は世界中で広く採用された。

1834年ジョゼフ・マリー・ジャカール 1752年

1848年

イェンス・ベルセリウス

(1779 - 1848)

化学者

スウェーデンの化学者。近代化学の基礎を築いた巨人。

イェンス・ベルセリウスは1779年にスウェーデンで生まれた。原子量の正確な測定法を確立し、元素分析の体系化に貢献した。化学式記法を考案し、元素記号の使用を普及させた。セレンやチタンなど複数の新元素を発見し、無機化学の発展を支えた。教育者としても知られ、多くの後進を指導した。 1848年にストックホルムで逝去し、近代化学の基礎を築いた。

1848年イェンス・ベルセリウス化学者 1779年

1898年

ジェームズ・ホール

(1811 - 1898)

地質学者、古生物学者

地質学者古生物学者

アメリカの地質学者・古生物学者。ニューヨーク州立博物館の長として知られる。

1811年にマサチューセッツで生まれ、ハーバード大学で化学と鉱物学を学んだ。1842年からニューヨーク州立博物館の主管として地層調査を指導し、多数の化石発見を記録した。特にデボンやシルル紀の研究で名声を得て、数多くの論文を発表した。彼の分類体系は後の地質学研究に大きな影響を与えた。また米国地質調査の基礎を築いた功績でも知られる。1898年にニューヨークで亡くなり、学界に偉大な遺産を残した。

1898年ジェームズ・ホール地質学者古生物学者 1811年

1898年

ゲオルク・エーバース

(1837 - 1898)

エジプト学者、小説家

エジプト学者小説家

ドイツのエジプト学者・小説家。エーベルス写本で名高い。

1837年にゲッティンゲンで生まれ、古典学を学んだ後にエジプト学の研究に専念した。エジプト医学文書であるエーベルス写本を発見し、その解読と出版で世界的な評価を得た。さらに『エジプトの王女』など歴史小説を執筆し、一般読者にも古代エジプト文化を紹介した。ライプツィヒ大学で教鞭を執り、多くの弟子を育てた。彼の作品はエジプト熱をヨーロッパに広める一因となった。1898年にローマで亡くなり、学術と文学の両分野で功績を残した。

ゲオルク・エーバース 1837年

1905年

アレクサンダー・メルヴィル・ベル

(1819 - 1905)

演説学者

イギリスの言語学者・発声学の先駆者。

1819年にエディンバラで生まれ、発声学と言語学の研究を深めた。『Visible Speech』という音標文字を考案し、難聴者や言語障害者の教育に貢献した。1847年に家族でカナダへ移住し、その後アメリカでも講義を行った。息子アレクサンダー・グラハム・ベルとともに音声研究を推進し、電話発明への間接的な影響を与えた。教育者としての業績も高く評価される。1905年に死去し、音声学の基盤を築いた。

1905年アレクサンダー・メルヴィル・ベル 1819年

1912年

フランソワ＝アルフォンス・フォーレル

(1841 - 1912)

科学者

スイス出身の科学者で、湖沼学（リモノロジー）の先駆者として知られる。レマン湖の研究で名高い。

フランソワ＝アルフォンス・フォーレル（1841-1912）はスイスの科学者であり、湖沼学の創始者とされる。パテ科大学（ローザンヌ大学）で医学を学んだ後、湖の物理的・化学的特性に関する詳細な研究を行った。特にレマン湖の水質や循環現象を解明し、湖沼生態学分野の基礎を築いた。著書『レマン湖研究』などで多くの論文を発表し、後の環境科学や水産学に大きな影響を与えた。教育者としても活躍し、多くの研究者を育成した。

1912年フランソワ＝アルフォンス・フォーレル科学者 1841年

1951年

二反長音蔵

(1875 - 1951)

農民・農業技術者

日本の農民・農業技術者。地域農業の近代化に貢献。

二反長音蔵は1875年に生まれ、日本の農民・農業技術者として活動した。農民としての実践知を生かし、土壌改良や栽培方法の研究に取り組んだ。農作物の収量向上や品質改善に寄与し、地域農業の近代化を支えた。後進の農家への技術指導も行い、農村の発展に大きく貢献した。 1951年に逝去した。

1951年二反長音蔵 1875年

1958年

ハーバート・オズボーン・ヤードリー

(1889 - 1958)

暗号学者、The American Black Chamber著者

暗号学者 The American Black Chamber著者

アメリカの暗号学者。『The American Black Chamber』で暗号解読の内幕を初めて公開した。

ハーバート・オズボーン・ヤードリー（1889-1958）はアメリカの暗号学者。第一次世界大戦後、米国初の政府暗号解読機関「ブラック・チェンバー」で活動した。外務省の暗号解読を担当し、諜報活動に貢献したが、機密暴露を理由に政府機関を退職。 1921年に著書『The American Black Chamber』を出版し、暗号解読の手法と国家機密を公開した。この書は暗号学界に大きな衝撃を与え、後の情報戦略にも影響を与えた。 1958年に亡くなった。

1958年ハーバート・オズボーン・ヤードリー The American Black Chamber 1889年

1964年

島善鄰

(1889 - 1964)

農学者

日本の農学者。農業研究を通じて戦前から戦後の食糧増産に貢献した。

島善鄰（1889-1964）は日本の農学者。稲作を中心とした農業研究に従事し、品種改良や栽培技術の改良を推進した。特に肥料研究や病害虫対策に取り組み、収量向上に貢献した。大学や研究機関で後進の育成にも尽力し、多くの農学者を輩出した。 1964年に没した。

1964年島善鄰農学者 1889年

1974年

ヴァージニア・アプガー

(1909 - 1974)

小児科医、麻酔科医

小児科医麻酔科医

アメリカの小児科医・麻酔科医。新生児評価の「アプガースコア」の考案者。

ヴァージニア・アプガーは1909年にアメリカで生まれ、コロンビア大学で医学を学んだ。 1949年に小児科と麻酔科の研究を始め、1952年に新生児の健康評価指標「アプガースコア」を考案。この評価法は新生児の状態を可視化し、蘇生処置の標準化に寄与した。初の女性麻酔科教授としてリーダーシップを発揮し、周産期医療の向上に貢献。 1974年8月7日に永眠し、その功績は現在も世界中で活用されている。

ヴァージニア・アプガー 1909年